トリミングテーブルの上で行われていること
いつもご利用ありがとうございます。
One for Dog の齋藤です。
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早速本題です。
今回はオンラインサロン「愛犬文化村」で反響が多かった記事をご紹介します。
文章だと伝わりにくい記事なので想像力をフル回転してお読みください。
これはお手入れ教室の生徒さんによくある疑問です。
今日はそんな犬たちの行動心理についてお話したいと思います。
例えば、爪切り。
爪切りを嫌がる子がいるとします。
しかし、担当のトリマーさんからは嫌がるなんて聞いたことがない。
では、その子は本当に爪切りが嫌いなのでしょうか?
答えはやっぱり"嫌い"なんです。
#大抵の子は嫌いだよね
しかしこれでは矛盾が生じてしまいます。
嫌いな行為なのにもかかわらず、嫌がっている行動に差があるからです。
つまり嫌な作業だとしても、担当する人によって態度が変わるということなんですね。
例えば、宿題。
嫌いな宿題をやらなければいけない心理として"先生に怒られるから"があると思います。
#それが良いとか悪いとかではなく心理の話です
言葉は悪いですが、要するに”ナメられている”か”ナメられていない”かが重要なんですね。
では実際のところ昨日今日会ったばかりのトリマーさん達は、どのようにしてこの威厳を保っているのでしょうか。
ここをきちんと説明しておかないと、威厳=恐いという誤解が生じ「たぶん裏で脅してるんじゃ…」なんて思われてしまいそうです。
そんなわけで生徒さんはメモのご用意を。
まずトリミングテーブルはトリマーの命とも言える場所です。
この場所はトリマーの場所であり、犬たちの遊び場ではありません。
すなわち主導権はトリマーにあるということを教えなければいけないんですね。
では、その主導権を犬たちに学習させるにはどうするか。
それはトリミングテーブルに犬を乗せる瞬間から始まっています。
例えばトリミングテーブルに対して右向きに犬を乗せたとします。
もし仮にその子が左を向きたいと思い振り返るとしますね。
右を向こうが左を向こうが作業に支障がない場合、特に問題がなさそうな行動ですがここが最重要点。
犬:左を向きたいと思い行動したら向くことが出来た
トリマー:右向きに乗せたのに許可なく左を向かれてしまった
こう解説すると分かりますね。
要するに、その子はトリミングテーブル上で自分の意志通りに動けたという結果を得られたわけです。
逆にトリマーはその権利を奪われたということになります。
動作ひとつで主導権はガラリと変わってしまうんですね。
したがってトリマーはトリミングテーブルに犬を乗せた際、左を向こうとしている犬を元の体勢に瞬時に戻すんです。
“ピッ”とです。
“ピッ”と。
#伝わるか
全校集会でモジモジしている子が先生から姿勢を正される時の…
“ピッ”とです。
“ピッ”と。
#分かるか
これを繰り返し教えることで、
(あれ?もしかしてアタチ勝手に動いちゃダメなの?)
となり、
(爪切りイヤだけど逆らえないし…)
となって、
(しかたないなぁ、ガマンするか)
となります。
ちなみに、トリミングアーム(テーブルに固定されている棒)も似たような働きをします。
一見”右向け右”と”爪切り”になんら共通点がなさそうに見えますが、犬たちの学習はすでに始まっています。
これがよく言うテーブルマナーのひとつ。
床で作業するよりもテーブルの上などで作業した方がおとなしい理由がこれです。
一概に”高いところが恐いから”だけではないんですね。
どうです?
文章だと伝わりにくかったでしょ♪
#二度と書くなです
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ということで、今回はこの辺で。
それでは皆さま素敵なドッグライフをお過ごしください。
One for Dog 齋藤でした!
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