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⑥ 『津小の通学路と線路』昭和50~60年代の習志野市立津田沼小学校 エンサイクロペディア~記憶の彼方にダイブイン~

⑥ 津田沼小学校への通学路の記憶


40年以上前の記憶にある津小。
記憶力が衰えつつある今、徒然なるままに書き綴りたい。記憶違いがなければ良いが。


高所恐怖症にはキツイ?!通学路

いかんせん、40年間津田沼小学校周辺を見ていない。それ故、記憶の中の全てが「巨大」な印象のままなのだ。いわゆる"子供の目線"のままなのである。
津小への通学路も当時は長く遠く感じた(それこそ冬の寒空の下、トイレに行きたかったら尚更、急いで帰るには遠かった)。
きっと大人になってから行ったら、大人の歩幅だと
「なんだ、遠くないじゃん!」と気がつくに違いない。

小学生の頃、来る日も来る日も、
通学路途中にある「巨大な鉄橋」を一日2回渡るのが少々恐怖だった。
その橋は、「はしの文房具屋(子供が大好きな駄菓子屋さん。遠足の前には、友人と"数百円分"を買いに行った場所)」の近くにあった。
鉄橋の下を恐る恐るのぞくと、沢山(4路線ぐらいあった?)の線路が十メートル?下に見えた。

現在は都内在住サラリーマンゆえ、なかなか津田沼に行く時間がとれない。
そ・こ・で、
昭和には無かった”文明の力”
「Googleマップ」様に最近の津田沼の様子を教えてもらうことにした。


高所恐怖症ゆえ怖くてしょうがなかった巨大鉄橋。
下には3路線の京成線だと今更ながら知った。
谷津駅と京成津田沼駅を繋ぐ「京成本線」だ。

しかも、、
「はしの文房具屋(実際は半分が駄菓子屋)」さんは
現在、焼き肉屋さんになっていた・・・行ってみたい!


「キキキ」線路が軋む音が随所に聞こえる街

線路が蛇行しまくる街・津田沼!


そう言えば、通学路だけでなく、友人の家の近くで走り回り遊んでいると、随所で「キキキー」と電車が通過する度に線路が”軋む音”が聞こえた記憶がある。

小さな"太鼓橋"(下には電車の線路。小さい橋なので高所恐怖症でも大丈夫な大きさ)を渡ると草むらがあり、抜けると「住友セメント社宅(団地)」があった。巨大な社宅の敷地内の原っぱで、子供同士で鬼ごっこをすることがあった。
そこでも「キキキー」線路が軋む音が鬼ごっこのお供だった。

公務員宿舎(巨大な団地)の、住友セメント社宅に近い棟の方で鬼ごっこをしてると、キキキー。

今更ながら「Googleマップ」を見て、
その音の理由を理解した。


なるほど!
「JR総武本線は"真っ直ぐ"なのに対し、
新京成線が"蛇行"しまくりじゃないかーーい!」。

今更ながら、おっさんはググりました。。
「津田沼 線路 蛇行」にて。

そしたら、出てくる出てくる「蛇行の謎」が。
全国民(?)が新京成線の蛇行が気になっていたのか!!

新京成電鉄は元々、戦前戦中に陸軍の鉄道第二連隊が使っていた演習線(通称・松戸線)の線路を、戦後になって旅客用に転用したものである。もちろん、修正されている部分も少なくないが、その基本となっているルートは、鉄道連隊時代のものである。

 では鉄道連隊とは何か? 

 日清、日露、第一次世界大戦、そして大東亜戦争(太平洋戦争)と続く近代戦争の中で、実は鉄道連隊は「重要な名脇役」であった。戦地に鉄道を敷き、その運用を含めて補給を根本から支える。敵に破壊された路線を速やかに補修、復旧させる。時には武装した車両で、敵兵とも戦った。

その鉄道連隊の演習線は、なぜ急カーブが多いのか。その理由はいくつかある。演習線では、鉄道を敷く技術力の向上のため、あえて難しいカーブが設けられる。もちろん、敷設後は運転手の腕を磨くのにも最適である。簡単な条件下の演習では、戦地での困難な軍務に耐えることができない。

線路が蛇行しているほうが、敵機からの空襲を受けた場合に避けやすいという考えもあったようだ。以上のような理由から、鉄道連隊の演習線は急カーブが続く軌道となっており、それが現在の新京成電鉄にまで引き継がれているのである。

 現在、多くの乗客はそんなことなど知らぬまま、通勤や通学にこの路線を利用している。

なぜ新京成電鉄はクネクネと走るのか…そのカーブには日本の近現代史が凝縮されていた
日本陸軍「鉄道連隊」の研究 第1回
早坂 隆 ノンフィクション作家
2023/11/20


もちろん(?)、
「自衛隊マニア?」安住紳一郎アナウンサーも「蛇行する新京成線」には2009年に言及している!


出た!
またも、習志野→新京成→富国強兵
→"精鋭"習志野市立津田沼小学校伝説(←我が輩しか言っていない)「スパルタ体育会系 津田沼小学校=軍人養成所」

安住紳一郎アナウンサーにも、是非とも「津田沼小」の行進を見ていただきたい(注意: 平成~令和にも「行間体育の行進」を続けているのか知らない)。


都内小学校卒の"でんぐり返し"すら、驚く程、ふにゃふにゃな我が娘たち
("蹴上がり・振り跳び(下り)"の意味を知らないまま生きていくだろう輩)に
私は言った。

「今年の夏休みはディズニーランドは行かず、津田沼周遊に行くぞ!そして、日本一精鋭部隊・習志野駐屯地(だから、そこ習志野市じゃなくて船橋市だから)の夏祭りに乗り込むぞ!!」

蛇行して、キーキー軋む津田沼の線路も
是非見せたいものだ。

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