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還暦ノスタルジア〜洗濯機

引越し作業は
思い出と向き合う作業だ。
転勤の度に味わってきたが、
今回は特別。
夫は一応の定年退職(役職定年)。
より突き詰めた断捨離となる。

今回保有していた洗濯機のうち一台を
処分することにしたのだが、
結局購入した家電量販店に
引き取ってもらうことで落ち着いた。
まだ4年弱の使用だから、
使える方がいたら譲りたかったが、
うまく見つからず。
リサイクルショップに引き取りに来てもらうことも検討したが、
ぐずぐずぐずぐずのたまわり、
つまりは引き取りをしたくないらしい。
タダで譲りたい
だけなのに、
うまく回らないのは何故なんだろう。

かつて駐在した欧州の都市では、
よく道端に洗濯機のみならず、
冷蔵庫、レンジ、スーツケース、はては
ベッドのマットレスなんて物が出されていたものだ。
使用に耐えそうなものもあるが、
大抵破損箇所がある。
私は当初粗大ゴミを道端に出してるなんて!
(因みに粗大ゴミは最寄りのリサイクルセンターに運んで無料で引き取ってもらえるシステム)
と憤慨したものだが、
何となんと🙄
数日するとその粗大ゴミ擬きが、
ほぼほぼ消滅するのだった。
粗大ゴミの回収はないのだから、
誰かがもらって行くのだ。
たまげたわー😱

対して我が国。
"もったいない"
という名言がもてはやされたこともあるが、
実態は違う。

もったいない洗濯機は、
リサイクル料金と引き取り運送費
計8,800円也
でドナドナどーなーどーなー🎵
である😭

私が幼い頃、
実家の洗濯は
洗濯機←脱水はなし。洗濯物をバーに挟んでレバーをぐるぐる回して絞る式の物が洗濯機の前面に付属していた。
ではあったが、
まだたらいと洗濯板も活躍していた。
たらい!
懐かしい響きだな。

次に我が家にやってきた洗濯機は、
二層式。
左に洗濯槽、右に脱水槽。
脱水槽が珍しくて回るところを眺めていたっけ。

二層式は
就職してからもしばらく使っていたな。

縦型の全自動洗濯機→斜めドラム式乾燥機付き
などなど、
一体型自動洗濯機になってから、
まだ30年余りではないかな。

便利にはなっている。
間違いなく。
でも最早もったいない精神を
実践する日本ではなくなっている。
切ないことだが。

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