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予兆と自己防衛と人の世と

予兆と自己防衛と人の世と

多様性に関して、様々なイベントをされていた団体さんが、内部の問題が生じ、

それにより被害者も出てしまい.

とても期待された取り組みでありながら、

これまでの活動ができなくなってしまいました。


内部のスタッフさんには、

就労支援機関関係者などもかかわってみえましたが、残念ながら、コンプライアンスにおいて、ズレが生じ、それにより、もっとも大切にされていたであろう、方々への信頼が、飛んでいってしまった。

そうした問題が生じる際に、

ハインリヒの法則をあてはめてみるならば、

繊細な予兆や傾向があらわれていると言われ、いくつかの予兆をスルーした場合、

重大な事象に繋がっていくと語られる話しがあります。

ヒヤリハットする段階で何かしら対策をうつ、という学びがそこにはあると言われます。

複数での取り組みでは、コンプライアンス、クレド、あるいはpurpose

時折見直しなどしながらでないと

団体や組織としてズレが生じてしまうようなケースを散見いたします。


私自身、労働行政関係の職の際に、時折、支援機関と利用者のトラブル、その両者の間に入らせていただき、

事実関係を両者からうかがわせていただき、

公平な立場から、コンフリクト(紛争)が緩和、あるいは調和できればとご一緒することがありましたが、

残念ながら、コンプライアンス上問題がある事業者もみられました。

外部には簡単にはもれませんが、

行き過ぎた事業者はその姿もなくなってしまいました。


口コミは、利用される方々

利用されてどうであったか


実際がどうであったかを、体験していない我々が知ることは難しいのですが、

当事者の方々から意見が届いてまいります。


同じような意見があまり集中しますと、

支援事業所や支援機関の傾向として考えざるえないなか、あまりにも問題が大きく、またご本人から介入のご希望がある場合、

意見をうかがったり、訪問をさせていただき、関係者の方々からお話をうかがわせていただき、さらに問題が大きくなる前に、

改善をお願いしていました。


逆に支援機関や事業所からの連携のご希望も同様に、

代弁や仲介をさせていただいていました。

どちらか一方の為にある役割ではありませんでしたが、

当事者の方々からの訴えにより動く場面が多くなります。


今も両者の同意により、

同様なことをさせていただいております。


なかには、利用者の方々が外部に相談にいくことを嫌がる支援事業所などもみえ、

ゆえに、必要以上に支援事業者の利用期間が長くなったり、

不利な条件になるケースなともあり、

場合により、組織だった取り組みなどもみられていました。

外部に相談ができる仕組みは大切と感じます。


とても両者者の方々からの評判もよく、

取り組み、サービスも評価がよい事業者の姿も、我々にインプットされる傾向がありました。

冒頭に書かせていただいた団体さんは、個人的に少し不安を感じていたことがありました。そのため、そうしたことが予兆であっかどうかはさておき、

見た目だけでは、なかなか判断が難しいことがみられ、じわじわと、これぐらい

いいかな、や、団体やコミュニティ、個人の都合や事情による解釈を変更していくこと

で、ある一定の境界を踏み越えてしまう...


これは、少し前に、国家公務員が事業者の接待を複数回受けてしまった問題のように、

利益相反や利害は、微妙にじわじわと拡大解釈になりやすい傾向があるのは、

誰かが気がつくころには、かなりの関係が出来上がってしまう、

または、雲の階段を登っており、

簡単には止められない状態になってしまっているケースなど、見受けられます。

私たちも自戒の意味もこめ、

修正や内省、足元チェック、または、purposeの確認..


多くの方々の利害が絡むと、ギルドのような集団では、場合により、黙認されるようなこともおこりがちです。

これは、閉鎖的な環境、物理的にも、集団にもおこりやすいため、

そうした環境ならない工夫や、セルフチェックは、取り組みの継続のうえでも、

大切にしたいところかもしれません。


ストレスなども類似したところがあり、

長く放置していたり、対処が遅れた場合、

身体に症状となってあらわれる傾向が見受けられ、

最終的には、なんらかの心身、身体化現象となって、あらわれます。


ストレスというものも、なかなか気がつきにくい種のものであったりします

集団の場合も、ある事情が優先され、意見がいえなくなると、組織内部のある特性が加速していきます。


同調できる方々は組織に残り、

そうでない方は退職していきますと、益々、組織の特徴や傾向に偏りが生じてきます。


当初の目的から

目的がズレてしまうことや

保身に走ることなど、

これは人の世ではおこりやすい

自己防衛やストレスマネジメントの観点からも、コーピングは重要ですが、

それだけに終始していきますと、

大切な価値から遠ざかる場合などもあるようです。


人の世は不思議に満ち溢れて、謎めいてみえます

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ONE資料室 ryuji_nakagane
難病患者の就労支援、就活、働く準備、書類作成、使えるサービスや支援機関、整理の仕方等、難病患者の就活について、当事者の皆様をイメージしながら、元難病患者就職サポーター、リワーク支援、医療現場での支援の体験と実践に基づいて書かせていただいています。