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7月27日「断ったらプロじゃない」

 「1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」を、タイトル通り1日1話を読んで思ったこと感じたことを記していきます。

 今日は日本航空テクノ所属環境マイスター、新津春子さん。約25年間、清掃の仕事を続け、1997年には全国ビルクリーニング技能競技会で最年少で優勝。某テレビ番組にも取り上げられている『清掃のプロ』です。

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 断ること自体が自分には許せないというか、断ったらプロじゃないと思うんですね。もちろん私にはできないようなことも中にはあるわけですから、それを断らないでやるためにはどうすればいいかって考えて、やっぱり日々プラスアルファの努力を積み重ねる。

 空港の清掃員として、たとえ清掃とは関係ないことであっても、お客様から言われたことは断らないで全部やっていく。そういう心構えで清掃の仕事をされているそうだ。

 こんな考え方をするようになったのは、どうやら技能競技会がきっかけ。予選大会では、100%の力を出し尽くしたけれど、第二位。納得がいかなくて上司にぶつけると、『気持ちを込めていない』からだと。

 それから全国大会までの二ケ月の間、様々な工夫をしていくなかで、『自己満足の清掃』ではなく『お客様のためにする清掃』に転換していきます。

…清掃技術の向上だけに留まらず、もっともっと自分を高めていこうという意識に拍車がかかりました。一つずつ目標を立てて、努力して、達成して、また新たな目標を立てる。その喜びがやみつきになって、いつしか清掃の仕事が自分の居場所だと感じるようになりました。
(中略)
どんな仕事でも心を込めてベストを尽くす。そうすることで、お客様は喜んでくれると思うの。

 目の前に突然やってきた仕事も、「お客様のため」と思ってベストを尽くす。この「お客様のため」という言葉が鍵になりそうな気がします。

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