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10月3日 人生の五計

「1日1話,読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」より,作家の小島直記さんです。

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 人間の弱さは,恒常的なものを持っていないということです。「生老病死」といいまして,いつ病気をするか分からない。誰でも年を取る。そしていつ死ぬか分からない。人間はそういう予測できない変化に翻弄され,悩み苦しむ。それを克服するには,自分の生きる座標軸,生きる支えのようなものが必要になってきます。

そんな小島さんが生き方の指針としているのは,朱新仲(しゅしんちゅう)が説いた「人生の五計」です。五計とは「五つのはかりごと」。朱新仲の五計は,生計,身計,家計,老計,死計である。

 明治時代の書物『芳譚』は、10歳から60歳までの人の人生においてなすべきことに五計がある、とし、次のように説明している。
10歳のころは、父母の養いで成り立っているから、父母の教えに背かない(生計)。20歳は身を慎んで、学問、芸、家学を学び、身を立てる計画をすべし(身計)。30~40歳は家庭を営み、保つ計画をすべし(家計)。50歳では、世事に慣れていない子孫のために父親として計画をすべし(老計)。60歳になったら死後のことを計画すべし(死計)。
 昭和初期の陽明学者・安岡正篤は、この五計をいかに生きるべきか(生計)、いかに社会に対処していくべきか(身計)、いかに家庭を営んでいくべきか(身計)、いかに歳を取るべきか(老計)、いかに死すべきか(死計)と解釈している。
ーWikipediaよりー

 やりたいことが時々変わる私だけれど,それでも1本の軸のようなものは持っている。ローンディール主催のWill発掘ワークショップで見つけた,いままでやってきたことの土台にある「私のWill」がちゃんとある。

 松下幸之助の直弟子と言われ,松下政経塾の塾頭を務め,現在は「志ネットワーク」を主宰している上甲晃さん。小島さんに松下政経塾の職員住宅に引っ越していただき,隣同士の関係で学ぶ機会をいただいたそうだ。

小島直記先生は、「志には三つの条件がある」と教える。三つとはまず人生のテーマを持つこと、そして、生きる原理原則を持つこと、最後に言行一致であった。まことに明快で、端的である。私は、今もなおその三つに当てはめてみて、自らの「志」を常に問い直している。
 ー生き方の「一流人」めざせ(志ネットワークより)

生き方の指針である「五計」と,人生のテーマ。

あなたの人生のテーマはなんですか?

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