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7月21日「よい人と歩けば祭り、悪い人と一緒は修行」

 リクラス for Coachでの7月毎日チャレンジ。読みかけの「1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」を、タイトル通り1日1話を読んで思ったこと感じたことを記していきます。
 私が感じたことを記録するのがメインなので、例によって「何が言いたいのか、よくわからない」文章になるかも。いや、なります(断言)。

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 瞽女は目が見えないので、必ず「手引き」という目の見える人と組んで旅に出かけます。いつも気の合う人と歩ければいいのですが、そういったことは滅多になく、あの人と歩いたり、この人と歩いたりと、いろいろな人と組まなければなりません。だから、瞽女の組み合わせは一つの修行といってもよいかもしれません。私はいい人と歩けば祭りだし、悪い人と一緒だと修行だと思っていつも歩いてきました。

 今日は、越後瞽女(えちご ごぜ)、人間国宝の小林ハルさん。ウィキペディアに詳しく書いてあるので是非読んでほしい。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%9E%97%E3%83%8F%E3%83%AB
小林ハルさんの人生を知ったうえで読むと、言葉の意味が一層深まると思います。

 どこへ行っても、いくつになってもいろいろな苦労があるものです。しかし、神仏はすべてお見通しです。人に言いたいこと、したいことを何も考えないでしていると、必ず天罰があたる。私は決して無理なことを言ったり、したりしないですべて神仏にお任せしてきました。言いたいことはいっぱいありましたが、それを口から外に出してしまえば必ずバチがあたります。
 私は目が見えないので、どんな目に遭っても、どんなことがあっても人には背くまいと思って生きてきました。そうやって努めてきたからこそ、いまはこんなに幸せで気ままに生きさせてもらっているのだと思っています。

 はじめにタイトルだけを読んだとき、「身近に置く人を選ぶ」「自分にとって心地よい環境を、自分で作る」という話かと思ったのですが、そうではなかった。
 いい人と歩けば祭りだし、悪い人と一緒だと修行。「修行」は辛いことだけれど、神様が与えてくださったものとして受け止める。そんな心構えを感じました。

 Wikipediaを読むと苦労の多い人生だったことがわかります。人から嫌なことを言われ続けたり、騙されたり、利用されたりと、本当に困難ばかりなのに、まっすぐな性格。
 老人ホームでも「一度言われたことは二度いわれぬよう気をつける、身なりをきちんとする、食欲がないときも食卓に着く、体調がすぐれない時も行事に参加するといったルールを自らに課して生活していた」という。
 小林ハルさんは「人の悪口を、決して言わなかった」。また「人前に出ると辛さをのみこんでしまう強さがあって、素顔をみせない。いやな感じを絶対に与えることがな」かった。
 これは、「人に迷惑をかけてはいけない。普通の人と同様、自分のことは自分でする。人に憎まれる言動はつつしむ」という母親の教えが影響していると考えられている。

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 中学2年生のときの担任の先生が、何度も話していたことを思い出した。

天に向かって唾を吐く

 天に向かって唾を吐くと、それが自分の顔にかかってくることから、他人に危害を加えようとすると自分に返ってくることのたとえ。

 私は、仕事の不満や文句を口に出してしまうので、小林ハルさんのようになるにはまだまだ遠い。それでも、相手にとって「一緒に歩いたら祭りのよう」な人に少しでも近づきたいと思った。

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