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7月18日「種田山頭火という生き方」

 リクラス for Coachでの7月毎日チャレンジ。読みかけの「1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」を、タイトル通り1日1話を読んで思ったこと感じたことを記していきます。
 私が感じたことを記録するのがメインなので、例によって「何が言いたいのか、よくわからない」文章になるかも。いや、なります(断言)。

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 今日は俳人の大山澄太が、種田山頭火について振り返る記事です。
 正直なところ、どこをどのように紹介するか、とても難しい。
 一歩間違えると、全文を写すことになりかねない。
 というわけで、読んでいて絵が浮かんできた部分を紹介しようと思う。

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 山頭火は何度か大山澄太の家を訪ね、泊まったことがあるそうです。
 ある年の暮れ、山頭火の庵の近くまで来た大山澄太は、酒を持って山頭火を訪ねます。夜まで話が弾み、帰ろうとすると、「ここへ泊ってくれ」という。そんなわけで、大山澄太は山頭火の庵に泊まることに。

 東側の障子がわずかに白んだ夜明けの四時頃だろうか、私はふと目が覚めた。山頭火はどこかとこう首を回して探すと、すぐ近いところで僕のほうを向いて、じーっと座禅を組んでいる。その横顔に夜明けの光が差して、生きた仏様のように見えましたなあ。
 さらによく見ると、山頭火の後ろに柱があり、その柱がゆがんでいる。障子を閉めても透き間ができ、そこから夜明けの風が槍のように入ってきよる。それを防ぐために山頭火は、自分の体をびょうぶにして、徹夜で私を風から守ってくれたのです。

 このエピソードがいつ頃のものなのかはっきりとは書かれていませんが、おそらく出家し托鉢の旅に出たのち、晩年に庵を結んだ頃なのではと思います。

振り返らない道がまっすぐ
まっすぐな道でさみしい

この記事を読んで感じたことを文字にするのは、本当に難しい。
心に「じんわり」と何かが広がった。それだけにしておきます。

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