サステナブルって何?欺瞞は欺瞞として指摘したい
Official髭男dismの楽曲についての記事を構想中なのですが、それに関連して、彼らのレギュラーラジオ番組のスポンサーCMで、いつも引っかかっていることがあるので、吐き出したいと思いました。
この番組はとても好きです。ラジオリスナーは、贔屓の番組についてくれているスポンサーさんにも好感を持ちます。
それはそれとして、CMのキャッチコピーの文言にイラっとさせられるのも事実です。
人が自然の一部だとすれば、
人が創り出すものもまた、
自然の一部に他ならない。
広告宣伝の文言に本気になるのもどうかと思いますが、でも、なんと傲慢な考えなのでしょう。人類は、自然の一部でいることに安住せず、そこから逃れて自らの欲望を満たそうとしてきたではないか。
僕は人間の欲望は全面的に肯定します。人間を人間たらしめているものは欲望であると思っています。
でもそれならば、今更「人は自然の一部」などとは言わないで欲しい。「人間も動物だから」という言い回しも同様です。動物のままでいたくないのが人間ではないのか。映画『2001年宇宙の旅』はそうしたことをテーマにした傑作です。
だから、僕はこのCMを聞くたびにイラっとします。
しかし。物事をうんと達観してみれば。
人類の思惑も全てひっくるめて、これまで起きたこと、これから起きること、その全てが自然現象なのだ、と言うこともできてしまいます。言い換えれば、人類の英知を信じない、人間には責任はない、という立場です。
皆さんはどのように考えるでしょうか。