【走れる紅葉トレイル】上越妙高エクスプレストレイル【6位総合入賞】
10月26日に上越妙高駅で開催された『上越妙高エクスプレストレイル ロングの部』に参加してきました。
アクセスの良さが魅力
アクセスの良さが本大会の魅力の1つです。難なく日帰りが出来る!
新幹線代に目を瞑ればポイント練としてチョロっと出場して、帰ってくることが出来ます。
ただ、見落としていたのが開催日は紅葉シーズン。まさか大宮駅から上越妙高駅までの1時間30分、ずっと立ちっぱなしだとは思いませんでした……笑
来年以降出場を考えている方は速めの指定席購入、もしくは東京駅からの自由席確保をお勧めいたします。
コース
35 km/1800 mD+のかなり走れるトレイル。
難所はエイド1から青田難波山山頂までの登りで、傾斜にして大体20-30 %程度の登りが頻繁に登場。ただ、この登りもずっと続くという訳ではなく、ところどころに平坦がありしっかりと休める。
ほか、エイド3からの登りも一部20%程度の登りがありますが、すぐ終わるので難所というほどではない。
ほか、あまりテクニカルな下りはないし、怪我しそうなところも無いため、初心者でも出場できる優しいコースで、中級者-上級者にとってはスピードの出るコースという印象を受けました。
レース
さて、私はというと……
スタートまで
上記のように新幹線が激混みしており、まるで通勤時間帯のよう。前に座れないのはかなり不安なのだが……。上越妙高駅まで結局立ちっぱなし。
今回は必携品、サバイバルブランケット、携帯トイレのみザックに入れる。気温は最高20度程度と暑くなく、水の携帯は必要なさそう。ただ、低ナトリウム血症を避けるために塩分タブレットは持つことに。
テーピングは右足底に。ギアはAsicsのfuji lite 5。
スタートからA1まで
市街地はパレードラン。先導を追い越さないように決められたスピードで走っていく。
去年はキロ4で走っていたようだが、今年はキロ4分30秒くらい。かなり常識的なスピードだが、レベル層をしっかりと分離出来ており、後の道での渋滞でイライラさせられることはなかった。
パレードランを終えると早速トレイル。
ここからは走れそうなトレイルが続くのだが、それにしても周りのペースがかなり速く、いつまでこのノリが続くんだろう、と心配になる。強度も心拍150くらいとZ3に入るので、ずっとはこのペースは続かないよなぁ、と。
ただ、4-5 kmくらいで前の選手が明らかに荒い息遣いでスローダウンしてくるので、うむ、となる。そうして落ちてきた何人かパスするともうエイド1。
殺伐とした上位層はココに寄らないらしく、どの食品も空いていない。自分は補給・水を持ってきていなかったので、サンドパンや口開けのコーラをいただく。
そうこうしている間に2-3人くらいに抜かれるが、まぁあとで回収できるやろとゆっくりコースへ。
エイド1-青田難波山-エイド2
エイド1からコースピークまでの登りは今回のレースで最もキツく、3 kmで大体500-600 mくらい登る。傾斜は強いが、先週発端丈山で練習した際に同じくらいの傾斜を堪能していたのであまり驚きはなく、周りもあまりペースを上げる気はないようで余裕のある楽しいペースで登れる。
気づいたらピーク。
ここからはブナ林の下りを5 km下るのだが、このあたりから左腸腰筋が張るようになってきたので、あれこれ体幹の調整をしていたら痛みが消えて、下り終えてエイド2。
下り、自分もあまりスピードが出せないんだけど、結局ロードで走れない速度をダウンヒルで出せる訳ないよね、という結論。ちゃんと走り、スピード練をしましょう。
エイド2は名産のお餅・メダリスト400 ml。クエン酸ありがたい。のんびりしてたら、自分が出たタイミングで後続が降りてきたよう慌てて飛び出す。
エイド2-ゴールまで
エイド2からゴールまでは、大きく分け3つの登りがあり、
100-200 mくらい林道で登る ①
350 mくらいトレイルを登る。途中でエイド3。 ②
疲れ切ったタイミングで50 mくらい登るを2セット ③
と長くはないのだが、ちょこちょこ足が削られる。
①で歩いていた選手をひとり回収し、ピークからは追いつかれないようにスピードあげて下ったところで誘導さんに「今7位だよ!」と言われ、年代別入賞が関の山かなぁ、と思っていたところに突然の棚ぼたでやる気を出す。
ただ、②で登れども登れども前が見えない。速えな、と思っていたがエイド3に入ったタイミングで背中が見えた!
とはいえ自分もこの時点で死にかけなので、追えるか不安。神頼みのコーラ300ccとカフェインジェル(50mg)を摂取したら疲労が消えてきたので、まだ頑張れる。
エイド3からの登りセクションで止まっているところが見え、どうやら足を攣って止まっていたよう。申し訳ないが勝負なので「頑張りましょう!」と声をかけて先に行く。
そこからは正直気が気でなく、もう下りもスピード出せず、ターンなどもかなり大回りになってしまうのだが、もうしょうがない。途中のちょっとした泥まみれトレイルで「うう……」と声が漏れる。
③も自分に負けて歩きそうになりながらもちゃんと走り、市街地へ。
スタートの時に通ったコースを逆走して、ゴールまで。
すぐ前に5位の選手が見えるも、さすがにもう追えずfinish。
総合6位、3時間57分。
久しぶりの総合入賞で気分良く終わることができた。テンポ良く走れると楽しい。お疲れ様でした。