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ロバート・F・ケネディJr. とは何者か
ロバート・F・ケネディJr.は、環境弁護士、活動家、そして政治家として知られる人物であり、2024年米大統領選挙に独立候補として立候補している。彼は元米司法長官兼上院議員のロバート・F・ケネディの息子であり、第35代大統領ジョン・F・ケネディの甥にあたる。長年にわたり環境保護活動に携わりながら、ワクチンや公衆衛生政策への批判的な立場でも注目を集めている。
環境問題に関しては、ハドソン川の水質保護を目的とした団体「リバーキーパー」の主要メンバーとして活動し、水質保全を訴える「ウォーターキーパー・アライアンス」の共同創設者でもある。環境弁護士として、企業の汚染問題をめぐる訴訟を手掛け、環境保護政策の強化を求めてきた。
一方で、ワクチンや公衆衛生政策に関する発言は物議を醸している。彼はワクチン接種に対する懐疑的な見解を示し、「チルドレンズ・ヘルス・ディフェンス」という団体を設立。ワクチンの安全性に関する主張は、米疾病予防管理センター(CDC)や世界保健機関(WHO)をはじめとする専門家によって否定されている。これにより、科学界や公衆衛生当局から強い批判を受ける一方、一部の反ワクチン派や政府規制に懐疑的な層からの支持を集めている。
政治活動では、もともと民主党員だったが、2024年の大統領選挙に向けて無所属での出馬を表明。政府の透明性向上、企業の政治介入への反対、公衆衛生政策の見直しなどを主張し、二大政党制に不満を抱く有権者をターゲットにしている。反エスタブリッシュメント的な立場を強調し、ポピュリスト的な支持も広がりつつあるが、ワクチンに関する見解や陰謀論的な発言には批判の声も多い。
個人的な背景としては、1954年1月17日に生まれ、政治的に影響力のあるケネディ家で育った。環境問題や公共政策に関する書籍を執筆する一方、若い頃には薬物依存に苦しんだ過去があり、後に公の場で克服を語っている。