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ONE REPORT:あなたはどちらを利用する?〜ユニクロとしまむらの使い分け〜
みなさんが普段着る服を購入するお店はどこでしょう?
筆者がパッと思いつくブランドは「ユニクロ」「ファッションセンターしまむら」でした。
どちらも普段使いできる服をリーズナブルに入手できる良いブランドだと感じています。
…「どちらも」?
普段着る服を購入する際にパッと思いつく、上記2ブランド。
同じような業種業態ですが、消費者にとって何が違うのでしょう?
勿論「並んでいる商品が違う」は当然として、消費者から「違うブランド」としてどのように使い分けられているのでしょうか?
ということで今回は、ONEで買い取っているレシート情報と、ユーザーに回答していただいたアンケート情報を用いて「消費者の、上記2ブランドの使い分け」について少し覗いてみました。
期間:2020/5/1〜5/31
各値 :「UNIQLO / ファッションセンターしまむら」のレシート / 各属性ごとの全体のレシート数
(全てのグラフは左がユニクロ、右がしまむらです。)
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性別:男性はユニクロ、女性はややしまむら
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/29387825/picture_pc_128aa8bfb6b189951b1a0148fd1a38af.png?width=1200)
年齢:20〜30歳はユニクロ、10歳代・40歳〜はしまむら
男性ユーザーではユニクロの方がしまむらより利用されており、女性ユーザーではユニクロよりもしまむらの方が利用されている、という結果でした。
なお男女比較で見ると、どちらのブランドも、男性よりも女性の方がレシート買取の割合は高い = 女性の方が2ブランドを利用している人が多いようですね。
年齢帯で見ると、20〜30歳代はユニクロ、それ以外はしまむらですが、40歳代以降は年齢が上がるに連れてユニクロの購入率が低い様子が見て取れます。
…ただ、上記だけですと「消費者における2ブランドの違い」の推測は難しいですね。
次の情報をみてみます。
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未既婚:2ブランドで顕著な差なし
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/29387883/picture_pc_0ea9f0bee849d2458bba498fbd948463.png?width=1200)
子ども有無:子ども有の人はしまむら、無の人はユニクロ
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/29387891/picture_pc_088080d2dbee2e49114f00fa656409e3.png?width=1200)
未既婚の差では、2ブランドの購入率に差は見受けられませんでした。
強いていうなら、既婚者の方が未婚者よりも、2ブランドともよく利用するということくらいでしょうか。
さて、少し様子が見えてきたのは「子どもの有無」です。
子ども有ユーザーではしまむらの方がよく利用されており、子ども無ユーザーではユニクロの方が利用されているようです。
子どもがいるユーザーはユニクロよりもしまむらを利用する…
先ほど、年齢の高いユーザーほどしまむらを利用しているという結果が出ていました。
子どもがいるユーザーなのか、年齢の高いユーザーなのか、どちらの影響が強いのでしょう?
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家族人数:多い方がしまむら、少ない方がユニクロ
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/29387927/picture_pc_564a612132425aa37c47c95591f29cec.png?width=1200)
おそらくこれが、これまでの属性別グラフの中で、一番的を射ているグラフではないでしょうか。
家族が多ければ多いほどしまむら、家族が少なければユニクロを利用する人が多いようです。
一番上のグラフ「年齢帯」を見ているときに、
年齢が上がるに連れてしまむら利用者が増加しているにも関わらず、
10歳代はしまむらのレシート買取割合が大きい
という点が少し気はなっていましたが、
「10歳代(多くは学生?)が一人暮らしをする割合と20〜30歳代が一人暮らしをする割合は、、、」と、一緒に暮らしている人の人数を考えると、納得感があります。
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ユニクロとしまむらの使い分け
ユニクロ:「シンプルでいつも通りのものが欲しい」
ユニクロは2019年8月期の報告で817店舗(国内、リンクはファーストリテイリングIR)とのこと、立地は商業施設や駅ビルなどに多く展開しているようです。
商品ラインナップはシンプルな生地で統一感のある商品が多く、どの店舗へ行っても同じ基準の服を購入することができる商品クオリティは「ユニクロらしさ」と言えるかもしれません。
今回の結果から見ても、「購入する/したいものがある程度決まっている」、ないし「欲しいもののバリエーションが多くない」状況になりやすいと言える一人暮らしや少人数のご家庭の方はユニクロ利用が多い傾向にありました。
しまむら:「欲しい物の種類が多い」(家族が多い)
しまむらは2020年6月25日現在1,432店舗(リンク先の、しまむら公式サイト左側の表記)。
こちらには、
◆都市型店舗の開発
しまむらは郊外から店舗展開を始めましたが、近年においては東京、神奈川、名古屋、大阪、福岡等の大都市圏や地方都市への進出、商業ビルやショッピングセンターへの出店も積極的に進めています。人口密度の高い商圏は有望なマーケットであり、今後のしまむらの成長戦略の要として、高い注目を浴びています。
と、立地開発の方針等も記載されており、現在は商業施設などへの展開に注力されているようですが、当初は郊外から展開を始めていたとのこと。
郊外 = 広いエリアを獲得できることもあり、用意されている商品のラインナップは非常に多いように感じます。
商品の種類は服のみならず、玩具や寝具、靴、カバンなど多くのものが販売されており、お子様がいらっしゃったり、ご家族が多かったりと欲しいものが多い状況にはうってつけのお店と言えます。
ご家族が多い = 大人数でそれぞれ欲しいものが異なる場合、しまむらは非常に良い小売店と言えるでしょう。
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いかがだったでしょうか?
ONEでは、毎日全種類のレシートをユーザーの皆さんから買取り、回答いただいたアンケートの情報と併せて、多くの情報を分析しています。
今後も引き続き、データを分析・公開していきます。
もしこちらの記事で興味を持たれた方は、こちらよりONEをインストールできますので、ぜひ一度「画像撮影がお金に変わる体験」をお試しください。
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