![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/31838982/rectangle_large_type_2_a7a5444a915f10ed3594370353b57b5b.png?width=1200)
ONE REPORT:土用の丑の日に鰻はどこで買われたのか?
例年よりも長い梅雨が明けて、ついに夏本番が始まりますね。
梅雨が明け、夏らしくなってくることは良いことですが、暑いと食欲が無くなり夏バテに、水分補給が足りず熱中症に、など、夏特有の疾病に気を付けたいところです。
夏バテ防止のために日本では古来より「暑い時期を乗り切るために、栄養価の高い鰻を食べる」という習慣があります。いわゆる『土用の丑の日』ですね。筆者も鰻大好きです。
ウィキペディアによると『万葉集にも詠まれているように古代に端を発するとされるが、土用の丑の日に食べる習慣となったのは、文政5年(1822年 - 1823年)当時の話題を集めた『明和誌』(青山白峰著)によれば、安永・天明の頃(1772年 - 1788年)よりの風習であるという。』とのことです。
今回は、7月の鰻関連の食品の売れ行きについて見ていきたいと思います。(鰻屋のうな重などの定番だけでなく、スーパーで売られている鰻の蒲焼やファストフード店のうな丼定食など、鰻関連の食品全般で算出しています)
画像買取アプリ『ONE』では毎日、ユーザーの皆さんから様々なレシートを買取らせていただいており、膨大な購買データとして保有しています。レシートに記載された情報から商品(お惣菜、生鮮食品も可)、購入日、購入した店舗の業態を見ることが可能です。
・・・
鰻関連の食品が一番買われたのは7/21(土用の丑の日当日)
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/31874832/picture_pc_e114f615f88abb2537834d9cd508c8e3.png?width=1200)
7月で鰻関連の食品が一番買われたのは、圧倒的に土用の丑の日当日の7/21(火)です。
やはりみなさん、土用の丑の日は鰻を召し上がるんですね。
では鰻関連の食品は、どの業態で買われているのでしょうか。
7月全体(7/21(火)を除く)と、7/21(火)当日、のそれぞれで見ていきたいと思います。
・・・
鰻関連の食品が買われているのは「スーパーマーケット」
7/1〜7/31の期間の鰻関連の食品が買われている業態の上位5位
(7/21を除く)
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/31874841/picture_pc_50375e072a2ba229c951233e033a5129.png?width=1200)
7/1〜7/31の期間(7/21を除く)で、鰻関連の食品が多く購入されたのはスーパーマーケットです。確かに、最近スーパーマーケットでは、鰻の白焼きや蒲焼、うな重など、鰻屋で売っているような食品も買うことができ、スーパーのお惣菜コーナーで売られている鰻のお弁当などメニューも豊富で商品を選ぶ楽しさもありますね。
さらにお店で食べるよりもリーズナブルです。
また、今年は新型コロナの影響で外食を控えている人も多く、外食需要が中食(家庭以外で調理された食品を持ち帰り、家で食べる)へシフトしたことも影響がありそうです。
では、土用の丑の日の7/21(火)単体で見るとどうでしょうか。
・・・
スーパーマーケットでの購入割合がさらに上昇
7/21の鰻関連の食品が買われている業態の上位5位
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/31839165/picture_pc_b64c55ee668a1a4b13c2f80211506e8e.png?width=1200)
土用の丑の日当日の7/21単体で見ると7月全体に比べ
●スーパーマーケット:上昇
●コンビニ、レストラン:下降
●ショッピングモール、弁当屋:横ばい
となっています。
7月全体(7/21除く)では、スーパーマーケットで鰻関連の食品の購入割合は6割弱だったのに対し、土用の丑の日当日の7/21の鰻関連の食品の割合は8割近くに上昇しています。
7/21(火)は平日のため、レストランなど外食をするのが難しく、自宅で食べるための食材用としてスーパーマーケットで鰻関連の食品を購入した方が増えたと推測されます。
・・・
30代半ばの筆者が年少期の頃は美味しいお惣菜 = デパ地下のお惣菜でしたが、最近ではスーパーマーケットのお惣菜もとても美味しく、百貨店に引けを取らなくなってきていると思います。
今回の分析の主旨とは少し逸れますが、美味しいものを食べることが目的の場合はスーパーマーケット、デパ地下などの中食、食べること+アルファの体験を求める場合は外食、など使い分けが進んでくると思われます。
・・・
このように、ONEではユーザーの皆さんから、レシートを始めとした沢山の画像データを買い取っています。今後も、皆さんから買い取った画像データから分析した統計情報を、色々と公開します。
こちらの記事で興味を持たれた方は、こちらよりONEをインストールできますので、ぜひ一度「画像がお金に変わる体験」をお試しください。
弊社のデータを元に分析したい、ユーザーの皆さんとコミュニケーションを取りたい企業の方がいらっしゃいましたら、Webページをご確認いただくか、直接こちらまでご連絡ください。
ONEではこのようなお悩みを抱えた方に最適なプランをご案内します
①PROMOTION
・オフラインの購買に基づいたプロモーションをしたい。
・来店・来場した方に最適なアプローチをしたい。
・詳細なユーザー属性を利用して、ユーザーをターゲティングをしたい。
②COLLECTION
・リアルタイムでキャンペーンの効果を測定したい。
・競合商品の売上状況や購入者属性を知りたい。
・特定の地域や店舗での購買情報を明らかにしたい。
・特定の商品購入者などにアンケートを実施したい。
・色々な画像(例.スクリーンショット、キッチン周り)を集めたい。
・競合店舗の利用状況を知りたい。
③MUST BUY
・新商品投下後に流通量を増やしたい。
・新商品のサンプリングをさせたい。