社会人ほどテレビを見る方が良くない?
“テレビ離れ”という言葉が一般化してきておりますが、個人的には「社会人ほどテレビを見る方が良くない?」と思う派です。
職場で話していると、一人暮らしの人は【テレビを買わない】と言っていたので、テレビがない家も、今時めずらしくないと思うのですが。
テレビ離れの理由
“テレビ離れ”とは昨今生まれた言葉ではなく1990年代から薄っすらある認識だったそうで、日本だけでなく諸外国でもテレビ離れが進んでいるそう。
要因としては皆さま既に周知の事実だと思うので、簡単に。
【テレビ離れの主な要因】
・ネットやSNSの普及
・情報は自分で取捨選択する時代へ変革
・ネット番組やyoutuberなどコンテンツ過多の時代
・サブスク登場
・一般人の情報に対するリテラシー向上
・テレビの闇や告発
・テレビの偏向報道
・単純に面白くない興味がない
etc
などパッと思いつくだけでもかなり出てきますが、テレビに対してネガティブなイメージが多いです。
特に若い世代ほど“テレビ離れ”。ネットやSNSが当たり前になったので仕方ないですね〜。現実にカリスマ性のある面白い番組なども少ないし。
社会人でも普通に「テレビ?まったく見ません」って人も多いのは納得です。
それでも、やっぱり「テレビは必要なんじゃない?特に社会人」と思う持論を。
テレビって結局多くの人との共通話題
結局1番の理由はコレなんですよね。
「もうテレビは死んでる」と思うのは、それはコミュニティによるのが現実である。
社会人の一般人からすると、直球に【テレビを見ない人】は、話題が合わないことが多い。「知っているでしょ?」って思う知事ネタ・話題のこと・タレントなど知らないことが多い。
仕事をしていると、社会人スキルとして「雑談力」は必要だと思っています。社内外問わず。
社内だと普通に日常会話としても出ますし、何かの雑談途中にノリツッコミ的に時事ネタを挟んで使えば結構盛り上がります。(関西だからかな?)
社外だと打ち合わせなどもその場を温めるために、【あえて】雑談をすることも多々あります。
特に社外の人だと「その人 個人」については知らないことが多い。お互い仕事でプライベートの話はあまりしませんしね。プライベートの話題は仲良くなれば話すけど、話すことに抵抗ある人も多いですよね。
わたしもあまり話したくない派です。
そんな中で、相手と自分の【共通話題】って【仕事以外】では全然ないんですよね〜。
そんな時に助けてくれるのが【テレビの話題】です。これに何度助けられたことかって思います。
例え、本当はそんなに興味ないことでも【お互いの共通話題】として盛り上がることもあります。
逆に相手から話題として振られることも本当に多いです。
その時に「え?それなんですか?」ってなると気まずい。相手が年上ほど気まずい。関係性によるかもですが。
自分が好きなyoutuberやネット番組など、コンテンツが無数にありすぎて多くの人と共通話題にするのは難しいんですよね。ネットの情報はみんな、好きなものだけを取捨選択して見ているんだから、当たり前です。
自分のコミュニティが同じ趣味の範疇や価値観であれば、それで成り立つのでしょうが、結構限られているのかなと思う。
なのでわたしは社会人として、「テレビをあえて見るように」しています。
悪いことばかりではなく案外勉強にもなります。
テレビの良いところ
「テレビの悪いところ」はもう周知の事実として、一度良いところを語りたい。。
ちなみにわたしは毎日テレビ見るし、比較的好きです。
【テレビの好きなところ】
①知らない情報が知れる
→ネットは基本的に自分の興味のあるものしか見ないけど、テレビを見ていると「新たな興味」に好奇心が沸き立つ時が多い。
自分では検索しないであろうことも、知れるし教えてくれるし、知識が増えるので好き。
②なんだかんだ面白い
→結局面白い。面白いって笑えるってそれだけの意味ではないです。
そりゃそうだって感じですが、一般人が想像を絶するお金や時間や人を費やしている。いわゆる頭脳明晰なエリート達が日夜考えて番組を編成している。やっぱり面白いよねって思う。
③気づくキッカケになる
→①と似ているけど、新しく知った情報から気づくことが多い。またそこから検索して情報収集することも。自分の価値観に触れるタイミングも多い。
最近だと大河ドラマ「麒麟が来る」を見ていたけど、面白かった!あまり歴史に興味無い人間でしたが、歴史面白いな〜という感じで自分で新しい興味に気づきました。
というかNHKが一番面白い。本当に。深夜にやっている自然の癒し映像も好きだし、ドキュメンタリーが好きだからプロフェッショナルも鉄板。気づくことが多いなと個人的に思う。
④職業柄、情報収集が必要
→制作会社で働いていると、やっぱり多くの情報収集は必要である。特にディレクターやデザイナーなど。
モノやコトを知っていないと良いものは作れない。一般人より貪欲に情報をインプットが必須なので、テレビも見るようにしてます。トレンドも分かるし、テレビは良い。
テレビは、ながら15分見でもいい
「テレビを見る」って具体的にどれくらい?って感じですが、朝の準備時間の数十分にニュース番組をただ付けてるだけでも良いと思います。
もしくは土日にしている1週間のダイジェスト情報番組を見るだけでも良いかと。
バラエティやドラマなどは別に見なくても良いと思います。
でも朝のニュース番組はつけてるだけで、「へえ、今こういうことが話題なんだ」って思うことや多いです。
例えば、我々には関係ない芸能人の不祥事なども、テレビでなけば、わざわざ情報を漁ったりしませんよね。
テレビの情報発信は一方的ですが、ネットのように「わざわざ」自分で検索しなくとも勝手に垂れ流してくれるので便利です。
ネットもテレビも同じで、使い方次第です。別にじーっと真剣に見なくてもいいし、何かついでに取りあえず付けとくくらいでいいです。
ただ昨今の偏向報道はいかがかと思う
良くも悪くも世の中の流れを作るのは、やはりテレビの力は大きく。
例え、些細なことであっても大げさに聞こえることも多いし、炎上を手助けしていると思うことも多い。見ていると疲れてしまうことも多いですよね。
テレビは世論のコントロールやプロパガンダイメージも強い。利権が強すぎる。
視聴者は高齢者が多いので、コロナでも過剰に煽るような報道も多く。気をつけるのは良いことだが、◯◯警察など、明らかにメディアが助長している。また専門家などの「言わされている」台本や、切り貼りした意図的な編集など。色々問題だと思うことも多い。
年々一般人の情報リテラシーは向上しているので、そういった側面が強ければ強いほどうんざりしますね。
わたしはテレビをよく見ますが、別に全部信じていません。ネットの情報と同じです。情報を判断するのは自分自身です。
テレビは公共性がもっと開れればいいな。
おわり
テレビや新聞を見なくとも、満遍なくネットニュース番組やニュースアプリなどで世の中の流れをキャッチ出来てれば別にそれでも良いかもですね。1番の目的は、無難な共通の話題だと考えるので。
わたしはネットだと、気になる情報や好きな偏った情報だけを見てしまうので、テレビはありがたい。
良いところもあれば悪いところもあるのは、テレビに限らずなんでもです。簡単に取捨選択できるようになったが故に、何でも情報を100%受け取ることはせず、多角的に検討し俯瞰的に見るが必要な難しい世の中ですね。
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