Amazon出品への(長い)道のり #2
前回#1の最後でようやく出品用アカウントの作成でした。
以降、お察しくださいませ。
今回は実際のアカウント作成から初期設定までです。道のりは長いわ、歩みは遅いわ、えんやこら。
※当方Web制作歴なんやかんやで20年。お店のオンラインショップはカラーミーさんのシステム、テンプレートをカスタマイズして運用しております。
「誰でもスグに作れるオンラインショップ!」とか「〇分ではじめられるオンラインショップ」向けの記事ではありません。
結構やってきたけど、やっぱりAmazonさんは険しかった、という記事です。
■前途多難・・・アカウント作成でシステム不具合
2020年5月26日(火)
“Amazon担当者つきアカウント”の営業さんとのやり取りを経て、いざ、(大口)出品用アカウント作成。招待メールにあるURLをポチり、で作成です。
作成です。
あれ?アカウント、作成、です??
この日、招待メールに記載されたURLは反応ないまま終わりました。
ちーーーん。
招待されたはずなのに、門前払いくらった感です。険しい。
システムにトラブルはつきもの、ということは百も承知しているので、まぁ、慌てず、騒がず。
招待メールに記載されていた「アカウントの登録~初期設定までの手順書」なるPDFを参照し、初期設定に必要な情報をまとめる作業を粛々と進めるのみです。(このマニュアルだけでも全42ページ!)
ちなみに、予め準備しておくようにと記載のあった項目は以下の通り。
・Amazonサイト上に表示する法人名
・Emailアドレス
(購入用アカウントと異なるアドレスで、招待メールの送付先と同一のメールアドレス)
・住所
・クレジットカードの番号と有効期限
・電話番号
・本人確認書類
(顔写真入りの身分証明書1部と過去180日以内に発行されたクレジットカードの利用明細など1部)
webサイト運用担当者の場合、事前に社内で準備しておかないといけない項目が多いように思いました。
勿論、クレジットカードは法人で使っているもの、本人確認書類も販売責任者のものを準備すべきかと思います。
あと、このアカウント登録時現在、個人番号(マイナンバー)カードは審査対象外とのことでした。信用力・・・。
■さぁ、初期設定
2020年5月27日(水)
招待メールのアカウントURLの障害が解消されたと電話連絡。
再送された招待メールのURLをぽちってようやく承認!
続けて(1)初期設定です。
予め準備しておいた内容でサクサクと入力を進めます。
営業メールでは、「ご契約は15分のオンライン登録のみ」と謳ってましたが、あれは事前に入力項目を準備しておけば、という注釈が必要かと思った次第です。(軽い愚痴)
出品用アカウント作成後、大口出品では速やかに、実に速やかに固定費4,900円税別/月がクレジットカードから引き落とされました。
速い!
アカウント作成までにシステムトラブルがあったとはいえ、一日消費してんのに、(口座情報入力するんだから当たり前なんだけど)引き落としだけは早いな~、なんてこの時はさほど気にしていませんでしたが、この後直面する出品までの数々のハードルを越えていくにつれ、最初に引き落としがあるのはプレッシャーかける意味では必要だっんだな、とじわじわ納得しました。
■なんか聞いてたんと違う
一言でまとめると
“自社ブランドのオリジナル商品(JANコード未取得)はマニュアル通りにはいかなかったよ、おっかさん”に尽きます。
あと何回か続くであろう、このシリーズのベースとなる問題です。
大口出品でアカウント作成すると、月額固定費が即時発生するわけですから、担当者としては早く商品登録してページに掲載したいわけです。(営業メールにも「できるだけ早くオープンいただくことをお勧めしております。」って書いてある)
準備しなくちゃいけない項目はそこそこあれど、みんな色々な品物を販売している巨大サイトAmazonだし、サクサク進められちゃうんだろうな、商品の供給が間に合わなくなるくらい売れちゃったら忙しくなるなー、なんてまだこの時は呑気でしたね。(遠い目)
事前にいただいていたメールにあったリンク先などから得ていた情報をまとめるとざっと以下の通り。
現実は・・・
自社ブランドのオリジナル商品でJANコード未取得、かつ賞味期限のある食品はまず審査書類の提出が必要。審査は48時間以内の返答。
現実は・・・
水曜日の夕方に初期設定の本人確認書類を申請、登録確認の連絡が来たのが月曜日の夕方。中2営業日ですから、まずまずでしょうか。
Amazonの事務方は土日は基本お休みだそうです。←これ!しかも、ワールドワイドな企業さまですから、申請の類は国内だけでなく海外のスタッフのチェックも必要なんだとか。どこ標準時で考えてるんでしょうか?
日の出ずる国は、なんかちょっと不利な気もしちゃったんですけど気のせいですかね。
現実は・・・
自社でオンラインショップを運営していて商品データがあっても、Amazonルールに合わせて商品データを調整する必要あり。(アカウント開設後に送られてくるメールにあるPDF必読。PDF名はその時々で変わる感じだったので記載避けます)
食品販売を専門にされている業者さんなどでしたら、JANコードの意味は自明なのかもしれませんが、私はこの辺の理解が足りていなかったようです。(JANコード取得のメリットもあるが、小さな事業規模では取得コストとの折り合いも悩ましいところ)
逆に言うと、JANコードのある製品をどこよりも安く入手できるルートがあって、どこよりも安い価格で販売すればAmazonでは勝てます。自前のオンラインショップを構築するよりもたぶん、コストも抑えられます。
しかし、だ。
JANコードなしの“賞味期限のある食品”を取り扱っている弊社としましては、JANコード未取得の食品を販売したい出品者向け専用マニュアル準備しておいて欲しかった・・・。
いや、マニュアルだなんて贅沢は言わない。商品登録の前段階で必要な申請があることを口頭で言え、口頭で。事前に!
現実は・・・
自社ブランドのオリジナル商品はAmazonに既存商品があるわけないので、画像の準備は必須。
アカウント開設後に送られてくるメールにあるマニュアルPDF必読。
ただ、この文面を見たとき、「アカウント登録後、2週間を目安って、なんだか随分ゆっくりだなぁ」くらいに思ってました。
画像を加工しなおさなくちゃいけないのは納得なんですが、画像サイズとファイルサイズ、拡張子、必須事項、禁止事項に関してはマニュアルの作りが甘い気がしましたね。実際問題、オンラインで商品を売る時は、写真は命だし、後日受講したウェビナーやマニュアルにも書かれてますし、だったら最初にもっとバシッと「気合い入れて写真準備しとけや、ぼうや」「画像のレギュレーション、ちゃんと守るんだぞ」と、ビッチビチのマニュアル用意しておいて。
どうせ後からエラー返すんならさ。
現実は・・・
今、この記事を書いている私には下記のように読めます。
Amazon販売開始 :商品登録完了(するまでにはなんやかんや、数日かかるけど)後、最終確認を行い(Amazonの方が人力でチェックするらしい工程があってこれもちょっと時間かかったよね)、販売開始となります(こっからが本番よ、とほほ。お疲れ!)
ト、云う訳で次回は商品登録できるかな、です。