シカト祭りレポ2024 シカト祭りそれは愛の百鬼夜行。
2024 .5.12
ごきげんよーう!
おなつです!!
東北在住34才、人妻、一児の母、特技は虫の駆除。
趣味は音楽鑑賞(Elizabeth.eight推し)、読書、発芽(色んな種を発芽させて楽しむ)。
信仰系ゼルバニア。自宅祭壇アリ。
家を新築するとき自分の部屋の壁紙をベスハチの写真を飾るためにマッチしそうな壁紙を選んだ人。
山と田んぼの土地から都会への大冒険。
ドキドキワクワクのライブレポです。
今年のシカト祭りもすごかった…興奮オブ興奮。
シカト祭りロスが酷いですが、何とか人間として機能しています。
現地参加は2回目!!
昨年はじめて参加して、これは絶対に毎年参加の祭日として私の中に刻まれました。
今回は古くからの友人と参加しました。
(15-6歳の時にライブハウスで知り合って同じバンドが好きだったのです。そこから考えると20年の付き合い!!)
久しぶりにあった彼女とお茶してから行こうねーなんてミスドに入ったものの…はい、出ました、私の【ベスハチのライブ前は固形物はいっていかないよねー症候群】緊張と興奮で固形物が食べられ無くなるのです。
毎回(笑)
それを見た友人は「大丈夫?(笑)前からそんなだったんだっけ??(笑)」と…
昔はライブ前もライブ中もライブ後もむしゃむしゃ食べられる、強靭な胃袋だったんですがね…
月日と共に、ベスハチにハマってミワさんを神と信仰すればするほど…いや、だって神様に会えることあります!?そんなフランクにないでしょう??
緊張も興奮もする訳で…。
信仰系ゼルバニア(同じゼルバニアが名付けてくれました♥気に入ってます(笑)はミスドでフルーツの沢山入った台湾何とか茶をすすり命を繋いだのでした。
(美味しかったです。)
さて、会場に向かうその前にツイッターをみてみるとフラスタもオリシャンも届いてるみたい!!
現物みたい!!と友人とマーズへ。
1年ぶりのマーズ。
今日は泣かずにライブ見よう。
メンバーさんの前で変な行動をしませんように。
スマートに、スマートに…大人として…スマートにライブを楽しむのだ!!!
と意気込んで乗り込んだのです。
入口に飾られたフラワースタンド、先に会場入していたゼルバニアにお願いしてフラワースタンドにアー写とロゴを指して貰っていました。
なんて特別感✨無理なお願いを聞いて下さったゼルバニアに感謝です。
(終演後、アー写とロゴを頂いて祭壇に飾ったのですが、見れば見るほど丁寧に作られたラミカで矢張り、彼女にお願いして良かった!!!と思いました。ありがとうございます!!!)
用意してきたティアラもくくりつけてフラスタ完成です。
早速フラスタを撮っていると1年ぶりのお友達がチラホラ♥
そ し て…
おや?なんか聞いたことの有る声がするな…と階段下を見ると…!!!こふじさん!!!こふじさんがいるではありませんか!!また、目の周り黒くないこふじさんだ!!ボノのダイさんとお話しされてる!!!!
おなつ、落ち着いて…
スマートに、スマートに…よいお客さんとして節度を持って、穏やかに…落ち着いて…脈は200。
あわてて階段を転げ落ちないようにゆっくりゆっくり降りて…
いざ!!
「こんにちは!今日は宜しくお願い致します!!」
職場体験か何かだろうか…
我ながらセンスの無さに辟易しながら受付へ…
あれ!?
リストバンドは分かるけど、紙のチケットってあったんだ!!コレクションが増えた…♥と勝手に嬉しくなりました。
紙のチケットって私にしたら凄く大切なモノで、ベスハチの名前が入っているなら尚更。
嬉しいな…と眺めながら入場すると…
物販前にしゅんじさん!!!!!!!
今度はしゅんじさんが!!いらっしゃる!!!
アワアワしているとしゅんじさんはにっこりご挨拶してくださって、ちゃんと私を覚えてて下さってた…ほとんどライブに来られないのに…顔覚えて貰えて嬉しい…
この時点ですでに変な汗が出てきていた。
(臭いませんように…)
オタクはネットでは饒舌だけど、現実ではちょっとあれなんです。
そして、バーカンに見たことのあるピンクヘアのゼルバニアが!!既に何杯か飲んでいたようで、ご機嫌なのを良いことにハグして貰う。
キャーキャー再会を楽しみオリシャンすごいよ!!キラキラ!!かわいいの付いてるよ!とか盛り上がり…オリシャンと写真を撮って貰ったり…
フロアを見るとゼルバニアが沢山いらっしゃるではありませんか、早くドリンク持って下に行こうと…バーカン付近にいると…
私の周りに居たゼルバニアやお友達が口々に
「おなっちゃん!後ろ!」
「後ろ!後ろ!!!」
「ほら!後ろ!!!」
う し ろ…???
知ってる人が来た?の?
か、か!?か!!!!………神様!!!!!!(ミワさん)
(襟足から産毛まで逆立ったかと思った。)
丁度、フロアから上がってらしたミワさんが後ろにいらっしゃったのです!!!!
「ふぁーーーーーーーーっ!!!!???」
振り返ると共に大絶叫。
ミワさんの方がびっくりされたと思います…大反省。。。
何かご挨拶の様なお話をしたと思うのですが…私の脳みそが混乱してメモリに残っていません。
変なこと、言っていませんように…。
入場前にあんなに【スマートに楽しむ】と自分に言い聞かせていたのに何という体たらく。。。
私は何時になったらちゃんとメンバーさんとお話しできるのか…
車の中で繰り返したイメトレは完璧だったのに…。
※※※※※※※
書きたい事がいっぱいあるので、今回はベスハチのライブについて書いていきます。
何回かに分けて見れたアーティストさんやレポを上げていきます!
※※※※※
まず、最前確保に走りました。絶対に1番前で見たい!!!!
固い意志を持って、最前のマイクスタンド左側。
メガネをつけていた事に気づいて一旦メガネをフロア横にあったテーブルの上にお留守番させて小走りで最前へ。
がっちりバーを掴んで目の前のスクリーンの奥の様子を伺いました。
ベスハチの音出しの前、スクリーンに脳炎10周年スウェットのデザインのミワさんの横にメッセージが出るスタイルでした。
最初はスクリーンの奥で動くメンバーさんの足元を見ていたのですが、どうにも信じ難くて…
いつも画面ごして見ているバンドさんが眼の前に存在すること、今動いてセッティングしていること…これからその演奏が見られる事…
本当に?
絶対に??
夢じゃないだろうか???
かの有名なセーラー◎ーンの最終話も盛大な夢ヲチだったよ…大丈夫だろうか?
と考えているとステージに向かってぎゅーーっと手を合わせて祈ってしまっていて、完璧に不審者です。
隣にいたゼルバニアに「大丈夫??」と心配してもらったり…
言葉が出なくてちょっと笑って(つもり)頷いて。
ミワさんの脳炎の後のシカト祭りでのトークが流れてもう、だめでした。
その時の事を思い出し(当時はコロナ前なので配信はなく、ブログやホームページを拝見する程度)、今の活躍を重ねライブが始まって居ないのに溢れてくる涙。
神様にお会い出来るからと頑張ってお化粧してきたのに、目を擦ったら全部取れてしまう!!と垂れ流し。嗚咽していると…
音出しでアイアンガールをしてくださって回復!!!(あ!今日はアインアガールやらないんだ!!)
帰ってきてから配信で音出しの様子をみたら、白いスクリーンにたくさんの手が映えて、一糸乱れぬ動きの拳。
ミワさんの脚だけがシルエットで見えていてさながら宗教画の【救済】とか【救世主】とかタイトルがつきそうな様子でした。
大好きなアイアンガールに涙を引っ込めて拳を挙げました。
気づけば周りもお客さんや演者さんが詰めて来ていてギューギューに。
周りのゼルバニアと拳を合わせてアイコンタクトをして【楽しもうね!!】と開演に向けて心の準備をしました。
最前のマイクスタンドの左側。
ステージから見たらどんな感じ何だろう。
気づいて貰えるだろうか。
いつものSEが流れ始め、スクリーンがゆっくり上がりました。
3.2.1…
手拍子に揺れる空気。
鼓膜を揺らす周りの歓声。
ああ、ここに来れてよかった。
いつもの様に飛び出してくるこふじさん、ゆっくり見回りして手を挙げてお辞儀をする大佐、笑顔のしゅんじさん…そして、ミワユータさん。
マイクの前に立ってにっこり笑った様はライトに照らされてより鮮明にみえたのです。
「シカト祭りですが、愛しています!!!」
ミワさんの発した事がそのまま脳みそに入ってきて、脊髄がビリビリしました。
喉はカラカラだし、鼻の奥がくっついて上手く息が出来なくなって来ました。
愛していますって。
凄い言葉だ。毎回思うけど、これがスルッと出てくるって凄い。
現代は老いも若きも【愛】に飢えて、本名すら知らない人とデートしたり寝たり嘘をついたり裏切られたり、揉めたり…そんな世の中で【愛しています。】ってパートナーにも言われない言葉をステージから投げてくれる。
その場に居る全員に対する【愛】。
それが出来るって、言えるって神様以外に何の名称が適切なんだろう。
心の真ん中をガッツリ掴まれてそのまま揺さぶられてもう普段の【適当でいつも元気な〇〇ちゃんのママ】ではなかった。
ただの女の子に戻った。。
1年のたった1日。この日だけ。
1曲目は【ロットガット】
規則的に動くミワさんの腕、間に見えるしゅんじさんのサンダーバードちゃんのネックの煌き。
それ以上にフロアの興奮と熱気で酸素が薄くなってきたのを感じた。
マイクを両手で掴んで歌うミワさんとそれに呼応して生きてるように動くマイクシールドが瞼に張り付いて、目眩がしそう。
処理が追いつかない。
でも、身体はいつどんな動きをするのかを覚えていて曲に合わせて拳は勝手にあがっていた。
2曲目は【シャンブルズ】
このシャンブルズは予め演奏する曲として公式のリリックビデオがあげられていた。
それはもう、素晴らしく、リリックビデオの最後の【ベスハチ】とチラつく辺りがサブリミナル的でツボだった。 もちろん発表されてから毎日聴いて細胞に刷り込んできたのだ。
ロットガットが終って直ぐあのイントロに入った時、フロアから歓声が上がった。
もちろん私も。
汗だく。なんだか握った拳がヌルつく…周りがほとんど女性でモッシュするたびいい匂いがして幸せが倍増。春のポイントアップキャンペーンみたい。
照明の色味が変わって軽いモッシュの動きも変わってきた。
もう、ミワさんしか見られない。
目が離せなくて、じっと粘着質に見つめてしまった。
「駅前のカフェテリア…」
あぁ、その歌声が大好きです。
地を這う恨みを孕んだ様な歌い方がとても。
歌いながら眼の前に来て下って、この近さ…目が合うかも知れない。。。などと思いながらミワさんの動きを追うものの、ステージの前面いっぱいにファンはいるわけで…
あ、今日は無理かも知れない。
目があったりしないかも。沢山お客さん居るし、前回が贅沢するぎるファンサを貰ったんだから…兎に角、今のこの空間を楽しむのだ!!!と自分に言い聞かせて後ろから、横からの軽いモッシュに合わせて拳を上げたのです。
「ウェイターさんガソリン一杯、お願い」
の時のミワさんの動きに悶絶。そんなカッコイイ動きありますか!?
何でそんなにカッコイイんですか。。。
(私の中のアンミカさんが叫びます、カッコイイの種類は100以上あんねん!!!!)
細かいと言われるかもしれないけれど、あの時凄く鮮明に見えていて…
「これだから生のライブはやめられないよな…」と思ったのです。
「登場人物、全員、バカ!バカ!!」とフロアも一緒になって叫んで、一体感凄い…
明滅する様々な色のライトに照らされたミワさんの目。
好き。芯のある人の目だ。と、じっと見つめていると歌いながらステージの前面に出てきてフロアを見渡していらっしゃって
わぁ!近い………とちょっと後ずさりしそうになった時。
目があった。
わわわわ…目があっちゃった!嬉し……
ミワさんにじっと見つめられ目を見開いたまま、私は動けなくなってしまった。
映像を見たらほんの数秒の出来事だったのだけれど、見つめられた瞬間、目が合ったと思った瞬間ピタッと時間が止まってしまった。
覚えて居るのは、黒く縁取られた大きな目。
いつもは『カッコイイ』、『素敵』と思うそれが…飛び越えて『畏怖』。
全てを飲み込まれそうだと思った。
あ、やっぱり神様なんだ。
宗教の信仰の根源は【畏怖の念】からだと何かの本で読んだ。まさにそれ。
ミワさんはそっと近寄ってきて歌いながら指先で私の顎をクイッと持ち上げたのだ、瞬間、全部の機能が停止してしまって崩れ落ち、昨年同様配信画面からの華麗な(?)ログアウトをしたのだった。
勝手に溢れてくる涙と嗚咽で床にへたり込んで居ると後ろから、優しいゼルバニアが「せっかく来たんだから、見なきゃだめだよ!」と引っ張り起こしてくれた。
そうだった。
見なければ!!!
さながら産まれたての子牛。
背中をさすられながらバーの所に戻ってヨロヨロ拳を挙げた。
でも脳内がスパークしてしまってもうよく分からない。
えっと、今は曲のどのあたり?
左右から人が、押したり引いたりで脳みそも纏まらない。
音に身を任せてみることにした。
こんな事が有るのか…神様がライブ中に見つめて触れてくれることが…いつまでも脳みその奥がチカチカしていた。
そうこうしていると曲が終わり
「踊りましょうかぁぁぁぁ!!!!」
3曲目【シックアゴー】
ミワさんのコールが入るとフロアの色んな所から歓声が上がった。
皆踊りたかったんだ。
分かる、祭りだもんね!!と何とか魂を引き戻しモッシュで弾き飛ばされないように上手く人の隙間に体をねじ込んだりしていた。
ステージ上を見ると楽しそうに歌うミワさん、
最前のマイクスタンドの前まで来ると大佐がバスを踏んだ時に風圧が客席に抜けてきて、勝手に感動してしまった。
(ボノボノの出番の時もレオナさんのバスの風圧が凄くて最初何処から来てる空気の塊なんだろうと出どころを探ったら、あの、バスドラムの穴!!(笑)何かの為に空いてるあの穴から出てるんだ!!この空気!!と大発見!!1人で大興奮だった(笑)
たまにしか来られないライブハウス。
大好きなバンドの音を浴びて踊り狂える幸せよ。と思ったらまた泣けてきてしまった。
シカト祭りにおいては私は特技、早泣きが追加されるようだ。
演者さんも、お客さんも入り乱れてモッシュしていると気付ばステージ上にトリルのジュアンさんがいらっしゃって煽りつつ…脱いでる!!
きれいなデコルテが丸だしに!!!肩に入ったタトゥーと相まって何という美しさでしょう。
しゅんじさんの斜め前くらいで楽しそうに踊っている様をミワさんもニコニコしていてお二人の関係性を垣間見れた…と幸せな気もちに。
(楽しそうに踊るジュアンさんは一切、シールドの類を踏んで居なかったしメンバーさんの動きを妨げる事なく動き回っていて感動した。やっぱり、プロなのだ…)
配信で後から見たら、マルさんがさっと前に出てきてジュアンさんのはだけたトップスを直しにきていてこれまた微笑ましかった。
で、マルさんも一緒になって煽っていて流石だなと思った(笑)
でも、コレは3曲目。
もう、終わり。
ベスハチは絶対に3曲目で切り上げる。
多分、アンコールは無い。
だからコレで終わり。
あっという間の楽園だった。
どっと寂しさがこみ上げてきた。
でも、拳は私の意志とは反してステージに向けて上がったまま。
いつメンの皆さんが呼び込まれて入ってきた。
モッシュで流れ着いたスピーカー前でチラッとスピーカーの方をみたらレオナさんがステージに登り、客席に合図をしていて手渡されたカップの残りのお酒をイッキしていた。
彫刻の様な身体の旗を持ったマッチョ隊と美女の夢の共演。
目の保養でしか無かった。
テープクラッカーが発射されると客席もピークの盛り上がりでもうわけが分からない。
どこからか人が飛んできた?担がれていたような気がするし、私たちの女王様は楽しそうで美しいし、モッシュは男女別だから安全だしでこのまま曲が終わらなければ良いのに。と思った。
曲が終わると空かさずの客席からのアンコール。
分かる。こんな盛り上がりだから。
メンバーさんが楽器をおいていたのが見えた、今日はおしまいだ。
やっぱり約束通り。
こふじさんが客席に向かって両手をヒラヒラして【もう終わりですよ】のジェスチャーをしていた。
ミワさんが少しの沈黙の後、マイクで伝えた言葉。
その言葉を聞き逃すまいとじっと聴いた。
伝え終えると【バイバイ!!】とステージを降りて行った。
颯爽と。去り際までカッコイイ。
他のメンバーさんも客席に向ってお辞儀をしてステージを後にした。
それを目の当たりにして、あまりのカッコよさにその場でちょっとジタバタしたりした。
手元に残ったキラキラのテープを巻き取っていると客電がついてベスハチのステージは終った。
なんだかとても淋しくて、一瞬気持ちが落ち込んだがすぐにマッチョ隊の撮影タイムが始まり猛烈にシャッターを切る私がいた。
さっきまでのしんみりとした気持ちはどこへ。
バキバキのマッチョの皆さんがポーズを決める度にキャーっと叫んで、悲しみは興奮に昇華したようだった。
※※※※※
溢れる気持ちが止まらなくて勢いのまま文章にした為に読みづらかったかもしれません。
シカト祭りが終わってからもずーーっとアーカイブとのぞき穴をループしていて(笑)
シカト祭りロスです。
だいぶ、重症です。
いつ収まるともしれません。
会場でお会いしたゼルバニアの皆さん、演者の皆さん、お話ししてくださった皆さん。
ありがとうございました。
また、来年も元気にお会い出来るのを楽しみにしています!!!!