2024.9.8 浅草花劇場
「ディ◎ニーよりも花屋敷!Say!!! 」
ステージを横切りながら私達の女王様は声高らかにコールした。
大きなステージで見るベスハチに私の涙腺はもう全開だった。
※※※※※
2024年9月8日
いつもとは違う規模のベスハチのライブを見るべく私、おなつは東京は浅草におりました。
なんと!今年2回目のベスハチ!!!
パートの主婦にしたら大変な事です!!
大冒険!!!
今回も拙いながらも溢れる気持ちを纏めました!
前日は山の上のプールで灼熱のプール監視の仕事をしていました(日給七千円)が、当日はジャージを脱ぎ捨て、お友達に誕生日プレゼントで貰った真っ赤なネイルを塗り、1人、お上りさんです。
前回まで新幹線が怖くてたまに目をつぶったりしてやり過ごしていましたが、今回は新幹線の中でアイスを嗜む余裕がありました!(成長した!!!!)
今回は古くからの友人と参戦することに。
彼は地元、宮城で中学生とか高校生とかそれくらいからの付き合いで、音楽やファッションの共通点が多く、私にしては珍しい異性のお友達。
かつてバンドマンでジャンル問わず聴く彼ならベスハチも楽しんでくれそう!と誘ってみました!
某元ジャニーズ俳優似の彼は駅でもよく目立ち久しぶりの顔の良いメンズに一瞬戸惑いました(笑)
彼は私が猛烈にベスハチにハマっているのを知らなかったようで開演までに色々とはなしていたら、ちょっと驚いていたようで(笑)
イベントでフラワースタンドをファン同士で協力して出したりお花を送ったりすることもあるよと言う話をしたら
「え、思ってたよりガチじゃん?」
「そうかもね、結婚して子どもがいなかったら東京に引っ越して来てたくらいには好きかな。」
「大分だな!!」
ええ、恐らく社会一般的に言ったらそうなんでしょう。
でも、もっと言えば推しとか好きとかじゃ収まらない気持ちは信仰、シンプルに信仰と呼んだ呼んだ方がしっくりくるのです。
そんなわけで友人を驚かせながら迎えたライブ。
「私、今日は人間やめてベスハチは最前ねらって踊り狂うから。危ないから君は好きな所でみてて!」
と友人に言い残し席の確保に向かった。
ステージは普通のライブハウスよりも高く、最前だと見上げる様な形になる。(1メートル前後だろうか…152㌢の私で胸位)
ちょっとだけステージの前面を触らせて貰うと…布…??板では無いようだ、コケないようにしないと…突っ込んじゃうとまずい材質かも…
(後にせり出しの加工をしていたのかも…と伺った)
劇場は初めて入ったのでキョロキョロしてしまいましたが、天井が高い!!!
照明の数も多い!!!どんな音なんだろうとワクワクしました。(不意に照明を見上げるとロード中のタチコマのような動きをしていて可愛かった♥)
友人は客席の後ろよりの真ん中に座って何でそこに座ったのかなー?と不思議に思っていたのです。もっと前で無くていいのかなー?と。
友人の通路挟んで隣に丁度、ブライトライトのけいじゅ君とボノボノのダイさんがいらっしゃって友人を紹介したり、ご挨拶させて頂いてそのままライブが開演、一組目が終わってちょっと話して居ると
友人「隣のコ、普通に楽しんでるけど、サウンドチェックしてる。聞いてるだけじゃないよ。多分、後の方も音の回り方とか、聞きながらチェックしてるんだと思うよ。」と
え!!!!そうなの!?
何で分かるの!?
「一応、元バンドマンなんで…」
え、バンドマンって凄いな…
けいじゅくん凄くハッピーに楽しんでるー!!!ってほっこりしてたら普通にストイックだった。
でも、あの音を聞けば納得。
あれ、と言うことは友人も音の事を考えてそこに座ってたのか!!!
後にトリルダンのマルさんがМCで「そのあたりにロゥが溜まんねん!」と客席後方を指して言ってらしておおぉ…皆さん、色んな所でチェックしてるのか…。
ベスハチの出番が近づいてくると…
ソワソワして、ソワソワし過ぎて何時もの3倍位挙動不審に。
昨日まで、山の上のプールで監視の仕事していた私が!?
アブをデコピンして駆除していた私が!?
今、東京に?ベスハチを?見れるのか!?
シカト祭りから4ヶ月しか経ってないのに!!!
もし、夢だったら、ライブ終わるまで覚めないでくれっ…!!!!(切実)
ベスハチのメンバーさんはちらほらフロアにいらっしゃったのを確認したのだけど、ミワさんは2階席に上がる階段から声がちょっと聞こえただけで私はビビリ散らしてその場から逃げるように離れた。
もし、うっかりライブ前にミワさんにお会いしたらまたシカト祭りの時みたいに大絶叫してしまうかもしれない。(前科アリ)
謎の自信があった。
だって、曲がり角曲がってブッダが居たり、トイレでイエス・キリストに会ったらびっくりするでしょう。
私にとってミワユータさんはそう言う存在。
ライブは私にとってバプテスマの様なもので生まれ変わりの儀式。
今回、ライブの事を細かく書こうと意気込んだのに…残念ながら生まれ変わり過ぎたのか絶頂を極めすぎたのか余り記憶にないという…。
覚えている限りで記していこうと思います。
※※※※
さぁ!ベスハチ!!と言うタイミングで最前にゼルバニアがサッと流れこんだ。
事前に主催のスセリのシュウさんに「ベスハチの時前に詰めても大丈夫でしょうか?」と確認を取らせて頂いて、OKを貰っていた。
座って見れるライブではないのだ。
ベスハチのライブは。
開演直前、最前に詰めたゼルバニア同士でポツポツと話す中で
「おなつちゃん、折角来たんだからユータさんの前で見なよ!!!」
と声をかけて貰いありがたく、マイクスタンドの左側に入れて頂いた。
なんという僥倖。
こんなに近くて溶けて仕舞うのでは無いだろうか…とおもって居るとメンバーさんがセッティングの為ステージに上がっていらした。
呼吸が出来ないほどの緊張。
ぎゅっと握った手は冷や汗。緊張で震度3くらいに震えていた。
薄暗い照明に照らされながら黙々と行われるセッティング。
遠くを見つめながらミワさんが私の目の前のアンプ横にお水のボトルを置かれた。
(ああ…きっとここには見えない1枚の壁があるん。あちらと此方、お互いの境界線を侵せぬ何かがあるんだ。それがとても必要な一枚の見えない大切な壁)
ステージに置かれた
半分、お水の入った透明なボトル。
日常であれば大した音や光景ではないのになんだかとても印象に残った。
オーラのある人は薄暗くても輝くし、小さな所作も神々しいのだ。
セッテイングが終わり、隣あったゼルバニアと
「何回見ても緊張しちゃう。」
「分かります。分かります。どうしようも無いですよね…」
とヒソヒソ話していた。
周りの見知ったゼルバニアと
「楽しもうね!!!」
とグータッチを交わしていると照明が変わって急いでステージに向き直った。
今日はフロアにキスしない!!!
最後までちゃんと立ってライブを見るんだ!!!!鼻息荒くメンバーさんを待ちました。
こふじさん、大佐、しゅんじさん…ミワさん!!!!
(救世主降臨!!!!)
ああああああ、前言撤回。
ああぁ…母さん…今日も娘は五体投地の構えです。
無条件降伏。白旗。バンザイ。
シックではじまりステージ前に詰めたゼルバニアは大歓喜です。
最初から拳が上がり踊り狂うゼルバニア。
頭の上から降って来るような音。
大きな会場ってこんな聞こえ方するのか!!!
ひたすら感動。
一曲目なのに、顔を流れて行くのが汗なのか涙なのかよく分からない。
2曲目のロットガット〜
鼓膜より奥で感じて…の時点でもう大絶頂。
照明の加減も相まって会場は完璧にベスハチの掌へ…
私ももう立って居られないと音に、雰囲気に酔い、楽しすぎて、嬉しすぎて脳みその真ん中が溶けて来た様な感覚になって眼の前のミワさんを目で追う事しか出来なくなっていた。
何も考えられないってきっとあんな感じ。
恋愛でもあんなに麻痺することはない。
3曲目はゼルバニアお待ちかねのシャンブルズ
ミワさんの書く曲は過去の恋愛とシンクロしてぎゃああああっと頭を抱えて転げ回る様な事があり、このシャンブルズが正にそう。
親友とパートナーが裏でコソコソやり合っていたという正にその経験。(先日シャンブルズした男と子どもの試合で再会してしまい、脂汗が止まらなくなったがこの曲を聴くと浄化された。信仰心は偉大✨)
リアル・シャンブルズを経験した人間としては本当にこの曲は救い。
過去の若く何も出来なかったあの時の私を成仏させてくれる。
ゼルバニアで「バカ!バカ!!」と叫べたのでもう大満足。
大佐としゅんじさんのリズムが心地よく、増幅された鼓動のよう。
安心するけれど大きな振動。
ミワさんが大きな目を見開いて会場を見渡しながら歌う様カッコ良すぎてこの光景を語るには私の語彙が足りなすぎると実感した。
身体が勝手に飛び跳ねて、拳を振り上げていた。
後から公開された公式動画を見たら私もちょっと映り込んでいて、ずっっっっっっっっっっっと飛び跳ねていた。
シャンブルズは女の悲しみと怒りを焼き切ってくれる鎮魂歌だった。
シャンブルズで完全に生まれ変わったと思ったら次はアイアンガール!!!!!
ベスハチといえば!この曲!!!!
イントロが流れた時点でゼルバニアの歓声が聞こえた。
立ち上がれ、前を向け。
戦えと教えてくれたこの曲をこの空間で聞けるとは!!!!
興奮のあまり爆音に身を任せ夢中でヘドバンしていたら…どこからか
「おなっちゃん!!!前!!!前見て!!!」
と声がかかり、
え?何だろう?と顔を上げると…
どえええええええ!!!!
神様降臨!!!眼の前!!!!
ミワさんが目の前にいらっしゃるではありませんか!!!
しかも…
え、え、え、手を!?
手を!?神様が!?私の!?手!!?え?てぇ?!手を握って…じょっgてkhgkjg;・うえrh!!!!!???
柔らかい…
(一瞬でシンジ君化)
(訳・ミワさんがお客さん何人かと歌いながら握手していて私もたまたま握ってもらえた)
脳みそがオーバーヒートして、溢れる涙と嗚咽とともにフロアとディープキスしていました。
もうこまま床になってしまいたい。
こんなに嬉しい事があるだろか…
床に突っ伏してオイオイ泣いて居ると優しいゼルバニアが抱き起こしてくれて
「折角きたんだから、見ないと!!」
と声をかけてくれた。
そうだ!この場所でちゃんとベスハチを見なければ!!!
涙でぼろぼろの顔を上げステージにしがみつくように起き上がると丁度サビ前部分でミワさんが支えられて立った私の前に来てくださり手で合図しながら
「誰にも泣かされたく無いから
私は泣かないと決めた」
と歌って下さって居るではありませんか…
(私の幻覚でありませんように…)
そんな事…そんな事…生きてて良かった…
輝くステージの真ん中で楽しそうに歌う女王様、
正確なリズムを身じろぎ一つせずに刻む大佐、
ギターとダンスする様に奏でるこふじさん、
サンダーバードちゃんと音を支えるしゅんじさん。
全てが一瞬のパラダイス。
瞬きをするのも息をするのも忘れて汗だくに成っていた。
ラストのあたしバンドマンでもう水分はでないと思ってたのにコレまたボロボロに泣いていた。
ミワさんの持つハンドマイクになるにはどんな徳を積んだらいいのだろうと急性ベス中になった頭で考えてしまった。
完璧に撃ち抜かれて燃え尽きた。
この大きな会場で見られて本当に良かったと、打ち付けた膝を擦りながら座席へと戻った。
(帰宅後アザが♥の形になっていて嬉しくなってSNSにアップしようかなと一瞬思ったがやめた。流石にそこまでしたらメンヘラ味が出て仕舞う。こんなんでも一応大人である。)
完全に燃え尽きてヘロヘロになって椅子席のありがたみを感じたアラフォー。
友人は耳の調子が悪かったみたいで念の為にと耳栓を渡していたのだけど、それも外して爆音を浴びていた様で…
「久しぶりにライブ来たけどやっぱり爆音で聴くライブはいいな!!」
「声枯れたし腕も痛いけど楽しかった。」
「ミワさんの空間掌握能力すごい」
「ドラムの人全然動かないのすげぇ。めっちゃ聞きやすかった。」
と楽しんでくれていたようだ。
良かった…✨
頑張り屋の彼に幸あれ…✨
彼に女王の祝福を✨
問題はこのあと、物販タイムである。
今回はアーティストのライブが終わってから一斉の物販。
時間もきっと限られて居る。
ハキハキと人間の言葉(NO MOREカオナシ)を話し、お差し入れをお渡しして、チェキをメンバーさんと撮るのだ!!!!
他にも物販に寄りたいファンは沢山いる。
今日初めてみて物販に寄る人も居るだろう。
まごつかない!!
何度も頭の中で「メンバーさん、皆さんとツーショットチェキお願いします!!」の練習を繰り返した。
物販はフロアを出て、通路で行うスタイルで、勿論人も沢山行き交う。
ベスハチの左隣りでトリルのお二人が太もも露わなお衣装で、「買ったらあかん!もう持ってるでしょ!!あかん!!」と楽しそうにトリラーさんとお話しされている。
ベスハチは物販に石田さんがいらっしゃって(死神ガイドのMVに出演されていた)一生懸命対応してくださっていて。
わぁ、金髪の石田さんイメージ変わって可愛いなぁ…と見ていると段々人が増えてきてメンバーさんも出ていらっしゃった。
ぼうっとその様子を眺めて居ると、こふじさんが「チェキ?」と聴いてくださったので「はっ!!そうだ!私、チェキ撮りたいんだ!!」と我に返ったのです。
「お願いしますっ!!!」
(主語の欠落)
とギューギューに折りたたんだ千円札を渡したのです。
「あ、ミワユータとかな?」
おなつ「メンバーさん、全員と!お願いします!!!」
「ぜんいん!!!」
おなつ「はいっ!!ぜんいんで!!!ぴったり持ってきました!!!」
おなつにスムーズな会話は難しいようです…。
でも、カオナシは避けられた!!
良かった…
しゅんじさんが隣に来てくださった時、香水?の香りなのか何なのか…え!?ステージ後なのにこんなにいい香りの人が!?私の方が悪臭を放っているのでは!?とドキドキしました。
さっきまでステージに居た方とチェキが撮れるって凄い…感謝しかないといろいろ考えて居たら…
忘れてた…ツーショットって近いんだ!!!
すっっっっっごい!!近いぃぃぃいい!!!
チェキを撮る瞬間。私の出す悪臭がしゅんじさんに届かないように息も止めました。
実はベスハチを追いかけて5年位になるんですが、今回、初めて大佐とご挨拶させて頂きました。
配信ではチャット越しにお話しさせて頂いていたのに、ライブでご本人を前にすると「ヤスが!!大佐が!大佐がヤス!!!!!?ヤスが大佐!?ホンモノはどっち!?」とオタク独特の混線を起こして今までちゃんとご挨拶出来ていなかったです。
今回も…ちゃんとご挨拶出来たか覚えてないけど…何か発語した気がする。。。
良かった…←
こふじさんのもしゅんじさんも私に合わせて大分屈んで?顔が同じ位置に来るように調整してくださって、こふじさんはとてもアクロバティックな調整をしてくださり、私は成長期に伸び切らなかった己の骨を呪いました。
そして、ミワさん…ああぁ!!!
近くに、神様が居る…とじっと見つめて居たら頭をポンポンと…どぉわぁぉぁあぁぁぁぁぁ!!!!
どんな!?どんなご褒美なのか!?
変な鼻息が出そうで慌てて鼻を押さえ込みました…満たされ過ぎて液体化しそう…
ヤバい…鼻水出てきた…ティッシュ…とカバンに手を突っ込むと手に当たった「アレ」…
カバンから引っ張り出して、孔雀の求愛行動よろしく全開にした扇子をミワさんに差し出し…
「もし…もしよかったら!!コレを持って撮っていただけませんかっっっ!!!」
今世紀最大の勇気を出しました…。
ミワさんは「あ!これ!この前見たよ!!」
近くにいらっしゃったこふじさんも「ホンモノだー!!すごー!!」と…まさかのご本人認知っ!!!!歓喜っ!!!
緊張し過ぎて他に何をお話ししたのか記憶にありませんが、無事にツーショットチェキを撮って頂けて…
家宝がまた1つ増えました。
夢の様な時間はあっという間で…
長かったような、短かったような…不思議な空間でした。
でも、今回も大満足のライブ遠征と成りました!!
あれから私はチェキを見てはニヤけ、動画をみては悶絶の日々を送っています。
素敵なライブを見せてくださったベスハチメンバーさん、共演の皆様。ライブスタッフさん。
一緒に楽しんでくれたゼルバニア、友人。
ありがとうございました。
また、あの愛に溢れた空間を堪能出来るように一生懸命働きます!!!
そして、今回も長文お読み頂きありがとうございました!!!