週刊ふところ紀行 その14
おはようございます。はるばる14週目です!
お盆突入週ということで、どこ行っても人が多いかつ暑いです。働いている皆様、本当にお疲れ様です。ありがとうございます。
今週は画像の類がないので、活字苦手な人はごめんなさい。
8割鑑賞2割打ち合わせ
8/12、科博にて
友達と科博行きました。また科博行ってんのかお前という感じですが。(ちなみに、大学パートナーシップに加入している大学に所属の皆様は、常設展タダなのでこれはいくべし。)
歩きながら秋に上演するパフォーマンス公演の方針を決めつついろいろ話しつつ、科学のエリアで「すっげー!よくわかんねー!」となりながらも全体を一周しました。打ち合わせin科博という感じですね。広いので、がっつりしっかり会話が弾みました。
いやぁー、博物館楽しいねえ。
この夏は、ロートレックも行っておきたいですし、アーティゾン美術館にも久々に行きたいです。アドミュージアムでも面白そうなことやっているので、これはお盆の後ぐらいにハシゴDayを設けようと思います。定期的にインプットしないとアウトプットもできないもんで……。
タイトルなんか、2割って言葉と、打ちって言葉が隣り合っているせいで、お蕎麦っぽくなってしまっていますが、お蕎麦は食っていません。でもお盆だから近々食うかも。
お盆
8/13、家にて
昨年末、祖父が亡くなった日のことを思い出します。
思えば、昨年の夏から、祖父の体調は良くなかった。2024年が近づくにつれ、一人でできることが減り、受け答えも苦手になってきて、私が孫であることを認識するのも難しくなっていた。
祖父の世話をしていたのは、一緒に暮らしていた祖母。いつも祖母は頑固な祖父の言うことを、はいはい、と素直に聞いて言われたように動いていた。祖父は、いわゆる亭主関白だった。
年末ムード漂っていた12月下旬のある日。午前5時前、いきなりえげつない鼻腔の痛みを感じて飛び起きた私。
この年の夏に副鼻腔炎を発症していたこともあり、「ぶり返しちゃったかなぁ…イテテテ……」と思いながら、処方された薬(鼻に直接噴射するタイプ)を鼻腔めがけてスプラッシュ。でも、夏の発症以来、痛みを感じたこと、再発と思われる症状を感じたことがなかったので、変だなぁとは感じつつ。
止まらない鼻水と、増していく痛み。
身体を起こして窓の外を見てみるも、外はまだ日の出ちょい後という雰囲気。静かで、そして寒すぎる朝。私は普段9時〜10時に起きるぐらいの超朝よわよわ人間なので、この時間に起きてしまうことは異例。しかも、鼻の痛みで起きてしまうのは、我ながら少々不憫。
もう一度布団に潜り、鼻の痛みが引いた頃くらいに横になってみるが、なかなか眠れず。両親もまだ寝ていたようで、家の中は怖いくらい静か。
そして、眠れないまま1時間後くらい経った頃。両親が起きてきた。私は寝たふりをして目をつぶっている。
両親がバタバタと支度をし始めたときだった。1本の電話がかかってきた。祖母からだった。
私は、とてつもなく嫌な予感がした。
予想が当たった。電話の内容は、「朝起きたら、祖父の様子がおかしい」ということだった。
家族全員で祖母の家に向かう。
祖母は泣いていた。そして、祖母の視線の先にいた祖父は、二度と目を覚まさないであろうことが誰の目からみても明らかであった。
医師の診察と祖母の証言から、祖父が亡くなった時間は、私が鼻腔に強い痛みを感じた時間と、全く一緒だった。ほんとに同じだった。
まるで、祖父が私にお別れを言いに来たように。鼻水が止まらないまま痛すぎて、布団の上をのたうち回っていた私をどんな気持ちで空から見ていたのだろう。アホだと思っていただろうか。意固地な祖父らしい伝え方だとは感じた。
あれから副鼻腔炎がぶり返したことや鼻に痛みが走ったことは一度もない。
証明できない夢の中の出来事や非科学的な現象が、この世にはなんとなくあるのだなぁ、とその日は思った。
あとから聞いた話だと、私の母もその日の夢に祖父がガッツリ出てきていたらしい。祖父よ、どんだけ印象に残そうとしていたんだ。
そんなことを思い出すお盆のお迎え日でした。
今のこの世は、当たり前のように地獄みたいなことが起きているけれど、祖父が過ごしているあちらの世界の毎日が幸せであればいいなと思う。
そういえば今日は予告通り(?)蕎麦を食いました。
インターネット老害
8/14、家にて
正直やることはあるのにやることがない。お盆ってそんなもんなので別に良いのですが。
暇すぎて、インターネット老人検定なるものをTwitter上で見つけ、90点という高得点を叩き出してしまうなどしました。
大学生になってから高校生の流行にいきなり疎くなり結構ビビっております。情報収集という名目で、TikTokで流行っている曲をYouTubeやサブスクで探して聴いてみるものの、『TikTokトレンドランキング』的なプレイリストに入っている楽曲が1つも分からず、ええっ、私が先程耳に入れていた音はなんだったのだ、と絶望する老人生活。
外の世界に自ら踏み込んでいかないと、いつの間に老人ホームに閉じこもったおばあちゃんのような視野の狭さになってしまうなぁと感じつつ(老人ホームのおばあちゃん、ごめんなさい)、SNSを探索していますが、まあ探索しすぎるのも気分を害すので、難しいところです。
無意識のまま自分の老人ホームを決めて隠れてしまいがちな私の視野を広げてくれよ、SNS。インプレゾンビは成仏してクレメンス。
(そういう語尾をつけるから老人って言われるんですよ、と自戒の念を込めて、今日の日記は終了。)
存在しないを存在させよう!の巻
8/15、家にて
大学の課題、というより最近は勝手な研究のためですが、架空のコントライブのパンフレットを作る日々です。
どゆこと。
存在しない芸人の、存在しないコントライブを、『開催します』と断定してしまって、虚構の中でその公演パンフレットを作ろうという……。
まじで頭がおかしくなりそうです。
髭DAY
8/16、家にて
明朝からOfficial髭男dismのオールナイトニッポンを聴き、夜はMステをつけて、髭男による1夜限りのCMを見るために待機する、というそろそろ髭が生えてきそうな1日。
そういえば、髭男のメンバーは未だに髭無いですね。楢﨑さんが一時期ちょっと生やしていた以外まじで無いかも。果たして髭男が全員髭を生やす時はやってくるのだろうか。そんなことを思いながら、嘘、全然思っていないが、髭男を推している毎日。
熱しやすく冷めやすい性格の私が、唯一高校生の頃からしっかりと応援してファンクラブも継続し続けているバンドです。希少です。自分の中での冷め期が来たとしても、新曲が来ると普通にハマるし、ライブに行くと普通に髭男しか聴かなくなる日々が始まってしまうので、とくに冷めるとか、降りるみたいなのは気にしないようにしてます。推し友達もたくさんおりつつ!そんな環境に感謝!髭男が生まれた時代に共に産んでくれた母!ありがとう!ゆるゆる、たのしく推し活!
まるで水槽の中にちょんと墨汁を一滴差してみたような
8/17、下北沢にて
映画『NN4444』を観に行きました。
不条理すぎるし苦悩すぎる!でも最高にゾワゾワで面白い!暑い日々が続きそうなので、みなさんもこれ観てひんやりしてください。
この映画は、4つのショートフィルムから出来ている、オムニバス・ホラー映画。我々が生きる日常にふと入り込んでくる闇と不条理が、容赦なく目の前に降り注ぐ、結構えげつない作品たちでした。個人的には『洗浄』と『VOID』が好きでした。前者に関しては、洗浄?洗脳?彼らの中のなにが洗われたのかいろいろとかんがえてしまいますが……。後者は、意味のわからない、得体のしれない怖さが良すぎましたね。あと、男性ブランコ平井さんがめっちゃ怖かったです。
ふと、思ったこと。
昨日のMステの髭男CM、ガヤガヤとしている歌番組の風景から、打って変わって聴こえた静かなピアノの音と、映ったマッチ。一瞬で静寂に落とされた感覚で、テレビに釘付けになってしまいまして。Xでパブサしていると、「惹きつけられた」という投稿を多く目にしました。
雑踏からの静寂カットイン、ってとてもとても惹かれるものがありますよね。まさに緊張と緩和。先生の話を全然聞いていない幼稚園児も、先生が話している文章の途中でいきなり黙ったら静かになるそうです。人は緊張と緩和に吸い寄せられるものです。
で、ホラー映画で見かけられる、暗いシーンで、怖い音楽が流れ、そして音量がグングン上がりながらいきなりブチッとカットアウトし、明るいシーンになる。こんなやつ。伝わってくれ。これ怖いですよね。
緩和からの緊張も惹かれるけど、極限の緊張からの急激な緩和も最高です。
ああ、ホラー短編作りたい。さて、また怖い系の脚本書きます。
(ちなみに、秋に予定している演劇公演は怖くないので安心してお越し下さい。詳細情報はもうちょいあとに出せるかと)
襲いかかるやつら
8/18、家などにて
今日は黙々と、課題(架空のコントライブじゃないやつの)を進めています。こちらの課題も調子に乗ってかなり無茶をしているので、夏のバテバテテンションにそぐわないやる気で頑張っています。そのせいで疲労がだいぶ襲いかかっています。
その疲労を抱えたまま、散歩に出かけ、いつも行かない道を歩いたところ、とんでもない急坂に出くわし、疲労に疲労を重ねました。
あと、セミに襲われました。
明日はゆっくり休みたいところですが、なんせ課題を2つ抱えております関係で明日からも引き続き作業となりますゆえ。どうにか仕方なくでも生きられるよう頑張ります。