AppleのCRTモニターを買った話


いつものようにハードオフ巡りをしていた所、appleのcrtモニターを見つけた。
ジャンクで画面が暗いとのことだったが、この手のジャンクはよくあると思い買った。

↑今回購入したapple m2978モニター


入力部分
端子はよくあるVGA

ケーブルはついて来なかったので、家に転がっていた電源ケーブルをさして通電確認。
キュイーンという音と共に起動。ジーという音が鳴り続けていた。
電源を切るとパチパチと10秒くらい鳴るので最初はフライバックトランスがやられているのかと心配になったが、調べてみると静電気の仕業らしい。
しかし、念には念を入れて分解清掃をすることにした。

中を開けた様子


全体
偏向コイル部分


危険なアノードキャップ部分
高電圧を発生させるフライバックトランス

こんな感じで分解してみた。
やはり触るのは怖いのでエアダスターを使う事にする

ブラウン管部分

ちなみにブラウン管はGoldStar という会社のもの。
どこの会社なのかと思って調べてみると今のLGのものでした。
昔ははラッキー金星(Lucky GoldStar)という名前で、海外向けの商標がGoldStarだったそうです。

清掃後


HDMI to VGA 変換ケーブル
信頼のエレコム製

準備が整ったので映像を入力してみます

見てください、30年の時を超えてappleのモニターにwindows11が映っています!
さて、映るのは確認できましたが画面が暗いです。

そんなときはココ!
フライバックトランス
ここにscreenとfocusというツマミがついています。
screenのツマミを回すと明るさを調整できます。そしてfocusを回すとフォーカスが調整できます。

調整後

まぶしくなってしまいました。
この時にこのモニターは時間が経つとどんどん明るくなるという不具合もあったということに気がつきました。
なので最初は明るさ最大にしても暗く、最終的には一番暗くしてもまぶしくなってしまうのです。
そしてさらにフォーカスもどんどんずれてしまいます。
これはCRTソケットが関係しているのですが、それはまた次回にしようと思います

ありがとうございました。

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