アフィリエイトサイトの始め方
アフィリエイトを始めたいけど、どこから手を付けていいのか分からない、という人は、アフィリエイトの最小構成要素である「ウェブサイト」と「ASP」から始めましょう。この2つを用意することがアフィリエイトの最初の一歩です。
アフィリエイトにおける「サイト」と「ASP」
アフィリエイトを始める上で最低限、必要なものは何でしょうか。
それは「ウェブサイト」と「ASP」です。ウェブサイトを用意し、そこにASPの商品を掲載する。これがアフィリエイトの最小かつ最も基本的な構成です。
ウェブサイトはテキストや画像によって構成されたメディアで、1ページのみの、いわゆる「ペライチ」サイトから、WordPressなどの高度な機能を備えたCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)まで、様々なバリエーションが存在しています。どのシステムを選び、どんなサイトを作るかについては、自分が得意とするテーマや読者の求めている情報、アフィリエイトで扱うジャンルと相談しながら決定するのが基本です。
もうひとつの要素であるASPは、「アフィリエイト・サービス・プログラム」の略称です。ASPに登録されている商品から、紹介したいものを選んで自分のサイトに掲載、そこから購入があると紹介料を得られます。アフィリエイトのシステムそのものといえるASPですが、国内には数十の事業者があり、それぞれ得意とするジャンルも販売条件も様々です。複数のASPを組み合わせて利用することもできるので、それぞれのASPの商品情報を精査し、少しでも条件面で有利なものを見つけ出す努力も重要です。
サイトについての基礎知識
まずはアフィリエイトにおけるサイトの基本から解説していきましょう。
今日、サイトの構築には実に多くの方法があり、単に作るだけなら手間やコストをほとんどかけずに済ませることも可能です。
しかし、アフィリエイト用のサイトを作る場合はそうはいきません。アフィリエイトで収益を上げるには、安定してアクセスが集まる仕組みが必要になりますし、アフィリエイトに悪影響を及ぼす機能があるサービスは使えないからです。
例えば、無料のブログサービスでは、お金をかけずに簡単にブログを作ることができますが、その代わりページ内にバナー広告が自動的に表示されます。アフィリエイトサイトでは一人でも多くの人に商品をクリックしてもらわなければなりませんが、そのときに強制的に表示される広告の存在は邪魔でしかありません。
アフィリエイトサイトを作る際、最もよく使われているのがWordPressです。WordPressはCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)と呼ばれるプログラムの一種で、高機能なブログをサーバー上に構築するシステムです。無料で利用できるオープンソースということもあって、ブログ型CMSとしては圧倒的なシェアを誇ります。ウェブで見かける商用・非商用のブログは大半がWordPressか、あるいはそれをベースにしたシステムで作られています。
WordPressがこれほど多く選択されているもうひとつの理由が、検索エンジンの最適化、いわゆるSEO(search engine optimization)に無類の強さを発揮するためです。WordPressは構造化された内部リンクを備えていることから、普通のホームページよりも検索結果の上位に表示されやすくなっています。大多数のサイトがWordPressを採用している現状では、ほかのシステムを選ぶと、その時点でSEOでの一人負けは必定です。そのためアフィリエイトサイトではWordPressを選ぶのが定石となっています。
WordPressは、世界中でもっとも普及しているCMSだけあって、膨大な数のテーマやプラグインが開発されています。中には、原型を留めないほどの独創的な外観を提供するテーマや、ブログの粋を超えた機能を追加するプラグインもあるほどなので、ほかのサイトと似てしまう心配は無用です。HTMLやCSSの知識があれば、独力でテーマをカスタマイズして、自分好みのデザインを実現することも可能です。
WordPressの導入方法は、サーバーを自分で用意し、そこにプログラムをインストールします。サーバーの立ち上げや保守管理には、専門的な知識や技術が必要になりますが、低コストで機能もシンプルな「レンタルサーバー」であれば、誰でも簡単に利用できます。そこでオススメしたいのが、「お名前.com」のレンタルーサーバーです。標準でWordPressの自動インストール機能を備えているのが特徴で、本来は複雑な設定が必要なWordPressの導入作業をボタンひとつで実行できます。
・レンタルサーバーの申込手順
「お名前.com」のレンタルサーバーの「RSプラン」を選択しましょう。オプションでホームページエディターやMicrosoft365が付属するプランもあります。RSプランの月額料金は1,300円。12ヶ月分を一括で支払うと月額930円になります。サーバーに申し込む際には、独自ドメインもあわせて取得することが可能です。
・WordPressの設定
「お名前.com」のレンタルサーバーの登録が終わったら、お名前.com Naviを開いて、コントロールパネルの「ログイン」をクリックしましょう
コントロールパネルにログインしたら、「おすすめメニュー」に表示されている「WordPress」をクリックしましょう
WordPressの作成画面が表示されます。「WordPressをインストールしましょう」の「作成する」をクリックします。
WordPressのインストールが開始されます。ホームページの作成方法で「新規作成」を選択して「情報入力する」をクリックします。
URLでドメインの後に文字列を挿入したい場合は入力します(そのままでも問題ありません)。「情報入力する」をクリック
ホームページのタイトルとメールアドレスを入力。さらにWordPressで利用する任意のユーザー名とパスワードを設定しましょう。これでWordPressのインストールが実行されます。後は、WordPressのログイン画面で、設定したユーザー名とパスワードを入力すれば、設定画面にログインできます
ASPについての基礎知識
ウェブサイトと並ぶ、もうひとつのアフィリエイトの重要な構成要素が「ASP」です。
ASPはアフィリエイトの商品を提供しているサービスです。ASPからアフィリエイトコード付きの商品リンクを取得したら、それをサイトに掲載。そこから商品が購入されることによって、規定の紹介料が発生します。
ASPには多くの事業者があります。A8.net、バリューコマース、afb(アフィビー)、リンクシェアなどが代表的なサービスで、それぞれに得意なジャンルがあり、同じ商品を扱っていても紹介料の利率が異なっていたりします。各APSの商品の情報を精査して、その中から有利な条件のものを選んで紹介する作業も、アフィリエイトでは重要になります。
ASPは、アフィリエイトで得られた収益を直接的に扱うサービスのため、会員登録の際には詳細な個人情報の入力が求められます。もちろん金融機関情報の登録も必要で、収益の振込先となる銀行あるいは郵便局の口座情報がなければ利用できません。
ここでは、国内最大手のASPであるA8.netを例に、会員登録の手順を解説していきます。
A8.netの会員登録では氏名、住所、生年月日、連絡先など個人情報のほか、事業区分(個人か法人か)の入力が求められます。ログインIDとパスワードを設定したら、「サイトをお持ちの方」のボタンをクリックしましょう(A8.netのファンブログを利用してサイトを構築したい場合は「サイトをお持ちでない方」をクリック)
アフィリエイトを利用したいサイトの情報を入力します。サイト名やURL、カテゴリ、開設日のほか、月間訪問者数や月間ページビュー数など数字の入力を求められます。この画面で入力した情報は、後から変更することもできます
アフィリエイトで得られた収益の振込先となる金融機関の情報の入力です。ゆうちょ銀行かそれ以外の銀行かを選択し、口座情報を登録しましょう。
A8.netの会員登録が完了したら、後はアフィリエイトのコードを取得するだけです。掲載したい商品のページを開くと、商品リンクのHTMLのコードが表示されるので、それをコピー&ペーストで自分のサイトの好きな箇所に貼り付けましょう。
まとめ
今回はアフィリエイトを始める上で、必ず知っておきたい「サイト」と「ASP」の基本について解説しました。
サイトとASPが、それぞれどのような役割を担っているかを正しく理解できれば、アフィリエイトの仕組みは把握したも同然です。
アフィリエイトの解説では、初心者には聞き慣れない用語や馴染みのない概念が出てくることがありますが、本質的な原則の部分は既存のビジネスと変わりません。
優れた商品を「ASP」で見つけ、多くの人々を「サイト」に集める。他の業界では「仕入れ」と「販売」に相当するこの2つの部分で、いかに同業他社を上回れるかがビジネスの成否を決めます。
アフィリエイトの中核となる「サイト」と「ASP」について、ここでしっかり理解しておきましょう。
「お名前.com」は、ドメイン登録実績2400万件を超える国内最大級のドメイン公式登録サービスです。人気の.com .net .jpドメインを含め580種類以上のドメインを取り扱っています。
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