【マイリスコンピ参加(裏)】サビから始まる非ボカロ曲10選
こういう事しちゃう?
未成年です。成人してます。
非ボカロ曲という、"いかにも普段からボカロを聴いています"系の単語を出すことで、ボカロリスナー力を相対的に上げようかなというあれです。
でもね、『人間の曲』も良い曲たくさんあるので……何卒……。
①サビから始まる
②VOCALOID楽曲ではないもので
③アーティストかぶり無しで
④思いついた順にYoutubeで検索し
⑤公式展開されていた楽曲
のみの取り扱いなので、これらよりも先に思い付いた楽曲もあります事をご容赦ください。
では行きましょう。
椎名林檎 - ここでキスして。
"I'll never be able to give up on you
So never say good bye and kiss me once again"
『私はあなた以外は考えられないの。だからサヨナラはしないで、もう一度キスをして。』
から始まる詞。これがつらく為らずに居られますか。しかもこの詞で最後も締めるので本当に憎たらしい(褒めてる)。前奏もなしで歌唱スタートなのでいきなりパンチかまされます。間奏のギターがギュイギュイ。あとは独特の声もやはり彼女の魅力ですよね。「ラブソング書いてみなよ」と言われて出来た楽曲のクセに心を鷲掴みにされます。
高橋優初監督MV作品「明日はきっといい日になる」オモクリ監督エディットバージョン(Short size)
"明日はきっといい日になる いい日になる いい日になるでしょう"
この楽曲、サビでずっと"明日はきっといい日になる""笑い合えたらいい日になる"って訴えかけてくれるんですけど、ラスサビで一回だけ、"いい日にするのさ"という詞になるんです。これが最初の方に出てきたら『そんな簡単にいい日に出来たら苦労してねえよ』って感じなんですけど、1番2番と聴き進めていった先でこの詞が出てくるんです。ずるい。反則。救われます。
宇多田ヒカル - 光
"どんな時だって たった一人で 運命忘れて 生きてきたのに 突然の光の中、目が覚める 真夜中に"
本当に美しく洗練されていて、2段階サビが非常にエモーショナルで聴いていて爽快な上にドキドキもさせられる、そんな楽曲です。詞の親近感、日常感もこの部分を切り取ると新鮮で、ラブソングというにはちょっと進み過ぎているような男女の感情表現が秀逸。それに加えて極めて飾り気のない日常的なワンシーンを切り取ったMV。凄すぎて溜息が出ます。
ポルノグラフィティ 『オー!リバル(Short Ver.)』
"肌を焦がすような南風が吹いた ほんの少し しゃべりすぎた さぁ始めよう Soul & Soul"
サビのメロディとは違いますが、詞を見てもここはサビの延長線上ですよね!これから何が起こるんだろうというワクワクとした感覚が、上記の詞の部分だけでブワッと湧きあがります。難しい表現ですが、厨二というには大人びていて、大人っぽいかと言われたら少年っぽい感じの、胸をくすぐられるような楽曲です。もうただひたすら格好良い……。
欅坂46 『二人セゾン』
"二人セゾン 二人セゾン 春夏で恋をして 二人セゾン 二人セゾン 秋冬で去って行く"
"サイレントマジョリティー""風に吹かれても"等、どちらかと言えば"格好良い楽曲"に"格好良いMV"を付けて売り出している印象の欅坂46ですが、この楽曲は非常に可憐でいて清廉。アイドルらしさとは何かというのは無粋ですが、この時期のこの年代だからこそ出来る表現を一番しているのはこの楽曲なんじゃないかな、と思います。或る一種の儚さを兼ねていますね。美しい。
[Official Music Video] Perfume「VOICE」
"Everything you need to know. The Voice キュンとする一瞬の恋が 輝く宝石みたいに続くなら"
『あなたはその全ての声を知るべき』
Perfumeの声のかわいらしさ、楽曲のかわいらしさ、詞の雰囲気もかわいい。MVもかわいい。最高にかわいいのにメッセージ性を兼ねているのが流石の手腕ですね。個人的好きポイントはサビの入りは「えぇ~びっしぃーんぎゅにーとぅーのーざーぼーぃ」って感じなのが、繰り返しで「えびっしぃんぎゅーにーとぅーのーざーぼーぃ」になるところです。音のハメ方よ。
ヒプノシスマイク Division All Stars「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」Music Video
"選手宣誓! 万死一生! 決して揺るがぬ無敵の無頼漢 言葉は今やマシンガン または未来導く羅針盤"
ラップバトルはフリースタイルダンジョン等もしばしば見ていたので、ヒプノシスマイクにも興味自体はあったのですが、最初は全く聴く気になれませんでした。「ラッパーでもあるまいにそんな上手くラップ出来んやろ」みたいな。いざ聴いてみたらこりゃヤバい。キャラクター性やライム、フロウにも各々特徴があり、変な言い方だけどちゃんとやってる。舐めてたごめん。
鬼束ちひろ - 月光
"I am GOD'S CHILD この腐敗した世界に堕とされた How do I live on such a field? こんなもののために生まれたんじゃない"
例えばこの曲をボロボロに泣きながら歌われたら共感できるのか、否。叫ぶような強い歌唱ながらも、この声色の表情のままずっと歌い続ける事で、切なさはより助長されていきます。この楽曲は本当に大好きなんですけど、苦しくて何度も聴けません。ただ絶対に苦しくなる事を分かっていながらも、また聴きに向かってしまいます。最後の転調で心臓を抉られます。
OVER THE DOGS うつらうつら MV
"今日もまた君について考える 雨の日も 晴れていたって いつだってそうだよ 命さえ預けたっていいんだけどね って思ったり 思ったり"
上に並べた楽曲たちに比べると知名度に劣りますが、僕の性癖がてんこもりなので全員これだけでも聴いてください!!!ゆったりと流れる優しくエモいメロディに、シンセの綺麗なサウンドが絶妙に調和しています。ボーカルの声が本当に素晴らしくて、ハスキーで優しい少年のような美しい高音で、メロディの優しさと相俟って優しさの結晶となっていきます。詞もずるいんだなあこれ。僕はエンディング感がある曲が好きなのかもしれない。
吉澤嘉代子「ケケケ」MV
"シェーバー 恋にケケケはいらない それはどうして ケケケ ケケケ ケケケ 悲劇の戦士よ ケケケ"
さて、8,9曲目でしんみりとエモい曲が続いたので、ラストは実に素晴らしいネタ曲で締めましょう。普段から洗練された上品な楽曲を作成しています彼女ですが、ネタでもこのクオリティを貫くのは本当にすごい。"守るために生まれて疎ましく思われて剃られた ケケケ"なんて詞が書けますか。僕には書けません。是非彼女の他の楽曲も聴いて、ギャップに驚いてくださいな。
いかがだったでしょうか。ボカロ以外についてこんなに書き出すのはなかなか無い機会なので少し楽しかったです。
さて、ボカロ聴くぞ~~~!!!
ではでは。
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