呟き日記 vol.59 霧の中でもがいたとて

雲ひとつない真っ青な空とアイスもすぐ溶け出しそうなくらいにあっつい車内。
もう秋なのかまだ夏なのかわからん。9月も半ば。

ピラティスだった。ずっと左足と右足の筋肉バランスが悪くて苦手だった動作が、気づいたらスムーズにできるようになってて先生に褒められた。ピラティスって、身体を整えてるようで心の方が整ってたりするから好きだ。30分でも頭の中を空っぽにできて、自分の身体だけに集中できるのって、この時間しかないから。

実家からお米を分けてもらえてすごく助かる。
ウェルシアで売ってたそうな。盲点。クリエイトはいつ行ってももぬけの殻だったけどドラッグストア違いだったのかぁ。それとも場所柄か?
おばあちゃんがネットのレシピを参考に作った和風サラダパスタを食べさせてくれて『どう?美味しい?』と聞かれたけどいつもこういう風に素麺で食べてるから特別新しい感動がなくて『あ、うん。普通。うちもいつも素麺でこうやって食べてる!』と返してから、ま〜た余計なこと言っちゃってんな。と思った。なんでただ『美味しい』と言ってあげることがこんなにもできないんだろう。素直になれないとか、そういうことじゃない。やさしさの配慮が圧倒的にない。他人にはきっと自然にやれてるのに。家族ってだけで、なんでこんなに遠回りになっちゃうんだろう。いつもいつも、口に出してからこうやって後悔してる。おばあちゃんのことが大好きだ。だからこそもっとちゃんと、思いやりたいのに。無条件に優しくされると、自分の優しくないところをつままれるみたいになって、どうしていいかわからなくなる。もうずっとこんなんだ。
明日のお昼用に取っておいてくれてたおかずとご飯をタッパーに詰めて持って帰る。優しさが沁みて帰りの車で少しだけ泣いた。

心に余裕がないのかな。ちょっとだけ疲れてる。
信頼してる先輩がコロナ明けから調子が戻らず、人手不足でここ1週間ほどてんやわんやしてる。
元々溜め込みやすい人だから体調不良も重なってちょっと心配だ。
こういうとき、少数精鋭の職場は代わりの人間がいないから困る。代わりがいることは時に恐怖だけど、心の安泰の為にはやっぱり必要だと思うんだよね。
何かあったとき、気兼ねなく休める要素がひとつでも多い方がいいに決まってる。
残された先輩にその分仕事がのしかかってて、誰のせいでもないからこそ気持ちのやり場がなくて、みんなでどう乗り切るかのまさに土壇場だ。

生きてりゃこういうターンもやってくる。
気負いすぎず、ただひとつずつこなし、やり過ごすのみ。

でも。適切に人に頼る。きちんと声を上げる。
忘れないように、心の片隅に置いておく。


追記:ミスドの秋シリーズ(さつまいもとマロン)美味しかった。水まんじゅうはまだ売ってる。バタどらが食べたくなるってことは、もうすっかり秋だ。