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【環境分析】ドラゴンタイプの双璧! CL福岡直前 環境デッキまとめ
こんばんは! へる(@onaka_heru3_pcg)です!
今回の記事では、バトルパートナーズ発売後3週目のシティリーグ結果を集計し、結果を残したリストについてまとめました。
CL福岡直前ということもあり、
・どのデッキが勝っているのか
・どんな内容のリストがあるのか
といった点で参考になれば幸いです!
デッキタイプごとに目次で分かれているので、気になるところだけでもご覧ください。
なおデッキの量が若干多く、網羅するには今日中に間に合わなかったので、不足しているデッキタイプに関してはCL福岡までにちょこちょこ追記します。
※文中では以下のカードを略称で表記します。
《ポケモンex》 → 《ポケモン名のみ》
※追記情報
2/11 各種デッキタイプの内訳、【リザードン】の一部タイプを追加
2/12 【ブリジュラス】のリストを追加
2/13 【ブースター】、【ミロカロス】、【マンムー】のリストを追加
シティリーグ集計内容
2/3(月)〜2/9(日)に開催されたシティリーグのうち、オープンリーグ67会場のベスト8以上に入賞したデッキを集計しました。サンプル数は合計536です。
※データは
・「ポケカブック」様のシティリーグベスト16デッキまとめ
・「ポケカ飯」様のシティリーグ優勝&入賞デッキまとめ
を引用して集計しました。
※引用・集計・表の計算ミス等があれば、僕宛にまでお願いします。
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今回集計した内容を元に、優勝〜ベスト8までの割合と、使用割合を計算したものがこちらです。
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以降、入賞数の多い順番にデッキタイプと簡単な特徴をまとめていきます。
【ドラパルト】
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「ファントムダイブ」の破壊力と「ていさつしれい」による安定感に加え、《スボミー》を手に入れたことで準備時間を確保しやすくなりました。
入賞率だけでいえば間違いなくトップで、Fマークが使用できなくなったあとの環境を牽引している堂々のTier1デッキです。
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■《ヨノワール》型(ボムドラパルト)
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「たけこ」選手のリストより引用
「カースドボム」により、盤面の破壊力を底上げ。
《サマヨール》で《スボミー》の処理をしつつ動き出せる。
サイドコントロールによって《ナンジャモ》や《カウンターキャッチャー》を能動的に強く使える。
■《ネイティオ》型
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「アルト」選手のリストより引用
《ネイティオ》でドローとエネ加速を両立。
ACE SPECを《きらめく結晶》以外にしやすい。特に《アンフェアスタンプ》は相性が良く、時間稼ぎと逆転を両立してくれる。
《ワザマシン エヴォリューション》を共有できる。
■《リザードン》型
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「ドオー狂信者」選手のリストより引用
《リザードン》でエネ加速が可能。
終盤は一撃の破壊力が上がる「バーニングダーク」のおかげで幅広い選択肢のサイドプランが取れる。
《ふしぎなアメ》や《ワザマシン エヴォリューション》を共有できる。
■《ピジョット》型
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「シンバ」選手のリストより引用
《ピジョット》の高いサーチ力。一度用意できれば「マッハサーチ」で堅実にカードが用意できる。
《ドロンチ》や《キチキギス》と併用すれば、手札干渉にある程度の耐性を持たせられる。
《ふしぎなアメ》を共有できる。
■《テツノイバラ》型
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「Ray」選手のリストより引用
序盤を《スボミー》ではなく《テツノイバラ》に任せ、準備時間を作れる。特性ロックは別ベクトルで影響力が大きい。
「むずむずかふん」と違い、特性で相手に影響を与えるので、ワザの宣言が自由。「エヴォリューション」で準備が進められる。
《アカマツ》や「ボルトサイクロン」でエネルギーのコントロールがしやすい。
【タケルライコ】
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「きょくらいごう」による青天井火力を、豊富に採用されたエネ加速で支え、パワーとスピードを高い水準で両立しているデッキです。
【ドラパルト】と並んで環境初期から存在感を示しており、この2つのドラゴンタイプをどう攻略するかが新環境での課題になり続けています。
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■《ゼロの大空洞》型
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「ツヨシ」選手のリストより引用
《ゼロの大空洞》でベンチに余裕を持たせられるため、無理なくポケモンを置いていける。
《ヨルノズク》の「ほうせきさがし」で《オーリム博士の気迫》を筆頭とするキーカードにアクセスしやすい。
負け筋になりやすい《イキリンコ》なども、スタジアム張り替えのトラッシュで処理しやすい。
■《ナンジャモのハラバリー》型
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「あまとり」選手のリストより引用
引いたエネルギーを《ナンジャモのハラバリー》ですべて盤面にプールできる。破壊力は随一。
《ナンジャモのタイカイデン》のお陰で手札干渉耐性がアップ。デッキの回転にも貢献してくれる。
特性で加速するため、《オーリム博士の気迫》以外にサポート権を割きやすい。
■《ポケギア3.0》型
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「総長」選手のリストより引用
《ポケギア3.0》のおかげで後攻1ターン目から《オーリム博士の気迫》にアクセスしやすく、先制攻撃が行いやすい。
《ヨルノズク》ラインを採用しない分、《ポケモンキャッチャー》などの別カードに枠を割ける。
【サーフゴー】
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《サーフゴー》単体で「ゴールドラッシュ」による青天井火力と、「ボーナスコイン」のドローを併せ持つ強力なデッキです。
エネルギーの工面という課題はあるものの、単体で完結した性能のおかげで色々な型が組まれています。
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■《ハッサム》型
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「ほるす」選手のリストより引用
《ハッサム》がサイド1ポケモンながら強力な一撃を使えるため、相手のサイドプランを崩した立ち回りをしやすい。
おまけにHP140なので「カースドボム」圏外なのもGOOD。
■《ドラパルト》型
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「ねぎ」選手のリストより引用
《ドラパルト》の「ファントムダイブ」はやはり強力で、《サーフゴー》の直線的な攻撃とは別角度から攻められる。
《ドロンチ》はサイド1ポケモンかつ潤滑油となる特性持ちなので、《サーフゴー》と組み合わせれば手札干渉からの復帰も容易。
■《ノココッチ》型
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「マツりょー」選手のリストより引用
《ノコッチ》からアタッカーとドローソースへの進化分岐ができるので、相手と状況に合わせた選択肢を取りやすい。
「ドリルブレイク」でかかっている効果を計算しないので、詰ませてくるポケモンに対して回答を用意できる。
《スピンロトム》はやはり強力。初動の展開を大いに助けてくれる。
■《ヨノワール》型(ボムサーフゴー)
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「ガラサブ」選手のリストより引用
「カースドボム」により、複数のポケモンに対して同時に干渉できる。
《サーフゴー》はサイド2ポケモンなので、先にサイド1取られてなければ「カースドボム」のデメリットは特にない。
詰みポケモンに対しても一定の抵抗が可能。
■《ホップのバイウールー》型
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「ナオルガ」選手のリストより引用
特性でベンチの呼び出しを行えるので、サポート権をエネルギーの確保に全力投下できる。
《ホップのウールー》がHP70なので、中盤以降も《なかよしポフィン》に役割が持たせられるのが良い。しかも強い。
【リザードン】
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「れんごくしはい」のエネ加速による速攻性と柔軟性、ゲーム終盤になるほど威力の上がる「バーニングダーク」のパワーが脅威となるデッキです。
《リザードン》自体の単体性能が高いので、他のカードと組み合わせて軸をずらした強みを実現できる魅力があります。
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■《テラパゴス》型
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「こあら」選手のリストより引用
《ゼロの大空洞》でベンチを広げつつ、《ヨルノズク》で進化までのアシストができる。
「ほうせきさがし」の確定サーチが強力なので、以前のリストで採用されていたパーツも併用しやすい。いいとこ取りができる。
序盤からダメージを出せる軽いアタッカーとして《テラパゴス》が戦える。倒されたとしても中盤以降は《リザードン》が輝く時間。
■《ピジョット》型
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「DDコング」選手のリストより引用
《ピジョット》ラインを筆頭に厚めにカードを採用できる。
「マッハサーチ」の確定サーチと《リザードン》の自己完結力の高さが好相性。他の2進化デッキよりも《ピジョット》単体で間に合いやすい。
《ワザマシン エヴォリューション》でアタッカーとシステムが軒並み進化できる。「むずむずかふん」影響下でもある程度動きやすい。
■《ノココッチ》型
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「じゅ」選手のリストより引用
《ノココッチ》のおかげで手札補充がしやすく、消耗の激しい2進化ポケモンのカバーができる。
詰みポケモンに対するアプローチも「カースドボム」や「ドリルブレイク」など選択肢がある。
■《オーガポン いどのめん》型
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「アカイシ」選手のリストより引用
「げきりゅうポンプ」や「カースドボム」で盤面複数への触る手段が多く、進化デッキに対して別角度からのアプローチが取れる。
エネルギーの工面も「れんごくしはい」で加速できる点である程度カバーしている。
「すすりなく」で一定の時間稼ぎができるのは進化ポケモンと相性良し。
■《偉大な大樹》型
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「じゅんじゅん」選手のリストより引用
《偉大な大樹》による《ピジョット》や《ヨノワール》の早期進化が見込める。爆発力は随一。
《ワザマシン エヴォリューション》とは違う点でグッズロックに抵抗ができる。相手に利用される危険性はあるが。
【サーナイト】
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「サイコエンブレイス」による自由自在なエネ加速と、それで得たダメージを「アドレナブレイン」でコントロールするコンボが強力なデッキです。
「リファイン」の《キルリア》は失ったものの、上記組み合わせの強力さは変わらず。
《リーリエのピッピ》を新たに取り込みつつ、スピードに寄せた前のめりな構築に変化しています。
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「太郎」選手のリストより引用
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「シュクレ」選手のリストより引用
【Nのゾロアーク】
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「とりひき」による継続的なアドバンテージと、「ナイトジョーカー」によるワザの使い分けで的確に急所を潰していくデッキです。
現環境は「ベンチバリア」が存在せず、主力となる「ひだるまキャノン」の通りが良いのも追い風。
『Nのポケモン』というパッケージがまとまっているからこそ、細かいカード選択で差が生まれつつあります。
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「かじゅ」選手のリストより引用
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「すず」選手のリストより引用
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「きょう」選手のリストより引用
【ヤドキング】
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「アカシックセンス」で《ヤドキング》を育てつつ、「ひらめきチャレンジ」で非ルールポケモンのワザを自在に使います。
前述の通り「ベンチバリア」が存在しないため、「トライフロスト」が凄まじい破壊力を生み出すのがポイントです。
繰り返し爆撃が行えるだけでなく、新カード次第でいくらでも選択肢が広がる可能性のデッキです。
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「今津」選手のリストより引用
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「さかき」選手のリストより引用
【オーダイル】
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《オーダイル》ラインのワザに、「トレントハート」と「アドレナブレイン」によるダメージコントロールを組み合わせたコントロールデッキです。
それぞれが詰み性能を持っているだけでなく、別角度からの攻めになっている点が非常に厄介です。
《偉大な大樹》型だけでなく《プレシャスキャリー》で安定した展開を目指すタイプも登場し、登場から一気に入賞数を増やしました。
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「こーすけ」選手のリストより引用
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「きく」選手のリストより引用
【ソウブレイズ】
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「しんえんほむら」による省エネの青天井火力一本で環境を突き進む、剛直なデッキです。
《ソウブレイズ》ラインと大量のエネルギー、そしてそれを支えるサポート群といった構成が標準ですが、残りの枠で何をするかがかなり分かれています。
■《ソウブレイズ》一本型
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「はしぞー」選手のリストより引用
必要なものだけ詰まったリストなので、事故りづらく使いやすい。
《スボミー》のおかげで準備時間が確保しやすくなったのもいい。早期に大ダメージを狙える。
■《ブロロローム》型
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「さとゆ」選手のリストより引用
「ランブルエンジン」でデッキの掘り進めや手札干渉耐性が上がっている。
大量のエネルギーが元々採用されているので、使用コストには困らない。
■《ホップのバイウールー》型
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「みきみき」選手のリストより引用
特性でベンチ呼び出しが行えるため、サポート権をデッキの掘り進めに集中して使える。
《なかよしポフィン》のおかげで展開力を若干底上げできる。
■《Nのゾロアーク》型
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「ひろん」選手のリストより引用
《ホップのバイウールー》型とは逆で、ドロー以外のことにサポートをある程度使えるようになる。もちろんより掘り進めてもいい。
《Nのヒヒダルマ》で攻撃する選択肢を用意することで、《ソウブレイズ》だけでは真っ直ぐな動きになってしまうデメリットをカバーできる。
【ホップのザシアン】
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《ホップのザシアン》に各種ホップのカードを組み合わせ、高火力を早期に押し付けて戦うデッキです。
入賞しているデッキの大半はエネ加速用に《ブリジュラス》が採用されていますが、「せつなぎり」のベンチ狙撃方面を活かしたリストが出てきて注目しています。
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「たぴおか」選手のリストより引用
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「baran」選手のリストより引用
【ピッピオーガポン】
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《リーリエのピッピ》を、《オーガポン みどりのめん》で擬似的にエネ加速して早期攻撃を狙うデッキです。
…のはずだったんですが、最近は疑似エネ加速システムを利用して別のアタッカーを組み込むリストが入賞数を増やしており、【オーガポン】デッキと呼んだ方がいい気がしています。
■《リーリエのしんじゅ》多投型
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「よいち」選手のリストより引用
《リーリエのピッピ》を疑似サイド1アタッカーとして使える。
環境ツートップがドラゴンタイプなので、弱点を突きやすい。
■《オーガポン いどのめん》型(オーガポンバレット)(テラスタルバレット)
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「ヒコロキー」選手のリストより引用
「げきりゅうポンプ」による盤面破壊性能の高さが魅力。これまで何度か触れてきた通り、「ベンチバリア」がいないので通りが良い。
【オーダイル】で実証された通り、「すすりなく」のポテンシャルが侮れない。変化球的な戦い方ができる。
『テラスタル』が多く、《ゼロの大空洞》や《ヨルノズク》の使用には困らない。
■《マリルリ》型
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「いぶ」選手のリストより引用
システムとして『テラスタル』を置くので、サイド1アタッカーとして強力な《マリルリ》を気軽に使える。
《リーリエのピッピ》と《基本超エネルギー》を両立できる。
【ブリジュラス】
エネ加速と中打点を両立し、自己完結した性能を持っている《ブリジュラス》中心のデッキです。
単体で一定の役割を果たせるので、脇を固めるカードの自由度が高いのが特徴ですね。
《ホップのザシアン》採用型とは明確に区別しており、他のホップのカードが採用されているかどうかで狙いが変わってきます。
■《ノココッチ》型
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「ユウ」選手のリストより引用
《ノココッチ》で手札枚数に関係のないドローが行える。
「ぎゃっきょうテール」は《ブリジュラス》では出せないダメージが出せる可能性あり。サブアタッカーとしても有効になる。
■《ブロロローム》型
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「がいがい」選手のリストより引用
「ランブルエンジン」でドローを行いつつ、「ごうきんビルド」の対象となるエネルギーをトラッシュに用意できる。
ドロー以外のことにサポート権を使いやすい。《ボスの指令》や《フトゥー博士のシナリオ》を使いたいタイミングで足りない要素を補う手段として役に立つ。
■《ホップのバイウールー》型
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「マスダ」選手のリストより引用
「チャレンジホーン」のおかげで、狙ったポイントに攻撃しやすい。打点が限られている《ブリジュラス》にとっては重要なポイント。
ポケモンの特性によるベンチ呼び出しなので、サポート権をドローに充てても支障が出づらい。
【ブースター】
強力なエネ加速ワザと、高ダメージの大ワザを併せ持つ《ブースター》中心のデッキです。
《スピンロトム》でアタッカーとシステムの進化元のどちらにもアクセスできるのが魅力で、再現性の高い試合ができると感じました。
一方でダメージが2進化ポケモンexに届かない点、ワザの要求エネが若干重い点など、課題も多い印象があります。
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「kuroka」選手のリストより引用
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「しょーご」選手のリストより引用
【ミロカロス】
各種耐性持ちのポケモンを使い分け、相手の勝ち手段を潰して詰ませるタイプのデッキです。
新レギュレーション開始直後に爆発的に流行し、その後ガードが上がったことで一気に数を減らしました。
が、マークされていない時の強さは既に証明されていますから、未だに侮れない存在だと思います。
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「花」選手のリストより引用
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「ふみむー」選手のリストより引用
【マンムー】
「マンモスキャリー」と「マッハサーチ」で次から次へと進化ポケモンを並べていく豪快なデッキです。
おかげで「とどろくこうしん」のダメージ量は担保されるわ、HP340に回復が加わってとにかくサイドが取りづらいわ… 非常に厄介ですね。
入賞数自体はそれほど多くないのですが、堅実に結果を残している印象があります。
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「リバー」選手のリストより引用
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「かえでで」選手のリストより引用
おわりに
以上、CL福岡直前の環境デッキまとめでした。
僕は今回抽選に落ちてしまったのでCLに参加はできませんが、自分だったら一通り可能性のあるデッキを見ておきたいなと思って書きました。
今存在しているデッキをぱっと見るだけでも候補デッキを絞る時に役に立ちますし、中にはこんなリストあったんだ〜みたいな発見もありますからね。
なので記事の途中でも書きましたが、CL福岡までは平日の記事投稿とは別に、まだ書けていないデッキを追記していきます。
追記した場合は記事冒頭に都度告知を入れるので、また見に来ていただいた時の目安にしていただければと思います。
ではまた! 次の記事でお会いしましょう!
読んでくれてありがとうございます!
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※本記事で使用している画像はポケモンカードゲーム公式ホームページ「トレーナーズウェブサイト」より引用させていただいております。
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