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【サーフゴー研究①】火力も手札も大盤振る舞い! デッキの強み・弱み編
こんばんは! へる(@onaka_heru3_pcg)です!
今日はレギュ変更前から根強い人気を持っており、直近のシティリーグでも入賞母数の多い【サーフゴー】デッキの強み・弱みについて解説していきます。
※文中では以下のカードを略称で表記します。
《ポケモンex》 → 《ポケモン名のみ》
サンプルリスト
直近開催されたシティリーグの中で、特に入賞数の多かった3タイプのリストをピックアップしました。
■《ハッサム》型
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2/8「青馬堂本店」優勝
「ほるす」選手のリストより引用
■《ドラパルト》型
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2/9「BOOKOFF SUPER BAZAAR 1号京都伏見店」準優勝
「ねぎ」選手のリストより引用
■《ノココッチ》型
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2/9「トーナメントセンターバトロコ 新潟万代」優勝
「マツりょー」選手のリストより引用
デッキ共通の強み
■アタッカーとドローシステムを両立している
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このデッキに魅了される人が後を絶たないのは、間違いなく《サーフゴー》の性能によるものでしょう。
《サーフゴー》は「ゴールドラッシュ」で大ダメージを叩き出せるだけでなく、「ボーナスコイン」でのドローシステム役を兼ねているのが特徴です。
ドロー枚数こそ少ないものの、条件不要でリソースを増やせるため、扱いやすい特性なのもいいですね。手札干渉に対しても強く出られますし。
さらにたくさん並べることで後続のアタッカー準備とドロー枚数の増加を実現できるため、ひとまず展開しておけばよい分かりやすさも魅力です。
また《サーフゴー》だけで主な役割をこなせてしまうことから、空いた枠に他のポケモンを採用しやすいのもいいですよね。
■緩い使用条件で青天井火力が出せる
「ゴールドラッシュ」は手札にエネルギーを大量に確保する必要はありますが、ワザの要求エネ自体は1エネです。
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なのであらかじめ《サーフゴー》さえ出しておけば、手札干渉後でもドローを繰り返してリソースをかき集め、手貼りするだけで攻撃に移れます。
エネ加速用のサポートやシステムは不要なのが嬉しいですよね。
またエネルギーを確保する手段も、《エネルギー転送PRO》、《スーパーエネルギー回収》を筆頭に数多く存在しています。
おかげで2進化ポケモンexのような高耐久のポケモンを連続で相手にしたとしても、サイドを取り切るまで工面できるでしょう。
「ボーナスコイン」を使えばエネルギー確保手段にアクセスしやすいため、《サーフゴー》を並べるだけで、最初から最後まで走り抜けられます。
余談ですが、
大量に《サーフゴー》を並べる
「ボーナスコイン」でたくさんドローできる
「ゴールドラッシュ」で大量のエネをトラッシュして大ダメージを与える
以上3つの要素のおかげで、このデッキを使っているとめっっっちゃくちゃ楽しいです!
ただ回しているだけなのにドバドバ脳汁出てる感じがするんですよね〜… 派手なポケカが味わいたい方には是非オススメしたいデッキです。
■サイド1ポケモンのみで盤面を統一できる
《サーフゴー》は1進化ポケモンexですが、ここにもメリットがあります。それは“サイド1ポケモンで盤面を統一できる”点です。
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例えば《タケルライコ》のように序盤から攻撃を仕掛けてくるデッキ相手だと、サイドを2枚先行されただけで巻き返すのが難しくなってしまいますよね。
しかし《コレクレー》のまま盤面に置いておけば、取られるサイドは1枚で絞れます。そして返しにサイドを2枚取れれば、サイドレース上は優位に立てるわけです。
このような動きが実現できるのが進化ポケモンexの強みと言えるでしょう。
もちろん2進化ポケモンexでも同じことはできるのですが、
進化までの要求リソースが多い
時間がかかる
などの問題があり、返しのターンにサイドを取るのが難しいです。
その点《サーフゴー》は1進化ポケモンexですから、並べることさえできればあとはすぐに進化できますよね。
身軽さと適度な耐久力を兼ね備えているのは、1進化ポケモンexの特権です。
《サーフゴー》に限らず、他の1進化デッキでも使えるテクニックなので、覚えておきましょう。
デッキ共通の弱み
■攻撃する際のリソース消耗が激しい
「ゴールドラッシュ」はかなり多くのエネルギーをトラッシュする必要があるので、リソースの消耗が激しいのは否定できません。
サイドを2枚取れるポケモンex相手であればあまり気にならないのですが、サイド1で高耐久なポケモンを相手にする時は露骨に影響が出ます。
特にエネ回収の多くは《スーパーエネルギー回収》に頼っていますから、これを使い果たした後だとろくに攻撃できません。
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なので、
不用意にエネルギーをトラッシュしない
相手の低耐久サイド2ポケモンを見逃さない
一撃で倒せない場合は、攻撃しない選択肢も視野にいれる
といったリソース管理が必要です。
■エネルギー回収手段がグッズに寄っている
前述の通り、このデッキは《スーパーエネルギー回収》にエネルギーの確保手段が集中しています。
なので終盤のエネルギー現物が枯渇し始めたタイミングでグッズロックを食らうと、攻撃できずに数ターン稼がれる可能性があります。
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かといってあらかじめ回収しておくと、手札干渉でデッキに戻された時に不純物が多くなってしまうので、難しいところですね。
解決策としては
サポートでエネルギー回収手段を入れる
デッキに戻ってもいいように《大地の器》を厚めに採用する
《サーフゴー》以外のアタッカーを挟む
などが考えられます。
実際に今回紹介したサンプルリストでも、いずれかのアプローチが取られています。
結果を残している先駆者のリストなので、参考にして糧にしましょう。
■サイド落ち次第で出力が一気に落ちる
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《エネルギー転送PRO》は非常に強力なACE SPECです。
このカードの登場により、序盤から超火力の「ゴールドラッシュ」が使えるようになりましたし、デッキの圧縮とリソースの確保を一気に行えるようになりました。
しかし強力なカード故に、サイド落ちした時の影響が非常に大きいです。
こうなるとエネルギーを「ボーナスコイン」や《大地の器》でせっせと集めてきたり、わざとトラッシュに落としてから《スーパーエネルギー回収》で拾ったりする必要があります。
また《サーフゴー》ラインのサイド落ちも地味に響きます。
たくさん並べて「ボーナスコイン」をすることでアドバンテージを稼いでいくデッキですから、数が減った分だけデッキを回しづらくなってしまうんですよね。
わざわざ《とりかえチケット》を採用するほどではありませんが、少ない《サーフゴー》でも回せるように、
サブアタッカーを上手く挟む
《キチキギス》でドローアシストを行う
倒されても《夜のタンカ》ですぐに復帰させる
といったプレイングが重要になるでしょう。
デッキタイプごとの強み・弱み
ここからはデッキタイプごとの独自な強み・弱みについて箇条書きでまとめました。
(一部先日のまとめ記事に掲載していた内容と重複します)
■《ハッサム》型
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デッキの強み
《ハッサム》がサイド1ポケモンながら強力な一撃を使えるため、相手のサイドプランを崩した立ち回りをしやすい。
現在は特性をたくさん並べるデッキが主流なので、たねポケモンexを倒せるくらいのダメージは出せる。
おまけにHP140なので「カースドボム」圏外なのもGOOD。《ガチガチバンド》をつければ更に耐久力アップ。
デッキの弱み
2進化ポケモンexを倒せるほどのダメージは出せないので、避けられて《サーフゴー》を狙われ続ける可能性もある。(無視できる)
倒せるポケモンを的確に狙うには《ボスの指令》などが要求される。
■《ドラパルト》型
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デッキの強み
《ドラパルト》の「ファントムダイブ」はやはり強力で、《サーフゴー》の直線的な攻撃とは別角度から攻められる。
《サーフゴー》の苦手なサイド1ポケモンの相手をしやすい。高耐久と「ファントムダイブ」の押し付けが優秀。
《ドロンチ》はサイド1ポケモンかつ潤滑油となる特性持ちなので、《サーフゴー》と組み合わせれば手札干渉からの復帰も容易。
デッキの弱み
低耐久の《ドロンチ》が場に残り続けるので、《トライフロスト》などで複数サイドを取られる危険性がある。
《ドラパルト》をすぐに起動するためには、手貼りのタイミングがシビア。もしくは《アカマツ》が要求される。
■《ノココッチ》型
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デッキの強み
《ノコッチ》からアタッカーとドローソースへの進化分岐ができるので、相手と状況に合わせた選択肢を取りやすい。
「ドリルブレイク」でかかっている効果を計算しないので、詰ませてくるポケモンに対して回答を用意できる。
《スピンロトム》はやはり強力。初動の展開を大いに助けてくれる。
デッキの弱み
《サーフゴー》も《ノココッチ》もポケモンexなので、サブアタッカーを使って相手のサイドプランを崩す選択肢は取れない。
《スピンロトム》や《ノコッチ》が盤面に残るので、《トライフロスト》などでサイドが複数取られる危険性がある。《ノココッチ》に進化しておけばかなり楽。
「ドリルブレイク」はすぐに起動できない。詰みポケモン側がゆっくりしていれば間に合うが、急いで崩されるとしんどい。
「基本的な回し方編」に続く。
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※本記事で使用している画像はポケモンカードゲーム公式ホームページ「トレーナーズウェブサイト」より引用させていただいております。
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