【ミライドン研究②】全力で逃げ切れ！ 基本的な回し方編
こんにちは。へる（@onaka_heru3_pcg）です。
今日の記事は、前回に引き続き【ミライドン】の基本的な回し方についてまとめました。
前回の記事はこちら▽
※文中では以下のカードを一部略称で表記します。
《ex・V・かがやくポケモン》 → 《ポケモン名のみ》
《エレキジェネレーター》→《ジェネレーター》
※本記事で使用している画像はポケモンカードゲーム公式ホームページ「トレーナーズウェブサイト」より引用させていただいております。
■サンプルリスト再掲
■先攻・後攻どちらを取るか
後攻を取ります。このデッキの強みは
後攻1ターン目からでも攻撃できる点
多くの相手にサイド2:2:2プランを遂行できる点
に集約されており、それを最大限活かすためにも後攻を取りたいです。多少不利な相手でも、動きが鈍い場合はそのまま勢いで押し切れるだけのパワーがあります。
先攻を取らされてしまった場合、少なくとも手貼りは欠かさずに行いたいところ。相手が後攻1ターン目から攻撃してくる可能性に備えて、バトル場もサイド1ポケモンにしておくとなお良いでしょう。
■後攻1ターン目に全力で仕掛ける
目指したい盤面構成
後攻1ターン目から攻撃を仕掛ける際、目指す理想の盤面は以下の通りです。
《ミライドン》：「タンデムユニット」によって展開
Vポケモン：《森の封印石》でピンポイントサーチ
《イキリンコ》：「イキリテイク」による手札補充
アタッカー：《ミライドン》やVポケモンが兼任することも多い
《ピカチュウex》：《ゼロの大空洞》起動
《ラティアス》：「スカイライン」でフットワークを軽くする
《コイル》：次ターン以降のリカバリー
《ミュウ》もしくは《キチキギス》：次ターン以降のドローソース
この中で最低限ないと厳しいのが1〜4までで、それ以降は相手のデッキや手札の内容と相談しながら出していきます。5〜6はなるべく置きたい、6〜8は割と贅沢枠な認識です。
盤面を作りながら《ペパー》、《シークレットボックス》、《森の封印石》、「イキリテイク」を駆使し、《ジェネレーター》をかき集めていきます。最初のターンで2枚使用できるのが理想です。
必要なポケモンの大半は《ミライドン》の「タンデムユニット」でリクルートできるので、ボール系にアクセスできれば盤面を構成しやすいです。「タンデムユニット」から次の《ミライドン》をリクルーチして、更に「タンデムユニット」と続ければほぼ揃います。
ただし、展開してもその後が続かない手札な時は、代わりに《イキリンコ》をサーチしてドローで繋がることを信じます。（割とやる）
ちなみにVポケモンは雷タイプのアタッカーと兼任してベンチを空けてもらいたいところですが、やむなく《ネオラント》を出すこともあります。《ペパー》にアクセスしつつ「スターアルケミー」の使用まで行ってくれるので、ベンチが圧迫される以外は悪くありません。
サイド2枚を取れるようにアタッカーを選定
どのアタッカーを使うかですが、“その攻撃でサイドを2枚取れるかどうか”を基準に選定してください。
このデッキはサイド2ポケモンばかりでサイドを2:2:2プランで取られやすく、手札干渉などの逆転手段も採用されていません。故にサイドレースを先行されるとかなり苦しい状況になる為、サイドが1枚しか取れない動きは避けたいところ。
アタッカー選定をざっくりした基準で言うと、
進化デッキ相手：《テツノカイナ》
Vポケモン相手：《ミライドン》
exポケモン相手：《ライチュウ》、《ライコウ》
こんな感じです。大体これで問題ないです。（超ざっくり）
もちろん相手が進化デッキでも、バトル場のポケモンが《ロトム》や《キチキギス》なら他のポケモンに任せましょう。
初っ端なから《ライチュウ》で行ってエネルギーは枯渇しないか？ とかそういうことは考えなくて大丈夫です。というよりも考えてどうにかなるデッキではありません。
繰り返しますがサイドレースを2枚先行されると非常に厳しい状態になるので、とりあえず目先のサイド2枚を取りにいった方が良いと思います。
一応《レアコイル》の登場後はある程度この問題が緩和されていて、次のターン以降にもリカバリーしやすくなっています。余裕があるなら必ず置いておきましょう。
■2ターン目以降の進め方
サイドプランは2:2:2を徹底する
2ターン目以降もサイド2枚取り続けて逃げ切りを徹底します。その為に重要なカードが《ボスの指令》です。出せるダメージの量が限られている以上、バトル場のポケモンを正面突破するのではなく、倒せるポケモンを倒すのが手っ取り早いです。
なので採用率の高い《キチキギス》《ロトム》を中心に狙い、サイドを取りきります。《テツノカイナ》が生存した場合は他の進化前たねポケモンや《ゲッコウガ》を狙ってもいいですね。
なお相手がしっかりサイドを取り進めてくる場合、《レアコイル》の「かじょうほうでん」でサイドを1枚献上すれば、《カウンターキャッチャー》も有効に使えます。こうすれば《ペパー》も実質当たり札になるので、覚えておきましょう。
盤面のエネルギー残量に注意する
《ジェネレーター》は基本的に1枚で1エネルギー当たればいいものとして考えてください。外れる時は本当に外れるので、それ以外のプレイで盤面上にエネルギーを絶やさない意識が大切です。
まず手貼りは欠かさずに行ってください。この1エネがあるおかげで《ジェネレーター》と併せてギリギリ間に合った… というケースが多々あります。
あらかじめ《コイル》を出しておくのも重要です。「かじょうほうでん」が1回挟めるかどうかは継戦能力に大きく影響します。可能なら1ターン目に出しておき、素早く《レアコイル》に進化させておきたいですね。
ちなみに《勇気のおまもり》の使い方次第で、盤面のエネルギーを守れる可能性もあります。
エネルギーのついたアタッカーの生存率を上げる
《コイル》につけておいて「ファントムダイブ」や「アドレナブレイン」から守る
などなど。どちらも割と遭遇率の高い状況だと思うので、適当に使うのは避けましょう。
■その他気をつけること
《エレキジェネレーター》を使う時
《ジェネレーター》を使う時は少しでもヒット率を上げる為、その前になるべくデッキのエネルギー純度を高めておきましょう。
重要なのはサーチカードの扱いです。
《ミライドン》の「タンデムユニット」
《ペパー》
《シークレットボックス》
これ等のカードをあらかじめ使っておくことで、大幅なデッキ圧縮になります。
特に《シークレットボックス》は《ゼロの大空洞》にもアクセスできるので、ベンチを広げられて「タンデムユニット」が使いやすくなるといいこと尽くしです。なので《ペパー》から《ジェネレーター》を直接サーチするのではなく、《シークレットボックス》を経由することも多々あります。
ただ《森の封印石》だけはその後の展開に応じてサーチカードを切り替えられる柔軟性があるので、割と温存しがちです。
例えば1回目の《ジェネレーター》で2枚ヒットした場合、《テツノカイナ》起動の為に《ダブルターボエネルギー》をサーチしたい…という状況があるので、結果を見てサーチ先を変えた方がいいかなと思っています。使わずに温存できたなら、次ターン以降の手札干渉に対する耐性も得られますしね。
もちろん使わなければ動けない！という状況では即使いましょう。繰り返しますが目先のサイド2枚が大切です。
後攻1ターン目に攻撃できなかった時
今までひたすら逃げ切ることだけ書いてきましたが、うまく行かないケースも当然あります。そうなるとかなり厳しいですが、相手のデッキや事故度合いでまだ可能性が残されているので、諦めずに最後まで最善を尽くしましょう。
例えば相手がすぐに攻撃してこない相手の場合、「イキリテイク」後にもう厳しいなという手札であれば一旦待ちも考えられます。ここから更にリソースを消費して何も残らない状況の方が悲惨です。
相手がすぐに攻撃してくる相手の場合、バトル場のポケモンをサイド1ポケモンにしつつ、ベンチが呼び出されないことを祈りましょう。《テツノツツミ》ケアでもう1体サイド1ポケモンを置いておきたいところですが、そこまでできる余裕はないと思います。可能ならやるくらいで。
ちなみにサンプルリストにはありませんが、新弾の《スボミー》が中々役に立ってくれるケースがありました。サイド1ポケモンなので最低限のプランはずらせますし、グッズロックのおかげで相手の動きも鈍らせられます。エネルギーを手貼りする時間も作れるので、大きな1ターンになり得ます。
もし生き残ったとしても逃げエネが0なので取り回しが良く、途中でもう一度「むずむずかふん」を挟むことも考えられます。サイド1ポケモンを倒すくらいならグッズロックを挟みつつ、《ボスの指令》を引く確率を上げた方がいいかなと思っているので、そういう意味でも《スボミー》はなかなか好感触でした。
■おわりに
というわけで前後編の【ミライドン】解説でした。いかがでしたでしょうか。
久々に大味なデッキを使ったな〜というのが率直な感想で、回していてとても楽しかったです。かといって盤面を構成するまでの展開がパズル的な要素も含んでおり、他のカードゲームのような面白さがありました。
何より後攻1ターン目から問答無用でサイドを2枚取っていくスピード感は他のデッキでは得られないもので、不利な相手もそのまま勢いで逃げ切るだけのポテンシャルがあるデッキです。CL大阪でも一定数確実に見かけると考えています。
一方で戦術自体は非常に分かりやすく、一人回しで上達が見込めるデッキなので、初心者の方にもオススメしたいですね。《ジェネレーター》のヒット率や相手の動き次第で、実力差を覆すだけの出力が出せるのもいいですし。
ではまた！ 次の記事でお会いしましょう！
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