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【ホップのザシアンデッキ研究②】最序盤からの仕掛けが重要! 基本的な回し方編
こんばんは! へる(@onaka_heru3_pcg)です!
今日の記事は、前回に引き続き【ホップのザシアン】デッキの基本的な回し方についてまとめました。
前回の記事はこちら▽
※文中では以下のカードを一部略称で表記します。
《exポケモン》 → 《ポケモン名のみ》
※本記事で使用している画像はポケモンカードゲーム公式ホームページ「トレーナーズウェブサイト」より引用させていただいております。
サンプルリスト再掲
![](https://assets.st-note.com/img/1737518904-2JpgUZcV3qNj0eQtrEHwGkLf.png?width=1200)
先攻・後攻どちらを取るか
後攻を取ります。理由は大きく2つあります。
《ホップのザシアン》ですぐに攻撃したい
場を整えるためにサポートを使用したい
まず前者についてですが、前回の記事で解説した通り、《ホップのザシアン》は火力と速度を併せ持った優秀なポケモンです。その攻撃性能を活かせる上、進化デッキ相手に対しては盤面を崩すことがテンポ獲得に繋がる為、後攻を取って攻撃を仕掛けていきたいと考えています。
後者はデッキ構造上の問題なのですが、場に一定種類のポケモンを並べなければならないため、グッズだけだといささか心もとないんですよね。負け筋になる《イキリンコ》はなるべく置きたくないですし、サポートを使ってしっかり盤面を展開していきたいところ。
また現環境には《スボミー》が存在していますから、先攻であまり展開できなかった時に「むずむずかふん」を受け、展開が鈍くなり続けるパターンは避けたいです。なので後攻を取ります。
![](https://assets.st-note.com/img/1737535571-MdExeH4pcBnVuRZgUWFiGOm8.jpg)
ただ先攻で順当に展開できた場合、2ターン目から「ブレイブスラッシュ」を使って一気に相手を倒すパターンがあり得ます。要求の面でも《ジュラルドン》を出しておけば達成できそうですし、先攻を取っても十分戦えると思います。
序盤に目指す動き
■理想的な盤面
序盤の理想的な盤面は以下の通りです。
《ホップのザシアン》1体
《ジュラルドン》2体
《ホップのカビゴン》1体
《ラティアス》1体
《キチキギス》1体
![](https://assets.st-note.com/img/1737535440-IrSn0yi2mVPsQTbAXW6jkMtZ.png?width=1200)
この盤面を作った後、倒されたところから順次穴埋めするようにポケモンを補充していくと良いでしょう。
また初動で手札が詰まってしまい、あまり展開できそうにない場合は、《キチキギス》の枠を《イキリンコ》に譲り、「イキリテイク」から展開することも視野に入ります。
出す優先順位としては
《ホップのザシアン》
《ジュラルドン》1体目
《ホップのカビゴン》
《ジュラルドン》2体目
《ラティアス》
《キチキギス》
の順番を目安にしてください。
ただし《ホップのこだわりハチマキ》や《ハロンタウン》が揃っていて、相手のバトルポケモンを倒すのにそれほどダメージが必要がない状況では、《ホップのカビゴン》を置かずに《ジュラルドン》2体目を優先していいと思います。
また、《ラティアス》はいざポケモンを入れ替えたい時に置けば間に合いますから、初動で使わなかった場合はベンチ枠だけ空けておけば良いでしょう。
なおこの優先順位とは別で《ネストボール》でリクルートする場合は『ホップのポケモン』以外を選択するのがオススメです。というのも《ホップのバッグ》さえ引ければ『ホップのポケモン』はすぐに場に揃えらますが、《ジュラルドン》や《ラティアス》はアクセス手段が乏しいですからね。
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もちろん『ホップのポケモン』が必ず必要なケースではその限りではありませんが、序盤の準備段階であればまだ出さなくても良い状況もあるでしょう。進化させるために1ターンのタイムラグが発生する《ジュラルドン》をあらかじめ置いておくのが吉です。
■相手のデッキによって場の構成を変える
このデッキは基本的に《ホップのザシアン》をガンガン場に展開していきますが、一部のケースではあえて出さないほうが良いことがあります。主に相手のデッキタイプによって変わるので、臨機応変に作っていきましょう。
ここからはざっくりした分類別に目指す盤面をまとめました。
例1:早い段階で230ダメージ以上を出せないデッキの場合
すぐに《ホップのザシアン》が倒されないので、1ターン目からを出して問題ない相手です。後攻1ターン目から積極的に「せつなぎり」を仕掛け、サイドを取るか相手の盤面にダメージをプールさせていきます。
目指す盤面は前述の理想盤面で問題ありません。序盤から相手の盤面を崩してテンポで優位に立ちたいので、ガンガン前のめりに攻撃を仕掛けていきましょう。
例2:早い段階で230ダメージ以上を出せるデッキの場合
《ホップのザシアン》を出して倒されるとサイドレースの逆転が難しいので、盤面に出さないように動きます。可能なら他のサイド2ポケモンも出さないようにしたいですが、それが叶わない場合はバトル場のポケモンだけでもサイド1ポケモンに入れ替えるのがオススメです。
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基本的には《ジュラルドン》だけ複数体並べるようにしつつ、相手の動きを見てから次のターンに《ホップのザシアン》、《ブリジュラス》でサイド2先行を狙います。
ただし【ソウブレイズ】のようにメインアタッカーが進化ポケモンであり、進化前ポケモンがあまり並んでいない状況では、《ホップのザシアン》を出して倒しにいく動きもありだと思います。
■「せつなぎり」の狙撃先について
「せつなぎり」のベンチ狙撃は基本的に後続のアタッカー、及びその進化前ポケモンを狙うと良いでしょう。いざそのポケモンがバトル場に出てきた時、他の強化カードが引けなかったとしても、「ブレイブスラッシュ」で倒せる圏内に調整できる可能性があります。
また、低HPの進化前ポケモンを狙うのも良いですね。相手が思うように進化できずに出遅れた場合、HP60のポケモンであれば2回の狙撃で倒せます。《ポッポ》や《ヨマワル》、最近だと《ナンジャモのカイデン》、《ナンジャモのズピカ》あたりも狙い目です。
その他進化しない置物ポケモンに対してひたすら乗せていくのも無くはないですが、「ファントムダイブ」と違って一度に与えるダメージが少ないですからね。あまり効率が良くないので、困ったら素直にアタッカーに対して負荷をかけていくのが良いと思います。
■必要パーツを揃えに行く
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このデッキはできれば《博士の研究》や《ナンジャモ》を毎ターン使用し、積極的に山を掘り進めていきたいです。
なぜなら《ホップのこだわりハチマキ》や《ハロンタウン》へ直接アクセスする手段が存在せず、ドローで確保するしかないからですね。幸いどちらも場に置いておけるカードなので、引いたそばから盤面に置いていって構わないと思います。
ちなみに《ホップのこだわりハチマキ》は《ホップのカビゴン》につけておく選択肢もありですね。「ごうきんビルド」の対象にならないのですぐに準備はできませんが、1エネ手貼りしておくだけで、次のターン以降は手貼りだけで起動できるサイド1アタッカーとして使えます。
また「ごうきんビルド」の為に最低2枚は《基本鋼エネルギー》をトラッシュに置いておきましょう。《ハイパーボール》や《大地の器》、《博士の研究》でトラッシュする手段には事欠かないでしょうから、何かのついでにトラッシュする意識を持っておくと良いですね。
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ただしトラッシュへの置きすぎは注意が必要です。このデッキのエネルギー再利用手段は、「ごうきんビルド」を除けば《夜のタンカ》しかありません。「ブレイブスラッシュ」はエネ軽減込みでも3エネ必要ですから、ワザを使おうと持ったら手貼り分のエネルギーが無くて使えない! …なんてことにならないように。
中盤以降の動き
■相手のメインアタッカーを確実に倒す
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序盤はひたすら「せつなぎり」で要所を潰し、相手が攻撃してきたら中盤戦の開始です。《ブリジュラス》に進化して「ごうきんビルド」を使用し、《ホップのザシアン》の「ブレイブスラッシュ」でサイドを2枚取り進めていきます。
基本的に相手のメインアタッカーを素直に潰しつつ、《ナンジャモ》を挟んで相手へのハードルを上げていくのが良いと思いますが、《タケルライコ》のようにリソースを消耗する相手の場合は《キチキギス》や《オーガポン みどりのめん》といったシステムを潰した方が効き目があります。
システムを潰す際は《ブリジュラス》もアタッカーとして使用できるのは覚えておくと良いですね。「メタルディフェンダー」で最低限のダメージは出せますし、《ホップのザシアン》以上に耐久力があるため、突破するためのハードルがより高くなります。
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ただし、《プライムキャッチャー》を使うかはよく考えてください。このカードはグッズでポケモンを呼び出せる性質上、サポートと併用できる貴重な呼び出し手段です。
例えば相手に手札干渉を受けた時、デッキの中に《ボスの指令》しか残っていない場合は、手札干渉の少ないドローと《キチキギス》の「さかてにとる」で確保しなければいけません。
しかし《プライムキャッチャー》が温存されていることで、ここにドローサポートを使用する選択肢が生まれます。終盤戦で勝つ確率をぐっと上げられるので
■《フトゥー博士のシナリオ》を活用しよう
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《フトゥー博士のシナリオ》はこのデッキに入っているサポートの中ではかなり用途が多く、テクニカルなカードです。主な使い方を4つ挙げますので、参考にしてください。
1.《ブリジュラス》を再利用する
このデッキにおける主な使い方です。一度進化した《ブリジュラス》を手札に戻すことで、「ごうきんビルド」の再利用ができます。
ここで盤面に《ジュラルドン》が別で置いてあれば、回収した《ブリジュラス》をそのまま進化させ、即アタッカーを用意し直すことも可能です。この動きが強力なので、できるだけ盤面に《ジュラルドン》を複数置いておきたいんですよね。
このデッキには《ホップのザシアン》と《ブリジュラス》でアタッカーを使い分けられますし、一度加速した後にあらためて別のポケモンを育てるためにも使えます。状況に併せて加速先を変化させましょう。
2.攻撃回数を増やす
順当にサイドレースが優位ならば問題ないのですが、サイドを先行されていたり、盤面にダメージが蓄積して複数取りの可能性がある場合、なんらかの手段で逆転する必要があります。
この状況で《フトゥー博士のシナリオ》を使えば、実質的な回復カードになり、こちらの攻撃回数を増やすことができます。
特に高耐久な《ブリジュラス》が行いやすい一手なので、《ホップのザシアン》では厳しい相手に対して、組み合わせての使用をオススメします。
3.「ブレイブスラッシュ」を再使用可能にする
《ホップのザシアン》の「ブレイブスラッシュ」は非常に強力なワザですが、連発できない制約があります。そこで、
「スカイライン」で《ホップのザシアン》を一度バトル場から逃す
新しくバトル場に出したポケモンを《フトゥー博士のシナリオ》で回収する
あらためて《ホップのザシアン》をバトル場に出す
こうすると「ブレイブスラッシュ」の制約が消え、再び使用可能になります。これはポケモンに対してかかっている効果であり、ベンチに逃がすことでその効果が消えるからですね。
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4.不要なポケモンをベンチから退かす
このデッキはベンチの圧迫が激しいデッキな上、序盤にどうしても「行きリテイク」を使わざるを得なかったり、ポケモンを置かなければリソースが切れてしまったりするケースがあると思います。
そんな時に不要なポケモンを《フトゥー博士のシナリオ》で回収し、無理やりベンチを空けることができます。
そもそも《イキリンコ》はHPが低いサイド2ポケモンで、負け筋につながりやすいポケモンですが、手札に戻すことでそれをカバーできます。
それほど使える余裕がないことも多いでしょうが、覚えておくと役に立つでしょう。
「他のデッキタイプ編」に続く。
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![へる@平日ポケカ解説](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/160073486/profile_d560882748262f6d4394d28591ca5d63.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)