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【タケルライコ研究①】速度と火力の両立! デッキの強み編

こんにちは。へる(@onaka_heru3_pcg)です。

僕は今シーズンからポケカに復帰しましたが、練習していく中で仮想敵がとにかく多い!と感じています。

しかもただデッキの種類が多いだけでなく、それぞれが特有の強みを持っており、どのデッキが勝ってもおかしくない状況。ブランクのある身にはいささか勉強が必要です。

なのでただ漠然と練習するのではなく、練習で得た知見をしっかり自分の血肉とするため、形に残そうと思いました。今後は練習時に感じたことをメモに書いて、研究記事としてアウトプットしていきます。

今回の記事では、超電ブレイカー環境でも文句なしのトップメタ、【タケルライコ】の強みについてまとめていきます。



■サンプルリスト

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CL2025東京で優勝したフジタ ハルト選手のリストをそのまま使用しています。流行のリストに関してもこれがベースとなっている認識です。


■攻撃速度と火力の両立

《タケルライコex》が持つ「きょくらいごう」と、『古代』用サポートの《オーリム博士の気迫》の組み合わせにより、後攻1ターン目から高火力の攻撃ができます。

相方には《オーガポン みどりのめんex》を採用。場のエネルギー総量を増やしながらドローできるおかげで、安定してワザの火力を上げられるのが魅力です。

例えば、仮想敵である《リザードンex》や《ドラパルトex》といった2進化exポケモンは、HP300を超える高耐久です。他のデッキでは倒すのに骨が折れます。

しかし「きょくらいごう」なら、エネルギーを5枚トラッシュして350ダメージで倒せます。そしてエネルギーを5枚用意することは、このデッキにおいてそう難しいことではありません。

・手貼り
・「みどりのまい」2回
・《オーリム博士の気迫》『古代』2体対象

これで合計5枚です。場にエネルギーがない状況でも、1ターンで用意できます。

また火力だけでなく、たねポケモン特有のフットワークの軽さもいいですよね。場に《タケルライコex》がいなくとも、返しのターンで出してワザを使うのは簡単です。

総じて速度と火力を両立させた、非常に攻撃的な性質こそが強みのデッキと言えます。


■《タケルライコex》の隙の無さ

《タケルライコex》の強みは「きょくらいごう」だけではありません。

上ワザの「はじけるほうこう」は、自分で「きょくらいごう」の下準備を行えます。トラッシュにエネルギーを落としつつ、《オーリム博士の気迫》を自分で確保しにいけます。

また手札が芳しくない状態で、かつ攻撃してもそれほど旨みがない時、手札を補充する手段として使えるのもいいですね。

「はじけるほうこう」使用例
・手札干渉を受けながら、サイド1のポケモンを押し付けられた時
・【イバラ単】相手に「きょくらいごう」1回で倒しきれない時


HP240、かつドラゴンタイプ(弱点なし)と、たねexポケモンでありながらそこそこ高耐久なのも見逃せません。弱点をつかれないおかげで、サイド1ポケモンに倒され、有利なトレードをされる…というケースが少なくなります。

さらに《勇気のおまもり》や《ブーストエナジー 古代》をつけることで、VSTARポケモン級の耐久力を持てます。前者は流行のリストでは採用されないことが増えてきましたが、今でも採用する意味は十分あります。


■《オーリム博士の気迫》の存在

《オーリム博士の気迫》がデッキを成立させていると言っても過言ではありません。

エネ加速だけでは手札が足りずに息切れしますし、ドローだけでは「きょくらいごう」で高火力を出しづらいです。なのにこのカードは盤面のエネルギーを2枚増やしながら、3枚ドローまでやってのけます。

その分このカードに依存する側面が強く、他のサポートが使いづらい欠点がありますが、それを《プライムキャッチャー》や《ポケモンキャッチャー》が補っています。キャッチャー類を併用することで、エネ加速と手札補充をしつつ、相手の急所を潰せるわけです。

《オーリム博士の気迫》のドローで探しにいけるだけでなく、《ポケストップ》の対象となるグッズなのも強さに拍車をかけています。デッキを掘り下げていく過程で、自然に手札に加わることは珍しくありません。

それぞれACE SPECか、コイントス要求かの弱みはありますが、それを補って有り余る強さです。


■ドローソースの豊富さ

このデッキはドローソースが多く採用されており、一度動き始めると連鎖的にドローできます。

ドローしたら次のドローソースが確保できて、そこから更に次のドローソースが…と繋がりやすいので、手札干渉をされただけなら簡単に復帰できますね。ドローの性質が縦引きばかりなので、キーカードを抱えたまま手札を増やせるのも嬉しいところ。


手札を増やしながら攻撃準備に繋がるカードも多いです。

《オーガポン みどりのめんex》や《オーリム博士の気迫》なら盤面のエネルギー量を増やしながら、《かがやくゲッコウガ》ならトラッシュにエネルギーを送りながらドローできます。

また不確定ではあるものの、《ポケストップ》や《トレッキングシューズ》もエネルギーをトラッシュに送れる可能性があります。


ちなみに使っていて強さを感じたのが、ドローソースのカードの種類が散って採用されている点です。特性やサポートだけでなく、グッズやスタジアムでもドローができるので、お互い弱みを補い合っています。

例えば《キチキギスex》や《ポケストップ》は盤面に置いておける上にノーコストで使用できるので、コストが必要な《かがやくゲッコウガ》等とは違い、手札干渉されても使いやすいです。

《テツノイバラex》や《クレッフィ》で特性を使えなくされたとしても、《オーリム博士の気迫》や《ポケストップ》《トレッキングシューズ》が使えます。

また《トレッキングシューズ》は《ポケストップ》でアクセスでき、不要なカードをトラッシュしてデッキの質を高められます。

いずれか一つのドローソースに頼り切らず、デッキ全体で掘っていけるのが強いと感じました。


■《夜のタンカ》の噛み合いの良さ

採用カードの中では《夜のタンカ》がとにかく優秀です。デッキ全体と強く噛み合っています。

まずデッキに採用されているポケモンがたねポケモンのみなので、倒されてもトラッシュから回収してすぐに復帰できます。《キチキギスex》は強力なドローソースなだけに狙われやすいですが、このカードのおかげですぐに復帰し、手札を補充してくれます。


またポケモンだけでなく、エネルギーのかわりにもなります。

・アタッカーへの手貼り
・「みどりのまい」
・「かくしふだ」

これ等の補助をしてくれるので、痒いところに手が届くカードになっています。ポケモンだけ、あるいはエネルギーだけ回収するカードなら、これほどの強さはなかったでしょう。


他にも《夜のタンカ》には《ポケストップ》を気軽に使いやすくなる利点があります。ポケモンやエネルギーをトラッシュしてしまっても、このカードがあれば擬似的なサーチカードとして扱えますからね。

リソースをトラッシュしても回収する手段があると考えることで、《ポケストップ》を強気に使っていけます。これは《ともだちてちょう》にも同じことが言えます。

もちろんトラッシュされない=グッズを確保できている可能性が高いので、それはそれで問題ありません。


「デッキの弱み」編に続く。


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へる@平日ポケカ解説
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