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1から勉強シリーズ「ダウ理論」

こんにちは😊
今回はスペース勉強会第2弾

前回の三尊天井でダウ理論に当てはめた三尊天井が出てきましたが
その時に思ったのが
ダウ理論を先に勉強してからチャートパターンを勉強した方が頭に入りやすいと思い
今回はダウ理論勉強会を行いしました!

では早速ダウ理論について勉強した事を振り返って行きます

※全て無料で読めます。お気持ちを頂けるとめっちゃ喜び次のやる気に繋がります(´>∀<`)ゝ

1.ダウ理論とは

考案したのは
米国のジャーナリスト、チャールズ・ダウ(1851~1902年)は投資の世界に多大な功績を残した人物

ダウが考案した平均株価および理論は
景気循環を探ろうとする所を発着点としていました。
それが脈々と受け継がれて100年以上が経ち
テクニカル分析の原点と評価されています。
元々は株式市場の理論ですが他の市場にも利用できる性質が認められ、多くのマーケットで支持を得ています。

2.ダウ理論の基本法則

ダウ理論は6つの基本法則で構成されています。
ですがMr.Rの独断と偏見で必要だと思う事を書きます🤣

・市場価格は影響を与える要因を織り込んでいる
需要に影響を与えるファンダメンタルズは既にチャートに織り込まれているという考え方です。

・トレンドには3種類ある
ダウは上昇トレンド、下降トレンドについて明確な定義を付けました。
これは現代にも受け継がれる基礎的な考え方です。
トレンドの定義としては
高値及び安値に注目します。
連続する高値及び安値が、それより前の高値及び安値より上に位置する(切り上げる)限り上昇トレンドである。
その反対に連続する高値及び安値がそれより前の高値及び安値より下に位置する(切り下げる)限り下降トレンドである。

そのトレンドの推移について3種類に分類します。

長期トレンド(プライマリーサイクル)
上昇または下降の明確な方向性を表す。
1年~数年間継続するトレンド

中期トレンド(セカンダリーサイクル)
長期トレンドと逆行する調整局面を表す。
3週間~3ヶ月継続する

短期トレンド(マイナーサイクル)
中期トレンドの短期的な調整局面を表す。
数時間~3週間継続する

・長期トレンドは3段階からなる
長期トレンドは3段階で構成されると考えます。
第1段階では先行型の投資家による買いが主で
株価は動意づくもののあまり動きません。
続く第2段階では株価上昇や景気改善が見られ
多数の投資家が追随して買い始めます。
そして弾3段階では報道での扱いが大きくなり出来高も増え
一般投資家や初心者の参入も増えていきます。
この第3段階が最初に先行型の投資家が利確確定する所で、トレンドの最終段階です。

・トレンドは出来高でも確認されなければならない
ダウはシグナルを判断する為に
重要な要素として出来高をあげています。
長期トレンドが上昇であれば
出来高は価格の上昇に伴って増加し
調整局面では減少します。
もし価格が上昇していても出来高の上昇を伴わない場合は
トレンド転換の可能性を示唆されます。

・トレンドは転換の明白なシグナルが出るまで継続する
上昇トレンド又は下降トレンドが開始すると
その動きは継続する性質があります。
トレンドフォローの売買戦略が王道とされていますが
その優位性の拠り所となるのがこの原則です。
そして明白な転換シグナルが発生するまでトレンドは継続し、高値及び安値の切り上げ切り下げというトレンドの定義が崩れた時が転換シグナルになります。
その転換シグナルについては
調整局面を表す中期トレンドと区別が難しい為注意が必要です。

3.エントリーポイント

ダウ理論を活用したブレイクアウトとリターンムーブを狙うトレード

ブレイクアウトとは
直近高値や安値の水準が突破される局面を狙う戦略です。
突破をきっかけにその方向へ値動きが加速する性質により
優位性の高いトレードが実現します。
多くの市場参加者が注目する直近高値の水準では
売買の攻防が起こる可能性が高く
その結果として高値を上抜ければ買いの勝利となって一気に上昇することに期待できます

リターンムーブでのエントリー
ブレイクアウト後に価格が反転して
ブレイクアウトした直近高値の水準まで戻った所でエントリー

このやり方はブレイクアウトした水準まで戻るのを待つのでエントリー回数は減りますが
ダウ理論では高値を更新してるので上昇トレンド継続と見る為
戻りを待つ事で騙しも極力回避できトレンドフォローになる為
ブレイクアウトエントリーよりも安全なエントリーポイントとなります。

4.利確ポイント

ブレイクアウト後の利確ポイントは一目均衡表などのテクニカルで用いられるN波動の考え方を取り入れると明確になります。
N波動とは上昇2波と下降1波によって構成されるパターンの事です。

上昇のN波動の場合には
価格が上昇して一旦押し目を作ってからまた上昇する上げ、下げ、上げの3波動と考えます。
アルファベットのNの形を形成する事からN波動と呼ばれます。
高値や安値の切り上げに注目するダウ理論と非常に相性の良い考え方です。

このN波動による値幅観測では
最初の上昇波動と調整を挟んだ後の上昇波動の値幅は同程度になると考えます。
つまり最初の上昇波動の値幅をブレイク水準から上にとったポイント
もしくは押し目から上にとったポイントを利確ポイントの目標とするのが一般的です。

1.前の上昇波動の値幅をブレイク水準から上にとる
2.前の上昇波動の値幅を押し目から上にとる

N波動はよく現れるます。

画像の3種類のN波動以外にもまだ何個も存在しています。
それをダウ理論と一緒に見るとエントリーと利確がしやすくなります。

5.損切りポイント

直近高値や安値のラインをブレイクアウトしても
価格は突破した方向に進むとは限りません。
例えば上方向にブレイクアウトしたにもかかわらず
価格が逆行してブレイク水準を下回ってしまうこともあります。
そのような場合には直近安値を切り下げるかどうか(ダウ理論によるトレンド転換サインが発生するか)に注目しましょう。

基本的に直近安値を切り下げなければ
まだ上昇トレンドが継続する可能性が考えられる為
再び同水準でのブレイクアウトを狙う事ができます。
その反対に直近安値を切り下げた場合は相場の転換を表す三尊天井やダブルトップというチャートパターンになる可能性があります。

ダウ理論によってトレンドを判断するためには
次の高値や安値が切り上げるかどうかに注目し
それがトレンドの継続か転換かを見極める為に重要です。

画像の直近安値(赤ライン)を下回った場合
トレンド転換シグナルとなる為損切りしないと下降トレンドに以降する場合もっと深く落ちる可能性があります。
ナンピンをし続ける事も危険です。
逆に再度上へブレイクアウトした場合は再びエントリーポイントとなります。

6.まとめ

ダウ理論とはチャールズダウが考案し
100年以上も支持されてきている理論であり
テクニカルの原点となっている為
世界中の投資家達が見ています。

基本法則があり
・市場価格は影響を与える要因を織り込んでいる
・トレンドには3種類ある
・トレンドには3段階からなる
・トレンドは出来高でも確認されなくてはならない
・トレンドは転換の明白なシグナルが出るまで継続する
という法則でダウ理論は構成されています。

エントリータイミングにはN波動との相性がよく
ブレイクアウト又はリターンムーブを狙うのがいいとされています。

損切りポイントはトレンドの転換シグナルが出た時又は別のテクニカルと分析をする事をおすすめします。

以上1から勉強シリーズ第2弾ダウ理論について解説致しました。
1から勉強シリーズではこのダウ理論がよく出てくる予定です。
第1弾では三尊天井についてやりましたが
そちらでもダウ理論が出てきてます。
↓こちらにダウ理論での三尊天井の見方を解説しております。


長くなりましたが最後まで読んで頂きありがとうございました🙇‍♂️



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