車いすの世界…リクライニングを自作

ヤフオクに出品されている車いす。座席の横に付いているレバーのブレーキを握り、自分の力でリクライニングする。

キャプチャ車椅子横から

キャプチャハンドル部

人間の手で握られている部分がハンドル部 自転車のブレーキを応用



日進医療器 特別注文 自身でリクライニング可能な車椅子

車椅子のリクライニングは通常、介助者に車椅子後方のレバーで
リクライニングするため、車椅子に乗車している人は自力でリク
ライニングすることができませんでした。
私には介助者がつかないためリクライニングをすることができな
かったので、自身で日進医療器に車椅子に座りながらリクライニング
する方法を考え、特別注文しました。
自転車に使われるハンドルのブレーキを握ればリクライニングできる
ように設計し、左右に付け車椅子に座りながらリクライニングする
ように図面を書き部品を加工して自力でリクライニングできる
車椅子が完成しました。」(ご本人の記述のママ)


では、本文を始めます。

前振りが長くなってしまった。

ヤフオクを眺めていたら、この椅子に出会い、取り上げてみた。
この方は、ご自分の要求にピッタリの道具がなく、とうとう自分で工夫して作ってしまった。
相手をするメーカーは、日進という会社で、スケール、伝統、技術水準、どこを取っても我が国を代表するメーカーだ。自社製品にも誇りを持っているので、おいそれとは注文に乗ってくれない。
https://www.wheelchair.co.jp/index.php


そこを突破したのだから、相当の熱意と技術が要求されただろう。
今回は、この車いすを使用している間にさらに改良部分が見つかり、新作を調達したので、これは売却する、とのことだった。

どうです?
車いすも道具ですからピッタリの場合もあるし、もっとこうしてくれたら、という部分もあるだろう。そんなとき、どうします?

この人は、自分で工夫して、自分好みの車いすを作ってしまった。
この辺りが本当に強いなあ、と感心するところだ。

この人だけでなく、車いすを利用している方は強い人が多い。


引き続き、「車いす列伝」のようなものを取り上げていきたい。


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