“狐晴明九尾狩”大阪前楽〜大千穐楽へ!(ネタバレ?内容にも触れていますので、よろしければ観劇後にお読みくださいませ)
本日、“狐晴明九尾狩”が大阪オリックス劇場で大千穐楽を迎えました。
まだ緊急事態宣言下だった9月の赤坂ACTシアターの初日(9/17)から約2ヶ月にわたっての長い道のり…座長、キャスト、スタッフ、カンパニーの皆さま方、一度も止まることなく走って来られるためには平常時以上のもの凄い気遣い、努力、そして我慢もたくさんあったことでしょう…!本当に本当に…お疲れ様です。
中村倫也さんの俳優人生の輝ける2ヶ月間を同じ時空間で共有させていただける…とっても贅沢で幸せな体験を有難うございました。
今回の遠征では、10日、11日と観劇してきました。
ここからはまず、10日(前楽)観劇時に感じたことを。
11/1ぶりの観劇だったのですが、1週間ちょいでまたもやいろいろ進化していてびっくり、ただもう感動しまくりでした。
まずはおさむっちのアドリブでの関西弁…!笑
皆さまのアドリブやらご当地ネタのバリエーションの豊かさ!
倫也さんの気迫が…熱量が…真に迫るものがあって凄かった。(語彙力…)
ここにきて、晴明さんのお声の表現がまた変わっていたり…
何よりもキュンとしてしまったのは、第一幕で晴明さんが左膝を立てて座ってのお芝居の時に、お衣装の左膝が茶色っぽく汚れてしまっていたこと。(後から別なシーンで見たら、右膝もなっていました…が立ち回り的に左の方が酷使されてたんだろうなってのは納得。)
(前回(11/1)の時には“膝の件”気づかなかったんだけど、11/2の休演日の後、11/3からノンストップだから洗濯?メンテもできないんだろうか…大変だな…改めてあのお衣装は世界で一着しかないのか、としみじみ胸熱ってます…)
でもその“膝の汚れ”が…倫也さんが、晴明さんとしてしっかり生きてきた闘ってきた証である気がして…その後も何度か左右のお膝が見えるたびに妙にしみじみしておりました。
あとは、(いつの頃からか…結構前から思っていたことだけど…)第二幕の後半は、晴明さんとにかく出ずっぱりでずっと立ち回りやら長台詞やら濃いめのお芝居が続くんですが、特に前楽、倫也さんが呼吸をする時にほっぺを膨らませて“ふぅ”って感じに深めに息をつく回数が明らかに増えていたり、戦いの後に崩れ落ちる仕草も妙にリアルだったし、剣に頼って立ち上がる時とかも本当に剣に身体の重みを預けていたようにみえたり、正直なんだか“辛そうに”みえてしまいました…。(うまく言葉を選べなくてごめんなさい…)
東京でも大阪でも追加公演が入ったりで、結果的に休演日がほとんどなくて…(こちらとしては有り難いことです!)もちろん、毎日公演後に、出来る限りのもの凄い努力をされて体づくりされて臨んでいらしたとは思いますが…とはいえ…あのスケジュールでは…実際のところ…倫也さんも相当お疲れでいらっしゃったんだと思います。
これが前楽の観劇後に、私がまず感じたことです。
もともと倫也さんの晴明さんって、表情も感情豊かにくるくる変わるような愛くるしさや守ってあげたくなるような“儚げ感”がその魅力の一つであったと思っているんですが、(きっとおそらく…)実際にリアルな心身の“疲労”、“満身創痍”…的なところからくる“みていて心配で辛くなる感じ”(失礼…)、“儚げ感”が、妙に、物語の中の晴明さんの自分の身を投げ出してボロボロになりながらも(最後には感情まで食われてしまって…)大切な親友の敵討ち、大切な仲間を守り抜くんだっていうひたむきなヒーロー像に絶妙にぴったりハマっているようにみえて…(強いだけのヒーローじゃなく、なんだか観てるこっちが“晴明さん頑張れーって…!”って心の底から応援したくなる感じ…!)(プロの役者として演じていらっしゃるご本人には失礼かもしれませんが…)お芝居を超えたリアルな感じが良きで…余計にグッときてしまいました…。
正直、東京の初期の頃を振り返ると、倫也さんの晴明さんって…私的には、後半のけっこう激しい過酷なシーンの時ですら、実は…演じてる倫也さんからは何処かしら余裕のようなモノが感じられていたんです。(なんというか…もちろん素晴らしいお芝居力だからちゃんと世界観に入り込ませて貰っているものの…頭の何処かでこれはお芝居だから本当の倫也さんは元気だから心配しなくて大丈夫!っていう相反した複雑な感覚…わかっていただけますでしょうか…笑)
でも、公演の途中からの、特に前楽の倫也さんの晴明さんの我が身を顧みずながむしゃらなひたむきな健気なお姿が、一言で言うと真に迫りすぎていたので…
ついついこんな感想を。(うまく言えませんが…お気を悪くされた方がいらっしゃいましたらすみません。。。)
でもでも…!(前楽後にお倫だちとも話していたのですが…!)もし、私がここで言っている“倫也さんのリアルから来ていると思われる疲弊感”が、もし…息遣いや肩の落とし方、待機中の姿勢、倒れ方、背中での語り方など…ちょっとした変化の度合いも含めて倫也さんの“お芝居の匙加減”だとしたら、改めて倫也さんの演技力、表現力がどんだけなんだ…ヤッバイな…っていう…。(あ、いずれにしても素晴らしいんですけどね〜笑)
(でも本当に…倫也さんならそゆこともさらっと出来てしまうんじゃないかとも思っていて…!お芝居は日々図らずとも自ずと変化していくものだけど、もし仮に倫也さんがあえて、回を増すごとに、晴明さんのめちゃくちゃリアルにも見える“守ってあげたい感”を誰の目から見てもわかるようにご自分の意思の下でコントロールしていたら…改めてすっごいなぁという…!)
すみません、今回もかーなりとりとめがなくなりました。。。
とにかく、どんな倫也さんも晴明さんも最高に素敵であるということには変わりはないのでね…!
どうか軽ーく聞き流してくださいませ〜笑
まだまだ前楽で思ったことはあるんですが…!
そろそろ地元に着きそうなので…。
明日からの日常に少しずつ頭を戻さねば…笑。
大千穐楽の話はまた後ほど。
シーユー。
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