秘書検定準1級 面接試験【独学合格】
■概要秘書検定の筆記通過者に課せられる第2の関門。筆記を通ってる時点で最低限の敬語なり振る舞いなりは理解してるでしょう、ということで面接試験の合格率は60%弱くらいと高めみたいです。大学のゼミの教授には「みんな講座受けてるよ。貴方も受けなさいよ1万円くらいでいけるんじゃないの」とか言われましたが「いえ、講座は課金に等しい。課金は僕の流儀に反します(キリッ」とかよく分からんこと言って突っぱねました。
ああ、あと男性の独学事情をネットで検索してみると夏だろうが冬だろうがスーツ着用とのことなので、AOKIに行って急遽セールで叩き売られていた夏用スーツを買いました。まあ痛い出費ですが、いずれは使うんでしょうから気にしないこととしましょう。
■勉強法勉強時間:20分参考書:秘書検定準1級面接合格マニュアル
これは参考書というより1回20分のDVDなのですが、勉強時間から察するように1回見た以外は何もしてません。
「流石に実際に口や身体動かして練習してみなきゃやばい」という想いと、「いやそれでも面倒くさい他の資格で忙しい」という想いがせめぎ合い、まあ早い話試験当日まで後者の想いが圧勝し続けていたのでこの勉強時間となりました。
コミュニケーション能力に自信があるとかそういう話ではなく、本当に怠慢で何も対策らしい対策をしませんでした。
とりあえず1回動画を視聴して試験の流れだけを確認し、試験前日は神に祈って寝ました。
■本試験試験会場は池袋サンシャインシティ文化会館。集合は10時だったのですが、サンシャインシティにあまり行かないので普通に道に迷って時間ギリギリで受付に駆け込みました。
この時点で7月下旬の炎天下を駆け回っていたので汗は滝のように溢れ出ています。慣れない手つきで整えた髪型もこの暑さの中で粉々に潰れて破壊されました。涙が止まらん。
優しげなお姉さんにエスコートされ、その際に胸元に貼るようにと言って受験番号シールを渡されます。シールには「1」の文字が。
ちょっと待ってうそでしょ、僕がトップバッターだと。周りの受験生の見よう見まねで何とか事なきを得る作戦早くも潰えたじゃないか。
果てしない絶望のどん底に突き落とされた僕は重い足取りで控え室に入室。男女比は2:8くらいでした。筆記試験の時より男率高い気がしましたが、そんなの関係ない。どうせ僕が一番最初なのだから…。
原因の分からない汗を拭いながら席に座り、自分の名前が呼ばれるのを待ちます。気分はさながら死刑囚。
面接は3人1組で行います。息をつくまもなく呼びつけられるのですが、僕以外の2人はコミュ力抜群に高そうなOLだか女子大生だか分からない女性2人でした。
で、控え室を出るとまず椅子に座らされ、監督官から課題文が書いてある紙を1枚渡されて「内容を2分で覚えろ」と言われます。試験の流れ自体は事前に確認しているので慌てることはありません。
僕の渡された紙にはうろ覚えですが
「水平に開くことが出来るノートができた。グラフや図を見開きに大きく書くことができ、コピーをしても折り目の陰がつかないそうだ」
みたいなことが書いてありました。
(それ巻き物って言うんじゃないの?)と思いつつこれを頭の中で暗記し、会社の上司に伝える用の表現に直して喋るセリフを整理します。
このフェイズを終えると、いよいよ面接室に通されます。戦闘開始。ドゥームズデイの幕開けだ。
こうなったら腹を括るしかないので、とりあえず・「えー」「あー」を言わない・早口にならないように注意するということだけを意識して臨みました。
細かい作法なんざ知るか、こちとらぶっつけ本番なんや。(自業自得)
で、まあ蓋を開けると途中で暗記したはずの内容がすっぽり抜けたり、1回言い間違えて「失礼致しました」とか言いながら言い直したりしてたら次のようなアドバイスシートをいただきました。
ウッ、陰キャなのばれる。
とりあえず二重Vマークを避けられて良かったのと、陰キャ陽キャ関係ない言葉遣いで及第点を貰えたので一安心。これでも思ってたよりはマシだった。
ネットで調べたらVが合計3つついてしまうと合格が厳しいとのことですが、ほぼ無対策で受験した僕はさてどうなることやら。
■合否3週間後に届くらしいので震えて待ちます。
8/5 追記結果:合格結果が封筒で届いてました。この手の試験は合格してるとだいたい封筒で来るので、ほっと一息つきます。開封したら合格証が入ってたのでわーいと喜びました。
普通に落ちてたと思ったんですが、特に教科書通りに練習しないでもなんとかなるものですね。コミュ力に自信が無い独学男性であっても最低限の礼節さえ弁えていれば受からせてくれるみたいです。
気が向いたら1級も受けようかな。
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