色彩検定2級【独学合格】

■概要色彩検定とは、文部科学省が後援する文字通り「色」の知識を問う検定試験です。
アパレル関係の求人を見てみるとこの検定を取得しておくと優遇されるケースが多いようです。
この手の試験には他にもカラーコーディネーターやカラーデザイン検定といった検定が存在するようですが、いまいち違いが分からんかったのでとりあえず1番受験者数が多い色彩検定を受験することにしました。

■勉強法勉強時間:25時間(くらい)(2週間)(多分)参考書:色彩検定2級問題集、新配色カード199a
他の検定の日程との兼ね合い上、結構タイトなスケジュールだったので、教科書は購入していません。また、一応「色の試験と言うからには色覚えなきゃいけないんやろな」と思ったので、新配色カードとやらも購入したのですが、これに関しては結局1秒も使いませんでした。

というのも、2級では慣用色が61種類出題範囲となっているのですが、僕はてっきり新配色カード199色に乗っているうちの61色を暗記するものと勘違いしていたんですね。
詳述するのはここでは控えておきますが、要するに新配色カードにあるPCCSのカラー199色と、暗記事項の61色の暗記事項は別物だったんです。知った時には絶望しました。2週間でPCCSの色199色と慣用色61色なぞ到底覚えられるはずがない。
しかし、ここでひとまず問題集の最後にある模擬問題を見てみると、意外な事実が発覚します。
この試験は140/200点で合格なのですが、幸いなことに模擬問題の全配点中慣用色を問う問題は12点PCCS色を問う問題は6点計18点分に過ぎなかったのです。つまり、色の暗記分を差し引いた182点満点の中で140点(約77%)を取得すれば十分合格点には届く計算になるのです。
勉強開始時は試験2週間前。僕は色の暗記を完全に捨てて、他の論点で合格を目指すことにします。模擬問題1回分だけを確認して勉強箇所を切るのはあまりにも早計だというのはおっしゃる通りなんですが、僕とてこれはもう賭けに近かったんや…。

ひとまず10日かけて問題集をまず1周しました。1周目が終わった時点で模擬問題を解いたところ、点数は113/200点。
…やばいです。試験まであと4日しかない。
模擬試験の点数によってはここで勉強はやめるつもりでしたが、ボーダーを大幅に下回ってしまったので、大慌てで2週目に入ります。いやもうほんと試験前日の土曜とか多分8時間くらい勉強しました。
なんとか模擬問題の問題は全問暗記し、他の単元でも1周目でよく分からなかったところを一通りなんとなく理解したレベルまで持っていき、不安を抱えたまま試験日を迎えます。

■本試験今回の試験会場は立教大学池袋キャンパス。冬の立教はえぐいくらい綺麗ですよね。今6月ですけど。
2級の試験時間は午後だったので、午前中は立教の何処か空いてるスペースに行って、前日に貼った付箋の部分でも確認していようと思っていました。
でもちょっと魔が差して友人と朝っぱらからガストで優雅に「まずい、マジでまずい。毒や」とか言って泣きながらビールを飲んで遊んでいたので、当日は1秒も復習することなく本試験を迎えました。私ってほんとばか。本当にばか。しにたい。
当日に配布された問題用紙は何やら高そうな紙で、色彩検定らしくフルカラー刷りの豪華仕様でした。
試験開始とともに何処かで見たような問題やなと思いながらどんどんマークを埋めていきます。PCCSや慣用色の問題も当然問われましたがそこはカンで。どうせ1/4の確率で当たるのです。
試験序盤は「意外と行けるか?」と思ってたのですが、最後の記述問題でまさかのPCCSを問われボコボコにされたのが心残りです。
解き終わった時点で試験時間は残り50分ほど残っていましたが、記述に関しては考えても出てこないので、マークミスだけチェックしたら突っ伏して爆睡しました。途中退室できたらよかったのに。

■結果結果開示は7月中旬。
自己採点はしません。ビクビク震えながら祈るのみです。
7/19追記
合格開示日だったので調べたら受かっていました。安心して自己採点すると162点。色の問題をほとんど落としていましたが、これでまあ色彩検定2級は色を覚えなくても受かることが判明しましたね。合格証が来るのは8月中旬らしいので呑気に待つとします。
8/13追記届きました。僕が受けた年から合格証のデザインが変わったようです。かっこいい。にしても12月に新設されるUC級気になるな…来年受けたいな…。

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