フィラメントとしてのICYの恋
どうも、突如投下されたPerformance VideoでICYのことしか考えられなくなってしまった人間です。
こんなに・・・・・
こんなに最悪な男なのに・・・・・・
蛙化曲という未開拓領域に映像がついたことでやっとICYの全貌を知ることができたような、「あ、思ってた以上にICY(冷酷)じゃん・・・」と。
コレオも結構まじで好きで、本当に、今私はとても興奮しています。
で、冒頭の電球、めっちゃ怖くないですか?
深夜に見返してて、めちゃくちゃトイレ我慢したし。
印象的な始まり方だったから、照明や白熱電球というものの特性を意識してPVを見ていたらそういうこと・・?という点があったので、私なりの解釈でまとめてみます。
素人の戯言だと思ってどうかお手柔らかに・・
一目惚れでしょうか?
一瞬で恋に落ちたICYくん。
白熱電球は点灯するまでに時間がかからないのが特徴でスイッチを入れるとすぐに明るくなります。
冒頭の電球シーンは、まさにICYくんが電流が走ったかのように恋に落ちた瞬間を表しているように思いました。
PVでもだいぶ強めのライトが当てられていて、ICYくんは頭の中が真っ白になるほど「君」への想いを募らせているご様子。
はい、トラウマ歌詞。
あんなにも「君」のことで頭がいっぱいだったのに、相手からの好意を感じ取った瞬間、スンッ・・・・となってしまうICYくん。
最初は好きな音楽を教え合ったり、相手に合わせて普段は使わない絵文字を使ってみたりしてたんでしょう。
すれ違い様に香る香水の匂いも、最初こそドキドキしていたものの、この気持ちに違和感を感じてしまった途端NOに。
ICYくんほどのスピード蛙化は記憶上経験したことはないけど、好きな人への気持ちが冷めていく時のなんかこう一つ違和感を感じるとじわじわ全身に広がっていく感じはわかる。
で、電球の話に戻るんですが、白熱電球はまずそもそもの寿命が短い。そして、使っていくうちに劣化していくのは勿論、少しの衝撃や振動で切れてしまうことがあるくらい耐性の弱いものらしいです。
両思いであることに気付く瞬間って、めちゃくちゃ興奮しませんか?
ICYくんの中のフィラメントはその衝撃に耐えられず、相手の好意に気付いた瞬間に切れてしまったのかもしれない。
もう手遅れなほど冷めてしまった事実に気付いたICYくんはこれ以上関係を進めることを拒みます。
もはや全てなかったことにしたい、とまで思っていそうな勢い。
でもそれは「君」が悪いわけじゃないこともわかっていて、申し訳ない気持ちと後ろめたさも感じている。
すべて、「君」からしたらたまったもんじゃないですがね。
「君」とこのまま幸せになる世界線があったのかもしれない。
でも現実は自分勝手な感情で相手を振り回してしまったICYくん。
恋心は冷めてしまったけど、「君」自身を嫌いになったわけではないんじゃないでしょうか。
もしも分岐点があったのならその時に戻りたい。
でもね、もう戻れません。
なぜなら、ICYくんの恋は白熱電球だから。
PVでも、クライマックスに向かうにつれてまさに電球がその寿命を迎えたかのようにライトが激しく点滅します。
そしてついに明かりが消えてしまう。
寿命を迎えた電球は二度と光ることはない。
ICYくんの恋は終わってしまいました。
電球は寿命が切れたら新しいものに交換しなければなりません。
ICYくんはフィラメントの脆弱性に気付かず、また次の誰かに恋に落ちてはすぐにその光を失うことを繰り返してしまうんでしょうか。
ICYくん、いつかLEDのような恋に出会えるといいね・・・(?)