スタートアップの皆さまへ、ON-SITE Xコミュニティの活用方法
皆さま、こんにちは!ON-SITE X 広報担当の池田です。
ON-SITE Xとは、全国の地方建設会社(2024年3月時点で建設会社105社が参画)と建設系スタートアップとの共創活動による建設業の課題解決を目的としたコミュニティです。
今回の記事は、建設テックに関わるスタートアップの皆さまに向けたON-SITE Xコミュニティの活用方法についてお話をしたいと思います。
共創へのステップ
私たちの目指す具体的なゴールの1つは、スタートアップの技術を活かしたプロダクトを導入し、建設現場の課題を解決することです。
しかし、現実的に多くのスタートアップのプロダクトが、いきなり建設現場にフィットしたものを提供できるわけではありません。まだまだ試作段階でも現場で使うことで、見えてくる課題や、新たな発見があるはずです。ON-SITE Xコミュニティに参画する105社の建設会社とともに創り上げる、共創をするのが我々のコミュニティです。どんなステップからでも関われることを大切にしているコミュニティがON-SITE Xです。
その実現に向けて、1.知る 2.出会う 3.共創する、の3つのステップで、建設会社とスタートアップによる課題解決の場を提供しています。
1.知る|建設会社の現場課題をともに探る
私たち建設会社は、日々さまざまな場所で工事を請負、現場管理をしています。現場では、煩雑で種類の多い工種を管理し、安全を第一に施工を進めながら、お客さまにより良いものをお引き渡しするために現場監督は努めています。そんな多忙な日々を過ごしていると、外から見ると課題ですが、現場の常識では当たり前になっていることも少なくありません。現場には、外からでは見えない課題、つまりDXのヒントが多くあります。
そこで、私たちはスタートアップと現場巡視ツアーを開催し、施工中の現場見学、そこで働く現場監督の様子や声を聞くことができます。今、何に困っているのか、スタートアップの技術が活かせる部分はどこにあるのか、ともに探ります。
2.出会う|全国の建設業と出会いの場を提供
ON-SITE Xでは、コミュニティに参画する建設会社105社とスタートアップの出会いの機会をさまざまな方法で提供しています。
オンラインの場では、毎月第4木曜日にスタートアップ登壇イベントを開催し注目のスタートアップの紹介や、定期メールの配信をしています。このメールでは、ON-SITE X運営事務局のチョイスした注目のスタートアップを紹介。プロダクトの紹介や、導入実績、担当者の声や得意な分野などの紹介を行なっています。
スタートアップの登壇イベントでは、ON-SITE X参画企業向けに月に1度オンラインで開催。スタートアップにご登壇いただき、自社プロダクトの説明をしていただきます。登壇イベントには、リアルタイムでは毎回30〜40社の建設会社が参加し、プロダクトを広めたいスタートアップにとって絶好の機会となります。また、当日参加できない企業向けにもアーカイブを共有しています。この発表を聞いて、各建設会社との個別面談に進むケースが多くあり、マッチングの機会を提供します。
オフラインのリアルな場でも交流会を開催。前回は都内にて全国の現場技術者を集めた交流会を行いましたが、今後はこの場にスタートアップを呼び、更なるリアルでの出会いの場を提供します。
3.共創する|ともに新たなプロダクトを創り、建設業を変革する
開発されたプロダクトを実際の建設現場で使うことで、新たに見えてくる課題や、フィードバックが必ずあるはずです。ON-SITE Xでは、全国105社のネットワークから、あらゆる規模感、工種、フェーズの建設現場があります。その中から適切な建設現場で、実証実験を開始し、新たなプロダクトに対するフィードバックを行うことが可能。導入までのステップを踏むことができます。
最後に
いかがでしたでしょうか、今回はON-SITE Xにおけるスタートアップの関わり方についてお話しさせていただきました。もっと詳しく話が聞いてみたい!まずはフランクにプロダクトの壁打ちをしてほしい!など、スタートアップの皆さまのご連絡をお待ちいたしております。
このコミュニティには、今回紹介した全国のチャレンジングな地方ゼネコンが集まっています。私たちとともに建設業界の課題解決にご協力くださるスタートアップを募集しています。 アイデアや技術開発のフェーズの方も歓迎いたします。
皆さまがお持ちのサービスや技術を通じた業界課題の解決に向けて、本コミュニティを通じてご支援できることを一緒に検討しましょう。