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ぼっちなのにマーダーミステリーを制作したよ

皆様初めましてこんにちは。子猫おん(ねねこおん)と申します。マダミス界に入って駆け出しです。
マダミスシナリオ「バージンロード〜マーダー公演〜」というものを発表させて頂きました。略して#バーローマダミスです。

今回このnoteではシナリオ制作時に私が苦労した事を書いておきたいなと思います。というのも私が制作する際どう作ればいいのかを調べてもよくわからなかったからです。なのでメモ&初心者制作やってみたいけど…という人にちょっとでも参考になったらいいなと思い書き記します。ですのでマダミスのプロ的な人が見たらなんだこのふざけた記事はと思われるかもしれませんがあくまでも私の場合はという事で。一応ネタバレはありません。

ここから少し経緯も書きますがそんな事より早くどう作ったか教えろという方は飛ばしてください。
あと結論この記事で伝えたい事はマダミス制作したいならお友達沢山作ってマダミス遊んでから制作した方がいいよ、という事になります。当たり前ですが。


マダミス作ろうになった経緯

早速ですがこのタイトルを見て何を言ってんだこいつと思った人もいるでしょう。
マーダーミステリーというゲームはぼっち、いわゆる1人で遊べるゲームではないからです。(100%ではないと思いますが割愛)
結論から言いますと私はマダミスを遊んだ事ないのにシナリオを制作しました。わけがわかりませんね。

なぜこんな事になったかというとまずは友達がいなかったから。これがほとんどの理由です。別界隈に別人格として一応存在はしているのですが自分の性格上ジャンルを混ぜたくないのでマダミスに関してはひとりぼっちだったという事です。ここで勇気があればまずプレイヤーとして飛び込めたのでしょうけどもインターネットなんて恐ろしい所にいきなり音声ツールありで飛び込むなんてできるわけがありませんでした。でも眺めてみて調べてみて面白いなーと思う日々。

そもそも私がマダミスを知った経緯として元々ゲームをするのが好きでその延長でYouTubeでも色々見ていました。おすすめで出て来た配信がたまたまマダミス生配信を始めるタイミングで説明からその配信を見た、になります。元来ミステリー好き二時間ドラマ好きの私は衝撃を受けるわけなのです。体験できる二時間ドラマだ!と。そこから色々と見てしまいます。見てしまいますという表現なのは自分がもう遊べないからです。まさかマダミス界に飛び込むなんて思ってませんからね。でも情熱は止められず遊びたい!でも無理だ作ろう!になったという事です。結局マダミスの世界に飛び込むことになったので制作を先にするという意味がわからない行動をしています。



マダミス制作開始

本題です。シナリオに関するネタバレはありませんのでご安心ください。
マダミスを制作しようとなった私はセルフ縛りルールを設定します。それはこの先の事を考えて一応商用利用できる物だけを扱う。本当に公開できるか不安だから基本的に0円で作るという事です。

シナリオを考える

マダミスとは、話の作り方は、ミステリーとは、トリックとは…みたいな内容の書き方的なのはググったらいっぱい出てくると思うのでシナリオ思いつかない方は参考にすればいいと思います。私はシナリオの内容は浮かんでるからシステムとかツール的な作り方教えてよ!を探していたのでちょっと苦労しました。

まずマダミスのシナリオの大体の内容が浮かんできた私は即座にメモを取ります。忘れちゃう前にとりあえずメモ!だったのでこの時おふとんの中でスマホのメモアプリに一気に箇条書きだったり浮かんだものをとにかくメモりました。一晩でストーリー&大まかなキャラ設定が完成。この時にもうお話の内容の9割は完成しここから大筋の内容は変わっていません。
舞台はアイドル、被害者のキャラクターはこんな感じで、プレイヤーとなるキャラクターを考えて…と肉付けしていきます。キャラクターについて指の赴くままにどんどんメモしました。キャラクターの内容を考えるのが楽しい作業の1つですね。妄想力が生きる。
ちなみに何も考えず浮かんだものをメモしたので清書する際に削ぎ落としたものもあります。今回の場合ただでさえバランスが悪く人数が多かったのにもう1人キャラクターがいました。けれども色んな理由で削ぎ落としました。キャラクターを考えるのが楽しい故に増えてしまうのは反省です。


HOを本格的に作る

メモ書きを見ながら本格的に形となる清書の作業に入ります。ここで困ります。そもそもハンドアウトってどうやって作るの?どんなツールで作ってどんなファイル形式なの?実際にプレイしていない弊害です。最終的にboothを利用しようと思ったのですがそこでもどんな風にファイルあげればいいかわからず…と。
調べてみて分かったのがPDFファイル形式の文書を配布するという事。文書制作は既存のWordで賄えるという事。Word様々でしたありがとう。

まずはキャラクターの背景を書きますがやっぱり楽しい作業の一つです。このWordの作業中にフリーフォントの良さも知りました。様々な商用利用も可能なフリーフォントがかなりあって調べるのが楽しかったです。導入の仕方も案外簡単で。ただしハンドアウト制作で気を付けていたのは読みやすさだったのであまり凝ったフォントは使わないようにはしました。読みやすさ大事。Wordはある程度の誤字脱字修正をしてくれたりデザイン性も凝ったものができるのでかなり優秀ですね。当たり前といえば当たり前ですが。

ハンドアウト制作と共にルール等のPDF、GM向け進行解説PDFも作ります。この際動画視聴してしまったシナリオをいくつかDLし書き方等を参考にしました。WordはPDF変換も簡単でHO等のツールシステムの問題はクリアです。

1回目の心折れ期がきます。タイムライン生成です。
マダミスの中で1番重要といっても過言じゃないのがこの作業だと思います。矛盾が生まれてはいけないので時間帯はかなり気をつけなければいけません。ここまでふわっとした感じでキャラの動きを考えていましたがきちんと考えていなければ破綻してしまいます。ここでこのキャラがこう動いたらこっちのキャラがこうしてこうやって…何度もタイムラインを見直しては修正です。ここを考えるのは楽しくありません!w タイムラインを整理するにはExcelがいいよ的なのをみたのでExcelにキャラクターの動きを記入していきます。なんとかタイムラインを作り終えますが心が折れかけます。こんなのやって誰が楽しいんだろ…な囁きが何度もこれから訪れる訳です。


ユドナリウム盤面制作等

タイムライン生成の息抜きみたいな感じで?ユドナリウム、盤面制作にも取り掛かります。ユドナリウムは無料で遊べるのはもちろん配布できるzipファイルまで作ることもできありがたい存在でした。ユドナリウム盤面の作り方は調べると沢山出てきたのでスムーズにいきました。ただ画像サイズの大きさがどれくらいが適度なのかはいまだによく分かっていません…誰か教えて欲しいです。
このユドナリウム盤面制作にあたり様々な素材探しを始めます。今回は商用利用可能のフリー素材という縛りをつけて探します。今回とても助かったのはVtuberさん向けの画像サイトです。基本的にはVtuberさん向けの素材ですが他の使用法でも、と書いてあり利用もしやすかったです(使用サイトは後述)

カードも画像をいくつか組み合わせて作ります。便利な画像編集ソフトがある方はこの辺の作業がスムーズに進むのでしょうけども私は特に持っていません。なのでここで使ったのは元々あったソフト、ペイントです。ペイントで画像の縮小をを行ったり文章を入れたり…これで合ってるのかなという古典的な方法で作り上げました。けれどもペイントは透過処理ができません。そこで調べてみると元々透過編集ができるソフトがあるじゃないかと。透過処理系で使ったのはsketchbookというものです。これは画像をトーンで整理でき透過処理も可能でした。お絵描きをする方はこのソフトで十分的なのも見ました。透過処理ができるので透過した画像や、画像の合成等にはこちらのソフトを利用しました。でもいまだにこの方法でカードやキャラクター紹介等の画像の作り方が合っているのかわかりません。だれか正しい?簡単な?そして無料で作れる方法があったら教えて欲しいです。多分スマホ類を利用してアプリとかの方が良いのかな?
後から気づきましたが画像作成の際もWordは利用できるな、と思いました。特に文字入れ等をする際は色々できて便利です。サイズ調整等は極論スクショというアナログ感たっぷりのもので行けそうな気がします。比率をきちんとした拡大縮小はペイントでまかなえますので。

ユドナリウムに画像を当てはめていきます。だんだんと形になっていくのは見ていて楽しいです。この盤面制作も私にとっては楽しい作業でした。
ここでゲーム中に流すフリーBGMも探しておきます。フリーBGMサイトで色々検索を駆使して探してみます。マダミス系のミステリーやサスペンスの単語だと少しシリアスすぎるものが出てきてなかなかしっくりこなかったのですがここで「ハロウィン」という単語を入れてみると雰囲気に合うものが見つかりました。バージンロードというアイドルの名前だからウェディングでも検索したりもしました。完成した盤面にBGMをつけてみるともう気分はGMです。BGMは付属できないため各GMで特色が出るのかなと思います。

…と、当初はユドナリウム盤面のみが付属していたのですが、様々な声を聴くとココフォリアの方が皆さん良いみたいです。特に今回のように人数が少し多めのシナリオは特にココフォリアの方が向いているようです(接続システムの違い)もちろんユドナリウムも3D表現を盤面でしたい場合は向いています。
ということでシナリオ公開後ココフォリア盤面も作成しました。この時ユドナリウム盤面の画像をそのまま流用したのですがずぼらポンコツの私は画像サイズが揃っていないところがありました。ここは次回の反省点です。
ココフォリアは操作性、そしてGMをする方は特に便利なそうなのでココフォリア盤面で最初から作れる方は作った方がいいです。ただしココフォリア盤面を配布という形にする場合は支援が必要です。今回はシナリオが公開できるかどうかの不安から始まりましたので、ココフォリア盤面は公開後に作成、という形になりました。


マダミス用ツイッター(今はX)を作る

なんとかパッケージが完成します。細かい微修正は続けつつも各HO、ユドナリウムが完成したのでもうゲームとしては遊べる形になりました。けれどもこれで発表はできません。まだ誰も遊んでいない為そもそもこれはマダミスになっているのかという問題があるからです。
マダミスを作ったらテストプレイを経て正式発表というのが当たり前の流れですので私もテストプレイをしなくてはいけません。ついにぼっちでは完成できない限界を迎えました。ここまでよくやったともいえるでしょう…。

テストプレイをするには誰かに頼まなければいけません。オンオフ問わずマダミスが分かる友人がいればここは軽くクリアできると思いますが私はマダミスに関しては全く知り合いがいません。ここでやっとマダミス界隈に足を踏み入れることになります。最初にマダミスを作りたいならお友達を作ってからがいいよはここのテストプレイの流れにも繋がります。
ディスコードのアカウント作成はスムーズに超えたので次はツイッターです。ハッシュタグのマダミス募集をテストプレイの際も利用することを知りやっとここでマダミス用のツイッターアカウントを作ります。
ツイッターを作って緊張しながらも画像を貼って注意事項を書いてプレイヤーの募集をして…あとは待つだけになるのですが少し経ってから問題が発生します。ツイッターがシャドウバンされたのです。シャドウバンとは凍結までは行かないけれど検索に表示されなくなることです。一人で壁打ちしかできない状態と思ってください。タグが検索しても見られない、アカウント名検索しても表示されない…これがシャドウバンの状態です。ツイートの表示数が極端に少なくなったら別のアカウントで検索すると表示されなくなっているのでわかりやすいです。シャドウバンされているかわかるサイト等調べるとあるのですがあまり役立たないみたいですね。
何故シャドウバンされたかというと新規作成アカウントは無条件で最初はバンされるみたいです。これはスパム等の悪質な利用法を避けるためにデフォルトで新規にはなるみたいです。もっと早く知ってアカウントだけは作っておけばよかった…となりました。幸いシャドウバンは1週間程度で解除されたのでよかったですがいざ拡散!と勇気を出している時に誰にも見えないという処理は心が折れました。なのでやっぱり先にお友達を作った方がいいです。何度でも言います。


テストプレイをする

もう一度仕切り直しのテストプレイ募集の呟きをします。当たり前ですがフォロワーもいない知らない怪しいアカウントにすぐやります!という方は現れません。わかってはいましたが心が折れます。私自身が待つというのが苦手な事もあるのでしょう。しかしなんと心お優しき方が集まってくれて無事にテストプレイを開催することができました。本当にこれはご縁だったと思うのでとても感謝しています。何も知らない故にディスコードの操作ユドナリウムの操作それに加えGMとしての不慣れさを実感して凹みまくりでもありましたが自分のシナリオが動いているのを見た時はとても感動しました。テストプレイで自分の想定外の動きも見られたことでまた修正作業を行います。最初のテストプレイではまだ足りないところがあったのでかなりご迷惑をおかけしちゃったなという後悔があります。次回作は自分が思っている以上に練り込んだ後にテストプレイしなければとなりました。少し妥協してこれでいいかな、みたいなポイントはやはり修正ポイントになるので妥協は良くないとも学びました。

1回目のテストプレイを終え改善点を修正し2回目のテストプレイへ。ゲームのしやすさ、システム、ユドナリウムやHOの見やすさなどの修正を行います。今回シナリオの流れ自体は1回目もそして2回目も支障なく進められたのは良かったところでした。マダミスをやったことがない故に初歩的な躓きもありましたが場の皆様に支えられてGM業もなんとかできました。私はマダミスをやりたいももちろんありますが見たい!もかなり大きな原動力であったのでキャラクターが動く様子はやはりとても良いものです。同じキャラクターなのに違う動きを見せるのがマダミスの良いところです。
GM向け資料等もチェックしてもらいもうほぼというか完成です。本来ならばもっとテストプレイを行うべきという指摘もあるでしょうが人脈がないのと待っていられない性分故に公開しようとなりました。最悪公開後も修正できるのがboothです。
しかし本当に完成でいいのだろうかこれであってるのだろうか誰か遊ぶのかな…とまたループ思考になりますが進むしかありません。


BOOTH開設

マダミスを配布するにはBOOTHがとても便利です。何度かBOOTHを利用自体はしたことあったのですが自らが出品者になるのは初めてです。けれどもBOOTHのサイトへ行けばわかりますがとてもわかりやすく簡単にいわゆるお店を開設することができます。非公開状態で何度も手直しできるのもとても便利なポイントです。
様々なデータを一つのファイルにまとめzip形式にしたらもうあとは公開するだけです。長かったマダミスシナリオ作りもいよいよ完成です。


完成はしたけど…

ということでマダミスシナリオ完成です。
完成はしましたが私自身これであってるのかな…?とまだ不安でいっぱいです。でもまだまだ作りたい意欲は一応あります。一度作り終えるとおおよその目安やここはこうしたほうがいいというのが分かってかなり気楽ではあります。
シナリオ自体は作れたのですが正しい作り方なのかよくわかりません。こんなふうに何も知らない素人が作ったよーのメモがこれです。これを読んでなんだこの作り方はなっとらんと思った方もいるでしょう。一応私の作り方はこのような流れで作りましたという記録なので許して…。

という事で私が制作しました「バージンロード~マーダー公演~」略してバーローマダミスはBOOTHにて公開中です。信頼度知名度0に加えて色々面倒な責任(面白くないぞどうにかしろ!みたいな意見とか)等の理由から無料で公開しています。興味のある方は遊んでいただきたいです。遊んでいる様子が見たいですのでGMもいたします。見たい!で作っているものですから…。
公開したとはいえ安定のマダミス友達がいないのと信頼度0なのですぐにやります!みたいなのがじゃんじゃんくるはずもないのでこれからは地道に信頼度上げと宣伝をしなければになっています。作っても自己満じゃん何の意味があるの…と結局完成後も心は折れポイントはありましたけど。ここはこつこつ宣伝と交流して信頼度を上げるしかないかなと思います。
だから友達を作っておこう。

マダミス界隈にぼっち新規参入はめちゃくちゃ厳しいです。複数人で遊ぶものがほとんどのため完成しきっているコミュニティが多く、1人の人が突然そこに入り遊ぶハードルが高いです。あと何ヶ月先も予定があるのが当たり前みたいで。アプリ関連?で手軽に遊べるものもあるみたいですが(あまり詳しくないですすみません)PCぼっち縛りだと手軽に明日来週遊ぼうとできることは少ないと学習しました。予定立てて待つというのが苦手な自分には向いてないかもとやはり心折れる。あと単純に見知らぬ人の中に飛び込むのが怖い。
シナリオを完成させたはいいけれど結局心折れる所が多かったりで次回作〜と意欲は一応あるけれどマイナス思考入るとこんなの誰もやらないし自分なんて価値無いしと落ちる事もあり。でもまた地道に自己満で作ろうかなとは思います。その際は協力してくれる方がいたら感謝すぎます。

という事でだからこそ自分みたいにならないようやはりコミュニティ形成し信頼度を上げてから制作しましょう。

あと作るだけじゃなくプレイヤーとしても普通に参加したいですのでお願いします。

マダミスは一人でどうにかするものではないです。
最後にもう一度私がマダミスを作ったからこそこれから作りたいと思っている方へ言葉を送ります。

マダミス制作をする時はお友達を作ってからにしよう!   


ぼっち制作メモという名のネガ愚痴ノート、終わり。


使用素材等

使用したソフト

スマホのメモアプリ
office Word
office Excel
ペイント
sketchbook

マダミス作る時にお世話になった素材サイト様

下記にリンクを貼ります。

シルエットAC
(会員登録した上でも無料だと縛りがある為少し使いづらいかも?今回はイメージ通りのアイドル画像があったため使用)

OKUMONO
(Vtuver向け素材サイト。背景やフレーム関連がかなり充実しており私にとって盤面作りに必須に)

リボンフリークス
(リボンに特化した素材サイト。関連素材サイトもかなり便利)

FRAMEDESIGN
(上の関連サイト。こちらはフレームに特化。カードの装飾に便利。リンクにある関連サイトはどこも便利)

DOVA-SYNDROME
(フリーBGMサイト。充実すぎるほどにBGMがあるので検索するのが大変だけど楽しい)

Picrew
(キャラメーカーサイト。ツイッターアイコン等に利用。今回作品では使用せず。自分の思い通りのキャラクターが作れるためかなり便利。商用利用の物を別途検索できるのがまた便利。今後キャラ画像に使いたいサイト)

その他にも二次元イラストにこだわらなければ実写のフリー素材サイトとかも便利です。素材探しも息抜きに楽しい作業となっています。

最後にもう一度宣伝としてバーローマダミスのリンクを貼らせて頂きます。お読みいただきありがとうございました。

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