リモートワークならではのプロジェクトの進め方〜onの朝会編〜
こんにちは!on株式会社、広報担当のデミです!
onのメンバーは、原則リモートワークで業務を行っています。リモートワークで一番重要なことはコミュニケーションです。対面で仕事をしているわけではないため、積極的な情報共有が求められます。
そこでonでは、コミュニケーションを円滑に図るため、プロジェクトを担当するディレクターとデザイナーで、“ 朝会”を行っています。
今回は実際に朝会を取材して、その様子をリポートします。さらに朝会の目的や、どのようなポイントに気をつけて朝会を行なっているか詳しく解説します!
1. 10月某日の朝会の様子!
実はまだ朝会の参加経験がなかった私。取材も兼ねて、10月某日に行われた朝会に潜入しました。
当日は朝のあいさつから始まり、ディレクターとデザイナーがデザインツールのFigmaを画面共有しながら、プロジェクトの進捗を報告していきます。
この日のメイントピックは、クライアントからのフィードバック確認でした。顧客との対応を担当するディレクターが、デザイナーに不明点がないかを聞き取っていきます。
テキストだけではわかりにくい内容が、実際に話をして、同じ画面を共有しながら手を動かすことで、お互いの共通認識としてクリアになっていきました。
その日は、20分ほどで朝会が終了。とても和やかで、わからない部分を気軽に聞ける雰囲気が印象的でした。お互いに信頼しながらお仕事をしているのだと感じました!
2. 朝会はミーティングとは違う?
朝会と聞いて、「ミーティングと何が違うのか?」と疑問を持つ方もいると思います。
ミーティングは任意のタイミングで、関係者が集まって案件に対して話し合ったり、方向性を決定したり話し合いをすることです。
一方、onで行っている朝会は毎週3〜4回、定期的に行われています。話し合うというよりも進捗状況の確認とコミュニケーション活性化の意味合いが大きいです。
3.朝会の目的
onの朝会には、大きく分けて6つの目的があります。
1. 進捗状況の確認
2. 疑問点の解消
3. ゴールの共有
4. コミュニケーションの活性化
5. 健康チェック
6. メンバーの成長
3-1. 進捗状況の確認
リモートでそれぞれが作業をしていると、どこまで進んでいるのかわかりにくいですよね。
こまめに進捗を報告して、情報共有する方法もあります。しかし、朝会で状況を話せれば、テキストのみのやりとりより円滑にコミュニケーションが取れます。
また「今日はどういう作業をだいたいどれくらいを目処に完了させる」など1日の作業予定も朝会で共有しています。
そうすることで、ディレクターもいつぐらいにデザインのチェック作業が入るか予測を立てられます。さらに、伝えられていた作業完了予定より遅れている場合、何かトラブルが生じていないか気を配ることも可能です。
3-2. 疑問点の解消
onでは、基本的にデザイン作成をFigmaで行っています。さらに、社内やクライアントからのフィードバックは、Figma内へコメントが残されます。
ここで問題となるのが、フィードバックがテキストで書かれていることです。ニュアンスが伝わりきらなかったり、どういうことなのかわかりにくかったりする場合もありますよね。
朝会は、デザイナーのそうした疑問点を解消する場でもあります。ほとんどの場合、朝会は修正作業に着手する前に設定されています。デザイナーは、疑問に思ったフィードバックをディレクターに確認・相談してから、作業に取りかかれます。
朝会で画面を共有しながら、Figmaや資料を一緒に見て行うことで、齟齬なく作業を進めていけます。
3-3. ゴールの共有
どのようなゴールを目指して作業を行うのかわからないまま仕事をすると、方向性がズレてしまったり、先を見越して何をすべきかわからなかったりスムーズに仕事ができません。
朝会で目線合わせが常にできるので、ブレることなく作業を進められます。
3-4. コミュニケーションの活性化
リモートワークで一番問題になるのは「孤独感」です。作業を進める中で問題に直面し、自分だけで解決しようと試行錯誤している間に、どんどん深みにハマって一人で悩む。これが一番いけません。
ですが、「誰か助けて欲しい!」とは言いにくいもの。朝会で情報共有と問題点解消をしながらコミュニケーションを取ることで、相談しやすいだけでなく、何か抱えているなとディレクターが察知しやすくなります。
3-5. 健康チェック
テキストのみのやりとりでは、相手の健康状態がわかりにくいですよね。画面越しでも顔を合わせたり、声や話し方を聞けば調子がよいのか悪いのかわかります。
調子が悪そうであれば、作業内容を調整して負担を減らすことができます。
3-6. メンバーの成長
デザイナーは、各プロジェクトをとおして「デザイナーとしてどう成長したいか」というゴールを設定しています。
例えば、「UIコンポーネントライブラリーをしっかり整理する」や「エンジニアとやりとりをしながらデザインを進める」など、自分の課題と向き合いながら作業を進めています。
朝会を設けることで、目標に向かってきちんと作業ができているかをディレクターとすり合わせています。
プロジェクトの成功はもちろんのこと、onではメンバー一人ひとりのスキルアップも大切にしています。
4. さいごに
リモートワークを行うonでは、プロジェクトを円滑に進めるため、コミュニケーション方法を工夫しています。朝会もその一つです。
朝会を行うことで、作業がスムーズに進められるだけでなく、ディレクターとデザイナーの信頼関係も構築できます。
リモートワークではどうしても「孤独感」が拭えませんが、信頼関係が構築できれば、困った時に助けを求められるという安心感が生まれます。
働く場所や時間帯がメンバーごとで違うon。全員集まっての朝会はできませんが、プロジェクトに関わる少人数のメンバーと朝会を行ってリモートワークの効率化へつなげています。
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