掘り起こし②2019.7.31
「ありがとうございます♡いっぱい聴きに来てくださいね~♡」
ドッカーーーーーーーン!!!!
から3日後、六本木にいた。
いっぱい聴きに行くにはどうしたらいいのか。BEYOOOOONDS公式HPを血眼で探し、つばきファクトリーのテレ朝夏祭りでのイベントのオープニングアクトにBEYOOOOONDSが出演するとの情報を見つけた。チケットはもう完売で残るは当日券のみ、オープニングアクトがどんなもんなのか知らないため出番は3分くらいのものだろうそれでも行きたいと思った。
案の定、具合がわからなくて4時間前とかには着いた。誰もいなかった。
警備のおっちゃんにどこに並べばいいですか?と聞いて教えてもらった場所に行くもまだ列は出来ていなかったので、確かな情報では無いのかもしれないと思い偉そうなイベントスタッフにどこに並べばいいですか?と聞いたら〇時になったらご案内しますとの回答。みんな言ってること違くてどうしていいか分からず泣きそうになった。パニックになって母に電話したけど当然母も分からないので宥められて「そこまで行ったんだから最後まで頑張ってきな」と励まされ泣きながら電話を切り泣きそうになりながらぶらぶらテレ朝を散策した。
〇時になって偉そうなイベントスタッフがここに並んでくださいとボードを出した。警備のおっちゃんが最初に教えてくれた場所だった。学び:警備のおっちゃんは信用出来る。
走って場所に向かうともう列が出来ていてまた泣きそうになる。ここまで来て入れなかったらどうしよう。
11番目に並び、そこからは10番で区切られて入れなかったらどうしよう以外考えていなかった。ずっとソワソワして泣きそうだった。
近くにじゃにおたの列を発見した。何の列か知らないけどじゃにおたはすぐ分かる。多分サマステミュージアムみたいなやつのものだと思う。
目いっぱいにお洒落したじゃにおた独特の雰囲気、対してこちらくたびれたおっさんの列に混じるうら若き女ひとり。また泣きそうだった。何をしているんだろうと思った。
もう帰りたい.......と思ったところにびよんずちゃんたちの声が聞こえた。リハーサルだ。
え?リハーサルってこんな音漏れさせながらやっていいもんなの?まじ?
でもそこで西田汐里さんの歌声を聴いて、そうじゃん西田汐里さんのパフォーマンスを直接目にするまでは死ねないじゃんと思い直して耐えた。
スタッフさんからもしかしたら開始には間に合わないかもしれませんご了承くださいのアナウンス。また泣くかと思った。オープニングアクトだよ?3分だよ?間に合わなかったら何のために来たの.......?
でももう来るとこまで来てしまったし母にも言われた通り最後まで頑張らなくちゃという気持ちだけで並んでいた。
今思うとほんと病的なメンタルの弱さで笑ってしまうけど当時は本気だったししばらくの間引きこもっていたので外にいるだけでずっと泣きそうだった。それでもどうしても西田汐里さんを見たくて、自分でも頑張ったと思う。
無事誘導が始まって11番は余裕で開始時刻より前に入れてやっと涙が引っ込んだ。
正直言ってパフォーマンスの詳細は何も覚えてない。何を披露したのか何曲披露したのか。3分より長かったのは覚えてるけど。
そもそも周りのおたくがでかすぎてあんまりよく見えなかった。西田汐里さんも小さいしね。(可愛い)精一杯背伸びしてちらちら見えた西田汐里さんのダンスがかなりすきでここで初めて西田汐里さんダンスできる人なんだ!と知る。
どこの踊り方が、とかどこの歌い方が、とか何も覚えていないけどとにかくすきだと思って、あんなに泣きそうになりながら歩いた六本木も乗った電車も帰りにはほかほかした気持ちだった。西田汐里さんの力は偉大である。
泣きそうになったこと以外の記憶が浅いが、BEYOOOOONDS誰を推すの選手権で西田汐里さんが優勝を掴んだ歴史的一日であった。
[完]