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【DQⅡ④】目指せ!LV99‼︎ ドラゴンクエストⅡ〜悪霊の神々〜編 その4 カナ王女特訓〜港町ルプガナ〜いざ大海原へ

※ネタバレを含む記載をしています。自己責任でお読みください。

冒険の続きを始めましょう。

 ローレシアの王子ミヤ、サマルトリアの王子リク、ムーンブルグの王女カナ。勇者ロトの末裔3人が揃ました。ここからは3人力を合わせて世界を救うために旅立ちます。ただカナのLVはまだ1ままです。ここから先へ進むにはかなり不安があるのでカナには少しの間、修行してもらい強くなってもらいます。強くするとは言ってもカナは非力な女の子。ですがカナは魔法が得意な家系らしいので、魔法を少しでも多く覚えてもらうように鍛えて行きます。ムーンペタの街の周りで戦いを繰り返すことで攻撃系呪文や補助系呪文を徐々に覚え、戦闘のパターンも固まって来ました。体力、MPの最大値も少しづつ上がって来てますが、装備が布の服のままなので油断するとすぐにHPがピンチになります。これから先どんな強敵が待っているかわかりません。念には念を入れて体力面でも不安がないように鍛えて行きます。
 今までの王宮での生活では習うことなどなかったでしょう。MPが尽きて魔法が使えなくなった時のために、護身程度の体術や武器の扱い方なども、ミヤとリクの2人がカナの先生となり教えて行きます。今ではすっかり手に馴染んだ聖なるナイフ。ぐんたいあり程度の魔物は一撃で仕留められるくらい強くなりました。カナも一人前の冒険者として、同時にミヤとリクも逞しく育ちました。これでこの先に進んでも多少のことでは全滅することはないでらはずです。いよいよ新たな土地へ向かうため、ムーンペタから出発することにします。
 その前に薬草だけはぬかりなく準備しましょう。魔法に長けてるとはいえ、旅の途中でMPが尽きてしまうと大変ですからね。この世界では買い物をすると福引券がたまにもらえます。持ち物が増えるのであまりいらないのですが、もらったものはありがたく使わせていただくことにしていました。ただ、なかなか当たらないので売ってしまった方が役に立つのではないかと思うこともしばしばあります。

 珍しく同じマークが揃いました。これは水でしょうか?スライムのような形が揃い4等の魔除けの鈴が当たりました。装備することでラリホーなど不利になる魔法がかかりにくくなるアクセサリーです。装備の乏しいカナに渡し、その後も何度か機会があるたびに福引き所を訪れ、ミヤとリクの魔除けの鈴も揃えることができました。でもなかなか3等以上が当たりません。その後も度々福引きを楽しんでいると。

 太陽のマークが3つ揃い、1等の景品ゴールドカードを手に入れました。このカードを所持しているとお買い物の際にいくらか安くしてくれるらしいのです。物の値段が上がり続けるこの時代になんて嬉しいシステムでしょう。これがこの世界全土で使えるのならば、商工会の方々にお礼を言わなければなりませんね。素晴らしいシステムです。
 気分を良くした3人は遊んでばかりもいられないことにやっと気づき旅に出発します。ムーンブルグのお城より南西の位置に川を挟んで祠が建っている場所へ向かいます。そこを超えると、先は名も知らぬ土地。どんな敵が待ち受けているかわかりません。ですが今の3人には恐るるに値せず。サクサクと先に進みます。くまなく未開の地を散策していると北の方に2つの塔が、川を挟んで建っているのが見えました。

 ドラゴンの角と呼ばれる双子の塔です。その昔吊り橋がかかっていたらしいのですが今は無くなっています。ここから向こう岸へ渡るにはどうするのかと頭を悩ませていた商人さんが教えてくれました。塔の中は単純な作りでただただ上に登ります。最上階に着くとそこは屋上で、一人の戦士が佇んでいました。風のマントというものがあれば少しだけ空を飛べるという話はどこかで聞きましたね。ここよりはるか東の塔に、そのマントがあると言います。なるほど、そのマントがなければここから先へは進めないというわけですか。早速3人は東の塔へ向かいます。

 ムーンペタの町に一度戻り、北上して岩山の麓を海岸に沿って南下して行きます。山々に囲まれた平野にぽつんとその塔は建っていました。ここに風のマントがあるらしいのです。こういうのは一番離れた階段が怪しいって相場が決まってるんですよ。1階の端の方にある登り階段目指して一直線に進みます。外壁伝いの一歩踏み外すと下に落ちてしまう狭い通路を進み、上の階へと向かって行きます。行き着いた先の階段を降りると立派な装飾のある床の部屋に辿り着きました。

 なんと見事に一発でゲットですよ面白くない。どんなお宝があるかもしれないので他の部屋もくまなく探検することにします。なのでわざと足を踏み外し塔の外に出てもう一度探索します。大した収穫はありませんでしたけれども。いや、風マントを手に入れた3人はドラゴンの角へ再度向かいます。
 塔の最上階に辿り着くとリクにマントを装備させ、いざ向こう岸へ。
 あーいきゃーんふらーい!

 方向を間違えてしまいました。ですが落下地点を見ると下にただ落ちたわけではないのが分かります。これだけの飛距離だと川を超えて向こう岸へ渡れるのが分かりますね。3人はそそくさと塔の最上階へと戻り、何事もなかったかのように平然とした顔で最上階の戦士の前を通り過ぎ、北側へ一歩踏み出します。

 今度は無事に向こう岸へ渡ることができました。渡った先の塔の中もついでに探索します。シンプルな造りの対岸の塔は、迷うことなく最上階まで簡単に登ることができました。途中床にキラキラと光るものが落ちてました。拾うと雨露の糸というものでしたが、今の段階では何に使うのかも分かりません。大事なものらしく売れないアイテムなので大切に持ち歩くとこにします。最上階まで特に宝箱もなかったのでそのまま屋上から外へ脱出すると風のマント着用してますので当然川を越えた向こう側へ降り立ちます。言わずもがなもう一度飛び越えるために三度3人は最上階を目指します。屋上の旅の戦士はこいつら何回も登ってくるけど遊んでるのか?と思ってるかもしれません。
 ちょっとしたアトラクション感覚で存分に楽しんだ後で3人はやっと先に進みます。北に少し歩いたところに山に囲まれた小さな祠がありました。中にはおじいさんが一人佇んでいます。なんでも金の鍵はとある島にいる男が持っているとのこと。そこへ行くためには船が必要だとも教えてくれました。世界を救うため海を渡る必要があるようです。これから先の大冒険に期待と不安を抱えながらも3人は歩き出します。しばらくすると海岸のそばに町があるのが見えてきました。

 小さな港町、ルプガナに到着した3人は宿屋で身体を休め、まずは装備を整えます。新しい町の楽しみといえば新たな装備です。カナもいつまでも布の服と聖なるナイフだけでは旅を続けるには辛いです。かなりワイルドなファッションの王女も今日で卒業です。幸いカナの特訓のおかげで貯めたゴールドはかなりの額になってます。

 最強の盾くらい余裕で買えそうな金額を引き出して武器と防具の店へ向かいました。リクとカナに魔導士の杖と身かわしの服を買い揃えます。ゴールドカードを提示することで割引価格で買い物することができました。ミヤの装備はここではお預けかと思いましたが、なんと身かわしの服の防御力が鋼の鎧より高いことが分かります。

 鋼よりも強い繊維で羽のように軽い服とはなんと素晴らしい技術力なのでしょうか。新しい装備が3人お揃いになるとは思いませんでしたが、魔導士の杖は魔力消費することなくギラが使えるようになるので格段にこの先の旅が楽になります。また町の人の話を聞くと、ここから東の方へ海を渡るとアレフガルドがあると言います。その昔、竜王を倒した勇者ロトの子孫と共に旅立ったというローラ姫の故郷であるアレフガルド。そこの王様であれば3人の旅に何かしら協力してくれるだろうとの事ですが、なんでも王様か行方不明だとか。真偽を確かめるため、またご先祖様の故郷であるので、次の目的地として向かうことにしますが、肝心の海を渡る船がありません。港の方に立派な船が停泊してるのが見えます。港の入り口にいるのはこの町の長老でしょうか。船を借りられるか尋ねてみます。

 この町の慣わしによって行手を遮られた3人は、
もう少し町の人話を聞いてみることにします。すると町外れで女の子が魔物に絡まれているのを発見しました。近づくと女の子が助けを求めて来ます。物語の王道、当然の如く悪い奴らはやっつけるのが物語の主人公ってものです。新装備で固めた3人にとって雑魚も同然、瞬殺したのち助けたお礼にと女の子は港の老人の元へ案内してくれます。港の老人の孫娘だったらしく、助けてくれたお礼にとよそ者である3人に快く船を貸してくれました。ここから世界の海を駆け巡る大冒険が始まります。大きな純白の帆に風をはらんで、船ゆっくりと動き出します。

まずは東のアレフガルドを目指します。

 6艇身ほど進んだらアレフガルドに到着しました。

今回の冒険はここまで。

〜つづく〜

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