記事「人間をリソースと呼ぶことの何が問題なのか」を読んで。
下記を読んで少し。
この話題、私は「労働の中心が、流れ作業大量生産型産業から、知識集約型産業に変わってきた」という視点で捉えています。
人間をリソースと呼ぶことの何が問題なのか - valid,invalid
結論
流れ作業で同じものを大量生産する産業では、労働者を1リソースと捉えるマネージメント手法はある。
現代は労働の中心が、「流れ作業大量生産型産業」から「知識集約型産業」に変わってきているので、マネージメント手法も変えなければ上手くいかない。
知識集約型産業では、人の個性が価値創出の鍵になる。
工業化のいわゆるテイラー主義の生産性・採算性向上手法でいくと、労働者・作業者を1リソースと考えるのは普通だと思う。
定められた手順書通りに、速く正確に、流れ作業で同じものを大量生産する産業。
現代は、そういう工場型の流れ作業は、ロボットに置き換わったので、人間は知識労働がメインになっている。
知識労働では、チームメンバー各人が自身の経験・知識を基に高度な思考を持ち寄り、複雑な課題を解決し、新たな価値を創出しなければならない。
こうなってくると、各人の個性・バックボーンが重要になってくるので、メンバーを1リソースなどとは扱えない。
そこに居るのが、個性ある●●さんであることが重要なのです。
だから、組織やチームメンバーの多様性が重要なのです。