卒園ソング「そしておめでとう」|みみ
2021年になりました。
今年もよろしくお願いいたします。
さて、いよいよ今週!絵本の納品です!
思い描いていたことが形になって手に取られるなんてドキドキします。
納品前に改めて、卒園ソングとしての「そしておめでとう」についてお話しします。
「そしておめでとう」は、父・瀬戸口清文が作詞作曲をしています。
1997年に手話ソングとして発表されました。(作品名「セトちゃんのうたっておどって元気にわっしょい2」/出版社:株式会社メイト)
当時のCDでは編曲は林アキラさんが担当され(NHK番組「おかあさんといっしょ」の5代目うたのおにいさんです)、歌は堀江美都子さんが歌ってくださっています。
▲こちらの動画では、ファミリーソングシンガーの山野さと子さんがピアノで弾き語りをしてくださっています!ぜひお聴きください♪
伴奏譜は特設サイトからダウンロードいただけます。
1997年というと、私が幼稚園卒園のとき。
たまたまではなく、私の卒園に合わせて父が書き下ろしてくれた作品なのです。
当時は「あゆみのために作った歌だよ」と言われても、たぶん「へぇ」くらいにしか思っていませんでした。
どうやら私が通っていた幼稚園にCDを差し上げたらしく、卒園式で歌を流してくれることになりました。
あまり交流のなかった先生が「あゆみちゃんのパパの歌聴いて、先生泣いちゃったよ~」なんて話しかけてくれて、とってもうれしかったのを覚えています。
実際に流れたのは、子どもたちが退場をするとき。
歌が流れると同時に、「この歌は、そら組の瀬戸口あゆみちゃんのお父様・瀬戸口清文さんが作ってくれました」というアナウンスが流れました。
小さいながら、照れくささと誇らしさを感じていたのでしょうね。
流れていた歌よりも、このアナウンスの方が鮮明に覚えています。
それから時は流れ、私が27歳のときに父は他界しました。
おむすびひろばとしての活動も広がってきたタイミングで、父の活動や作品により関心が深まっていた頃でした。
未熟者の私にも、父が遺した素晴らしい作品たちを伝え残すために、何かできることはないだろうかと考えました。
そこでひらめいたのが、
「私は絵本の人だから、歌を絵本にすればいいんだ!歌に自信はないけど、歌い読みならできる!」
(書いてみると、なんとも単純な発想ですね…。)
数ある作品の中でも「そしておめでとう」は私にとって思い入れがあるし、手前味噌ですが、何より卒園ソングとしてもっと知られるべきだと思っていました。
絵本作りを思いついてからというもの、「もっと知ってもらいたい!歌ってもらいたい!」という気持ちが強くなり、「そしておめでとう」を絵本にすることを決めました。
まずは母に絵本作りをしたいことを伝えました。
父の作品を伝え継ぎたい気持ちは家族みな同じ気持ちだったので、すぐに快諾してもらえました。
それから、いつか一緒に絵本を作りたいとずっと思っていたニジノ絵本屋・いしいあやさんに話してみることに。
・・・と、ここからのお話はまた次のnoteで。
いつも終わり方がへたっぴでお恥ずかしいです。。
読んでいただきありがとうございました!
※なお、すべての差し込み写真は全く内容と関係ありません。なぞセレクトでごめんなさい!
\卒園ソング「そしておめでとう」手話付で公開しています/