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平等のどっち?うまい表現で評価を上げる小池知事と、言い方ひとつで評価を下げる湯崎知事。

東京都知事の自粛要請と協力金の話と、
広島県知事の県職員の給付金10万円財源(県職員以外には給付すると捉えれば)の話は、
言ってることは同じ。

でも、小池知事は頑張っているという評価を得られて、湯崎知事は批判されている。
湯崎さんの発言は、機会の平等も結果の平等も奪ってしまうので賛同できないけども、小池さんの東京都の協力金の方が全然ヒドイ

国から配られるお金を県知事が奪う感じになったという文脈はいただけないけど、県が給付する際に税金で収入を得ていない人への一律給付という言い方だったらそこまで批判されない気もするけどね。

湯崎知事の立場なら「県内では収入が半分以下になったり、一斉休校で働けなくなった方がたくさんいる。収入に影響がない県職員には基金を設置するので寄付を選択肢として入れて欲しい。」という相手に判断をゆだねればよかったのではないかなと。

東京都の自粛要請先の対象施設一覧だけを見ても、ペット美容室は対象で、人間美容室は対象外など線引きがかなりムリがあるし、(※本協力金は、専門家が申請要件を満たしているか、添付書類が十分かなどについて事前に確認することにより、円滑な申請と支給を目指しています。)とある手間だけ強いられる弁護士や会計士なども対象外になるし、そもそも自営業以外の会社員や非正規雇用の人は土台にも上がらない。機会も結果も不平等。
営業自粛とセットにしているだけで、支援しているのはほんのごく一部で、小さな自治体でも、明石市や富士吉田市のような一律給付をやっている市長がいる中で、なぜ小池さんの評価が高いのかあまりわからない。

詳しくは下記を参照。これを考えるのに膨大な人件費と時間を使って一部の人だけ支援がされる。職員の時間の使い方もお金の使い方も公平ですかね?

何もしないよりマシと考える人が多いけど、一部の事業者だけに協力金を配るのは特定の業界への便宜を図っているように見えるし、決めたルールを全員に当てはめることを公平性とか平等と勘違いしている判断を公にやっていて、とても気持ちが悪い。それは公平とも平等ともいわない。

コロナ禍の状況でも儲かっている人は儲かっているわけで、儲かっているから給付しないとか、税金でもらっているから給付しないとか、所得減った人だけ給付するというのは、線引きも難しいし、公平性に欠けるので一律給付しか選択肢がないのに、どんどん複雑にして手間ばかりが増えて時間だけが過ぎて二次災害が起きている。

仕事って頑張ってタスクをこなすことではなくて、問題や課題を解決すると同時に新たに問題や課題を発生させないことなんだけどね。タスクこなすだけならAIやロボットの方が正確で速いし、いつまでこのマッチポンプ形式のタスク増産型仕事をやるのか心配になっちゃう。

国の借金作ってるのはいったい誰なんでしょうね。

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