運動会でフライングするその心意気、イエスだね
今日犬の散歩に出掛けて「この季節なのに暑すぎんだろ」と犬と共にぜぇぜぇ言いながら歩いていると、小学校の方からアナウンスやら歓声やらが聞こえてきた。
「あぁ今日運動会なのか」なんて思いながら“運動会”という響きの余りの懐かしさに若干感傷的な気持ちになったりしていた。
いつも通り小学校の裏を歩くと人がたくさんいるかな~?まぁ別にいいかと脳内でのしょうもない会議を経て小学校の裏の道を歩いていると、
いつもは誰もいないその道に保護者と思われる見物人がそこそこの数いた。
その脇を通過しながら運動会のアナウンスデカいな~歓声も間近で聞くと凄いなとか思いながら聞いていると、
「フライングなのでやり直しです。焦らずスタートしましょう。」というアナウンスが聞こえてきた。
そのアナウンスは確か自分が小学生の頃は放送委員がやっていたはずなので生徒がやっているはずだが、先生のように落ち着いて堂々としていた。
そのアナウンスを聞いてフライングした子供は勝ちたくていいスタートを切ろうとしてフライングしてしまったのだろうか?それとも緊張か?とか考えていると、そこには運動会で頑張るという事に対する驚きがあった。
自分の運動会の記憶を思い出すと特別足が速いわけではないのでそんなに意気込んで走っていた記憶もないし、いいスタートを切ろうなんて気持ちもないからフライングなんてするわけもない。多少は頑張れよ。
つまりそのフライングは尊いものだ。
少年!もしくは少女!運動会でフライングするその心意気、イエスだね!