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100キロのマラソン大会に出場してみた(その2:準備編)

2022年4月17日(日)開催の「富士五湖ウルトラマラソン」にエントリーしました。エントリーのきっかけについてはこちらの記事をご覧ください。
▼100キロのマラソン大会に出場してみた(その1:きっかけ編)



まるで「ロールプレイングゲーム」

今回のウルトラマラソン出走にあたっては、まるでロールプレイングゲームの攻略そのものでした。

「情報収集と計画」
 ↓
「アイテム入手」
 ↓
「仲間との行動」(練習)
 ↓
「ラスボス」(100キロの走破)

ただし、これはウルトラマラソンに限らずとも、何かしらの目標達成プロセスとしても応用できると思います。それぞれ詳しく解説します。

情報収集と計画

まずはウルトラマラソンというのがどんな感じなのか全く分かりませんでしたので情報収集をしました。
情報収集のソースとして
1.インターネットなどの情報
2.経験者からの情報
があります。

両方とも情報源となりますが、特に重視したいのは
2.経験者からの情報
です。
この経験者からの情報は、情報精度や、自分が欲しい情報を効率よく提供してくれるという観点ですぐれています。

もちろん、経験者からの情報だけではなく、自分で調べられることは事前に調べた上で経験者に聞くのが網羅的・効率的です。

私の場合はインターネットで公開されている大会公式情報以外にも、実際のコースをYouTubeで解説している動画、私のような感じで体験記をブログにまとめている記事などを読みました。その上で疑問点やアドバイスなどを経験者に尋ねました。そうすることで広く・深く・効率よく情報を入手できます。

それをもとに「計画」をするのですが、経験者のアドバイスで、このようなペース配分/関門表を作りました。これが本番で非常に役に立ちました。
無計画に走って完走できるほど甘くはないということですね。

ペース配分/タイムスケジュール

これを印刷し、防水対策を施した上で、見やすい場所に装着します。
私はランニングシャツのゼッケンの下に逆向きにつけました。これで走りながらでも手軽に確認できます。このアイデアも、実際に走られた方から教えてもらいました。


アイテム入手

私はマラソンの経験値や実力は高くありません(少なくてもウルトラマラソンに出場するような人たちに比べたら)
なのでその足りない分はロールプレイングゲームと同じで「アイテム」によってパワーアップをしました。

詳細な説明は割愛しますが、普段使っていないアイテムとして
・経口補水パウダー
・VESPA HYPER
・メリノウールの5本指ソックス
を準備しました。これら全て経験者Mさんからのアドバイスです。

本番はこれらがとても重要な役割を果たしてくれました。Mさんありがとうございました!


仲間との行動

アイテムが揃ったら、あとは行動するのみ!
ということで、100キロ完走に向けたトレーニングを開始します。

と言いつつも、私はこの数年は日々のマラソンをサボっていたため、長距離を走ることができず、少しづつ走ることから始めました。

しかしながら、どうしても私一人ではサボってしまう癖があり・・・
どうしたかというと、ラン仲間に一緒に走ってもらったのです。

難波さんと駒場公園(約15キロ)
ラン仲間と皇居からお台場(約20キロ)
週1平日夜の皇居ラン(約10キロ)


私は複数のランコミュニティに所属しており、ランニングのイベント以外にも平日の夜や週末走りませんか?と個別にお声かけして、週に2~3回走ることができるようになりました。お付き合いいただいた皆さん、ありがとうございました。

また一緒に走った仲間や、出会った方にウルトラマラソンに出ることを伝え、当日走るTシャツに応援メッセージを貰いました。これも当日はとても励みになりました。

200人近くの方にメッセージいただきました!

その結果3月は12回、約150キロを走ることができ、20キロほどであれば問題なく走れるようになりました。

一人ではなかなかできないという方も、仲間と一緒なら可能性がグッと上がります。

同じ目標や趣味の仲間は心強いですね。

ちなみに今回は富士五湖ウルトラマラソンの完走を目指したFacebookグループに参加しました。
富士完:富士五湖ウルトラマラソンに出て、全員で完走しよう!!
https://www.facebook.com/groups/229643767070976/
(プライベートコミュニティ · メンバー1,430人)
こちらでの情報交換は非常に役に立ちました。またメンバーは当日「赤いリボン」をつけることでメンバーだという目印となり、見つけたらお互いに声を掛け合おうということでした。当日これによっていかに救われたか・・・

「ラスボス」(100キロの走破)

ここまで来たら最後はラスボスを倒しに行くまでです。

ただトラブルが発生。3月に急に走りすぎてしまったためか、本番3日前に「腰痛(ぎっくり腰)」になってしまいました。コルセットをつけて安静にしましたが「棄権」という選択肢も浮かびました・・・
ただ、本番前日にはかなり回復したのと、コルセットをすることで体幹が固定され、逆に走りやすいということも分かりました。まさにこれはケガの功名ですね。


そして前日、メンバー5人で現地入りをし、最終調整をしました。
前日の富士山がとても綺麗で、まるで我々を祝福してくれているようでした。

ホテルから見えた富士山と夕陽が綺麗でした


晩御飯はカーボーローディング会と称して、炭水化物を食べ、そして足りないアイテムなどを購入し、準備OK、後は寝るだけです。

ベッドを汚さないように靴の下にはビニールを敷いてあります


なおウルトラマラソンは朝5時スタートのため、移動を考慮すると起床はAM1:30です。AM1:30は普段寝る時間なので、20時には布団に入ったものの全く眠れず、睡眠時間は2時間ほどしか確保できませんでした・・・

そんな状況ではありましたが、いざ100キロへの挑戦です。

次回に続きます。

★★★参考 アイテム一覧 ★★★

私の備忘録もかねて、アイテムを記録しておきます。
・Tシャツ(みんなからの応援メッセージ入り)
・マッキー(布用、当日も応援メッセージを書いてもらう用)
・リボン(富士完用)
・ペース配分/関門表
・シューズ
・靴下(メリノウール)
・下着
・スポーツタイツ(上/下)
・ゼッケン
・マスク
・サングラス
・ティッシュ
・ハンドタオル
・スマホ
・水筒(マイボトル)
・ポンチョ
・手袋
・帽子
・ホッカイロ
・ガーミン
・スマホ
・お金(小銭)
・リュックサック(走る時用)
・リュックサック(荷物預け用)
・ワセリン
・ばんそうこう
・ロキソニン(飲み薬/塗布)
・サロンパススプレー
・コルセット
・塩飴
・スポーツ羊羹
・チョコ
・エナジージェル(10キロで1つ)
・ビニール袋
・経口補水パウダー
・モバイルバッテリー
・ヘッドホン(BT)
・ヘッドホン(有線)
・充電ケーブルB/C
・ガーミン充電ケーブル

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


▼次回本番当日です



▼大村信夫 プロフィール
https://an-life.jp/portfolio/10


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