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パラレルキャリア研究家の大村信夫です。

これからパラレルキャリアを始めようとされている方に、意識していただきたいことがあります。

それは、
「強み」の上に築け!
ということです。

我々が受けてきた日本の教育(特に義務教育)は、強みを伸ばすよりも、弱みを克服するということを重視してきました。

しかし、大人になってからも弱みを克服する必要はあるのでしょうか?

私は
「弱みを克服するのは20代まで、それ以降は強みを伸ばすべき」
と考えています。


なぜ強みを伸ばすべきか、実例でご紹介します。

ネブラスカ大学の調査ですが、「読むことが平均的な学生」と「読むことが得意な学生」のグループに分けて、速読の訓練をした結果です。

【調査内容】
・依頼者:Nebraska School Study Council
・調査場所:ネブラスカ大学
・調査内容:最も効率的な速読の教授法
・調査の対象:16歳の学生、1,000人が対象、3年間

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結果は目を見張るものでした。
「読むことが平均的な学生」は約1.5倍に対して、「読むことが得意な学生」はなんと約8倍も伸びたのです。

このように「強み」を持った人が投資(時間や労力を掛ける)によって「飛躍的に」できるようになることがわかります。


ドラッカーも、「強み」について多くを語っています。

「何事かを成し遂げるのは、強みによってである。弱みによって何かを行うことはできない。できないことによって何かを行うことなど、到底できない」
「強みのみが成果を生む。弱みはたかだか頭痛を生むくらいのものである。しかも弱みをなくしたからといって何も生まれはしない。強みを生かすことにエネルギーを費やさなくてはならない。」

これからパラレルキャリアをされる際には、ぜひ「強み」を伸ばすことを意識しましょう。

そして「弱み」は克服するのではなく「認識」すれば良いのです。

そもそも「弱み」を克服したところで、膨大な時間がかかるばかりではなく、良くて平均的なレベルになるだけです。
であればその時間を強みを伸ばすことに充てたほうが良いですよね。

そして自分の弱みは、それを強みとしている人に助けて貰えば良いのです。

そのようにして、お互いの強みを共有し、弱みを補完し合える仲間を作ることを私は実践しています。

「強み」の上に築け!(Build on strength) P.F.ドラッカー

お読みいただきまして、ありがとうございました。

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