身の丈にあった暮らし「タイニーハウス」体験記
いざ北海道へ
8月末に北海道に行ってきました。
いくつか訪問目的はあったのですが、一番の目的は
「タイニーハウスを体験する」
ためでした。
皆さんは「タイニーハウス」ってご存じでしょうか?
英語で書くと「tiny house」、つまりは「とても小さな家」という意味です。
なぜ「タイニーハウス」を知ったのか、そして体験しようかと思ったのか。それは一年以上前にさかのぼります。
偶然の出会い
2021年6月、オンラインでの映画鑑賞&参加者同士の対話の場がありました。主催はお世話になっているミライプラスの小林さん。「片付けパパの活動の参考になると思うよ」と誘っていただいたので参加したのです。
▼GRiD Cinema 「身の丈の暮らし」のロードムービー
"Simplife"上映会&ダイアローグ
https://www.cinemo.info/4297tn
「Simplife(シンプライフ)」というドキュメンタリー映画が上映されました。アメリカで「タイニーハウス」と呼ばれる小さな家で暮らす人々を取材した映画です。
Simplifeは、「身の丈の暮らし」をテーマにしたロードムービー。アメリカ西海岸で広がりを見せる「タイニーハウス・ムーブメント」のパイオニアたちを訪ね、小さな暮らしや多様なライフスタイル、コミュニティとの共生など、新しい幸せのカタチをさがしにいきました。様々な理由からタイニーハウスを選択した人たちの暮らしはとても個性的。ものを手放したことで、たくさんの自由を手に入れることに成功しています。そんな人たちの言葉や暮らしの景色から、自分らしく生きるためのヒントが見つけられるかもしれません。(ホームページ:http://simp.life/ より引用)
映画上映後は、参加者との対話の時間。
なんと北海道旭川市で実際にタイニーハウス生活している曽根優希さんがオンラインで参加していたのです。
「実際のタイニーハウスでの生活はどのようなものか?」
「なぜそのようなスタイルを選択したのか?」
など、私を含めた参加者同士での対話で学びが深まりました。
そして最後に曽根さんより
「機会があればぜひお越しください、ピザパーティーしましょう!」
と言ってくださったのです。
その提案を真に受け(笑)、コロナも落ち着きはじめたので、旭川の友人Tさんもお誘いし、曽根さんのタイニーハウスに訪問したわけです。
(Tさんともオンラインでは会っていたけど、リアルは5年ぶり?の再会)
曽根さんからの開口一番の言葉は・・・
「大村さん、本当に来てくださったんですね!」
でした(笑)
社交辞令的に「行きますね!」という人も多いと思いますが、私は基本的に本当に行きます(笑)
今回は曽根さんが暮らす隣のタイニーハウス(白いほう)に宿泊させてもらいます。
ちなみにこのタイニーハウスは東京で製作されたそうで、トレーラーけん引されてきたままの状態です。
タイニーハウスの中はこんな感じ
キッチン/IHコンロ
シャワー(ひねればすぐにお湯が出ます)
トイレ(もちろん水洗です)
二段ベット
エアコン
冷蔵庫
収納スペース など
これらが8畳の中にコンパクトに収まっています。
印象としては、東京の少し小さな1Kマンション位の大きさです。
そして大きな窓
この窓からの景色が、本当に最高なのです。
ちょうど夕焼けのタイミングで、大自然を感じました。
そして楽しみにしていたピザパーティーの始まりです。
私もTさんも、曽根さんが宅配ピザを頼んでくれるのかと思いきや、なんと、ピザ窯でピザを焼くということでした!
曽根さんから、私とTさんでピザ窯に火をつけ、温度を250度まで上げるというミッションを貰いました。
何事も経験!ということで、おじさん二人でいろいろとやってみたのですが、あまりにも火がつかず・・・
見かねた曽根さんが火をつけてくれました(笑)
その後、アルコールを飲みながら(私はノンアル)、ピザ窯の温度が高くなるように空気を送ったり、見守ったりするのですが、250度になるまでに結局2時間近くかかりました(笑)
そしてピザ窯の温度が上がるのを予測して、今度はピザの準備。
なんと、生地からピザを作るのです!
ピザを食べながら・・・
夜中まで尽きないおしゃべり・・・
都会では見れない満天の星・・・
テレビがなくても、楽しく過ごすことが出来ました。
本当にあっという間の時間でした。
タイニーハウスに宿泊してみて
・二段ベットで二人滞在は全く問題なし
・シャワーとトイレはあり、東京の1Kとそんなに変わらない
・浴槽はないが、ゆっくりつかりたければ銭湯などを使えばよい
・冷蔵庫や洗濯機はある
・ネット回線は普通に引き込める
・Amazonは普通に届く
・なんか地球に住んでいる感覚、テント泊に近い
お子さんを含めた家族で住むのはさすがに手狭だとは思いますが、一人か二人暮らしなら問題なく過ごせるなと思いました。
ただし、収納スペースはほとんどないので、かなりモノを減らす必要はあります。
でも、それによって、
本当に大切なモノ、必要なモノが残っていきます。
それはモノだったり、人間関係だったり、時間の過ごし方だったり・・・
Less is More
Less is More
「少ない方が豊かである」という意味。20世紀に活躍したドイツ出身の建築家、ミース・ファン・デル・ローエが残した言葉として知られる。
タイニーハウスで暮らすことは、人生を見直すこと。
そして人生の変化を受け入れられるようになること。
今回は、人生の在り方を見つめ直す時間になりました。
本当に貴重な体験ができました。
曽根さん、そして関係者の皆さま、ありがとうございました。
このタイニーハウスの情報は、曽根さんがInstagramで発信されています。
ぜひフォローしてみてください。
▼ tinyhouse.asahikawa - Instagram
https://www.instagram.com/tinyhouse.asahikawa/
さらに来年は、曽根さんも取材された映画も公開されるそうです!
こうご期待!
▼ 映画「-25℃ simple life」
https://simplelife.love/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。