【バイアウトまでの道のり10章】買い手が見つかった!Yへの宣戦布告

振り返りですが、
買い手を探しながらYを潰す準備をする僕です。

前回も出てましたが、
探偵から教えて貰ったYの情報です。

・YがRだけでなく、Rについて行った元社員にも接触している事
・そして、僕らの会社のマニュアルをパクろうとしている事。
・Yは既婚者でめちゃくちゃ不倫をしている事。
・Yの警備会社は法律違反を犯している事。

ただこれを知ってすぐに、喧嘩をする僕ではありません。大人の喧嘩ですからね笑

最近の流行りの言い方ですと、
最もプリミティブで、そして最もフェティッシュなやり方をするつもりでした笑
※ネトフリの地面師ネタです。

Yの警備会社の法律とは、警備業法です。
仕事する前に研修が必要、さらに派遣の人間に仕事をさせてはいけない。というもの。

本当かどうか証拠をさらに集める為、
超ヒマな売れてないお笑い芸人を捕まえ、働きに行って貰う事に。

報酬を僕からさらに出す代わりに、
もし裁判などになる事があれば証人として出て貰う約束をしました。

芸人くんに働いて貰うと、やはり研修も無く派遣の人間もいるとの事。
僕は芸人くんにYの警備業の取引先を全部リストにしてもらいました。  

さて、やる事3つの準備はできた。

・警備業の届け出をしてる管轄の警察署に報告。
・取引先に報告を入れる。
・Yの自宅に不倫の証拠写真を送りつける。

ただどの順番が1番有効か考えていた。
警察署に報告→取引先に報告→自宅に不倫写真
この順番に決めた。

動くのに時間かかりそうなところから攻める事にしたんです。
警察がどれくらいで動くか過去の例を調べた。
早くて3ヶ月程度。動かない可能性すらある。

こんな事が起こっている。
僕は、全て証拠を管轄の警察署に突き出した!

すると、警察がこれは大変ですね。
どの程度の行政指導になるかすぐ捜査します!
との事になった。

よし、次は取引先にチクる前に俺自身がYに接触しよう。

理由は僕の感情でしかないです。
Yが僕にやられたと思わず為の事前の接触です。

Yにご無沙汰してます。
久々にお話ししたいので、一度会社にお伺いしますね。と伝えた。

Yは僕が怒り狂っている事に気づいていなかった。うん!ええよ!そういってきた。バカすぎ笑

僕はお互い社長同士でそこまで関係値もないのにタメ口使ってくる奴が嫌いだ。
もっと嫌いになった笑

会社に着き対峙すると僕は全部伝えた。
「あなたがRに変な事言ってこうなってるんですよ」

「僕らの何倍もちっこい会社の社長がRに、何をアドバイスする事があるんですか?」

「今だに僕らの会社や、Rのまわりチョロチョロして僕らのマニュアルパクろうとしてるのも分かってますよ?」

「20年以上経営して、これならセンス無いからやめた方がいいですよ」

「元々38億の評価額が20億前後になった。あなたの命よりも高い金額を失ったが、どう責任をとるんですか?」

めちゃくちゃ言ってやった笑。

Yは僕にブチギレた。「お前誰に言ってるん?」
「あんま舐めんなよガキ。な?」
「お前の会社の事なんか知るか!」
あと他にも何か言ってたが忘れた笑

僕は笑いました。
面白いっすね〜。
「お前の事、完全に舐めてるんで、経営の先輩の力を見してくださいよ。」
「しっかりぐちゃぐちゃにしたるから」
↑ここで初めてYにお前と言った。
ほな今日は帰ります!

Yは僕に、「何も出来やんくせに口だけ回るなぁ」と最後言ってきた。勿論無視。

あとは、タイミングを見計らって全てを投下するだけ。

そして、並行していた買い手も見つかった。
買い手はWEB制作の会社です。買収理由は、
リクルートサイトの受注に力を入れているので、
僕らの会社を自社のポートフォリオに組み込みたいとの事でした。

そして気になる金額は、、、
29億円!

この状況にも関わらず、かなりの金額をつけて貰った。
ただ、条件があってカンキチさんにウチの社外取締役として2年は居てほしいと言われた。
(給与も支払われる)

僕のマニュアル化や組織化を評価してくれた。
僕も今の会社の役員では居れないが、
親会社の役員。社外取締役ならさらに問題なかった。勿論了承した。Rは条件が何もなかった。

あとは細かい金額や条件を決めるだけで、一旦は
29億での売却が合意した瞬間だった。

泣いた。2021年9月21日の事だった。

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