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結婚内祝い準備と内祝いへの考え
家族、親戚から結婚祝いを頂いたので、内祝いを手配しました。ずっと疲労が取れないのもあって、なかなか重い腰が上げられず、手配までに時間が経ってしまいました。
今回、内祝いの手配についてもまとめつつ、「内祝い」って欲しくない、あげたくない、という気持ちを綴っていこうと思います。
グルメ系カタログギフト一択
仲の良い家族なら欲しいものを直接聞いても良いでしょう。しかし、何年も会っていない親族に何を送れば良いのか。物を送れば不要な物だったら怖い。消えものが無難。しかし味の好みがある。
食べ物のカタログギフトで決定。好きな物を選べる。消え物。
そのカタログショップを吟味することすらなく、検索して上の方に出てきたもので、内祝いの定番と言われる割合の値段で決定、住所入力、発送。終わり。
このサイト、クレジットカード情報を入力した後に送り先・送り主の確認画面があり、修正するとクレジットカード情報をもう一回入力しなくてはいけないので不便でした。一度発注するとクレジットカードは保存されるようなので、次の機会があったらこの手間がないことを祈ります。
老人ホームに住む祖母への内祝い - ひざかけ
一番悩んだのは、祖母への内祝いです。他の人には食べ物のカタログギフトにしましたが、老人ホームに住んでいる人に食べ物系は難しい気がする。毎日のごはんが決まっているだろうし、栄養バランスも見てもらっているだろうから、お菓子も良くないだろう。
ここは祖母のお世話を担ってくださっている親族の方に素直に相談。すると、祖母はよく寒がっており、ストールや膝掛けが良いのでは、とアドバイスをくれました。それだ!ちょっと良い感じの膝掛けなら、値段もちょうどあるし、祖母に贈りたい。
地元で一番良いものが買えるデパートに行き、うろうろ。膝掛けなんて買ったことがない。ようやく辿り着いたのはラルフローレンでした。
名前はよく聞くけど、私には高級すぎて手を出せないブランドです。店員さんに尋ねると、膝掛けが多種ありました。中でもすご〜く素敵な色合いのブランケットが、サイズも厚さも良い感じだったので、決めました。配送料、箱代含めて2万円ほどです。自分では絶対買わない価格帯のものを買えるのは、なかなか楽しい体験でした。
内祝いの苦い思い出
祖母への内祝いの買い物は楽しみつつ、「内祝い」という慣習は滅びろ、と思っています。
きっかけは、姉妹へ出産祝いを贈った時のこと。子供が産まれ、いろいろ買うものが増える夫妻に、少しでも足しになったら嬉しいなと贈った出産祝い。それが半分返しで返ってくる悲しみ。
姪っ子ちゃんが産まれたこと、姉妹が頑張って産んだことがもうありがとうというかんじなのに、なんでそのお祝いのまたお礼みたいなことされちゃうのーー??しかも、赤ちゃんがいて忙しい夫婦に内祝いの手間をかけさせることになった罪悪感もすごい。
なので、第2子の時は、文具店で売っていた、「お返しは不要です」と書かれた内袋を使用しました。なのに内祝いくれるんですよ(涙)。その気持ちは嬉しいよ。でも、これにお金を使うより、赤ちゃんにつかってくれーー!と悲しくなりました。書いてもきちゃうのか…。
これが私が「内祝いという文化」を恨むようになったきっかけでした。
自分が内祝いを送る側になってみて
結婚前後でいろいろしなくてはいけない時期に、運悪く仕事の繁忙期や趣味のこともかさなり、新婚旅行はハードだったりで、内祝いの準備を始めるのに時間がかかりました。
正直、本当に面倒でたまらなかったです。どんなものを送るのか友人にも調査したところ、「お返しはいらないから!」ときっぱりいう両親もいたみたいで、羨ましさが半端なかったです。
家族や親戚にお金を使うのが嫌なわけではない。実際、カタログギフトを選び始めたら「これ美味しそうなのたくさんだ〜♪私だったら超嬉しい。楽しんでくれると良いなあ〜」と楽しく選んでました。送るのは楽しい。が、それを忙しい結婚直後にやるのがしんどい。
今後、自分が親戚・知人等の結婚や出産を心から祝ってお祝いを送って、楽しい新婚生活をのんびり送ってほしいのに、お返しを送る手間をとらせてしまうなんて絶対に嫌だと思います。
内祝い肯定派・否定派
ネットで内祝いを調べてみると、内祝い肯定派と否定は半々くらいな印象。
自分でお祝いするときは、お返しは不要と渡します、
貰った時はお返しは考えもしません。
お祝いをした、貰ったで完結です。
格好良い。私はこれになりたい。が、小心者でできていない。
いろいろな人の自由な発言が読めるガールズチャンネルのトピック。面倒だと感じる人も多いようです。
内祝いをもらえないとこのようにもやもやする人がいるので、「お返しは不要です」という言葉がない場合、送っておかないといけないのが日本なんですね…。友人に祝って終了!じゃないなら、私なら送らないでほしい。というかこう思われるのなら友人をやめてほしい。
内祝いを消滅させるためにできること
自分がお祝いを贈るときに「お返しは不要です」の一筆を添えること。自分がもらったお祝いで「お返しは不要です」があったら送らないこと。
もらった人に内祝いをすぐに返さなくても、旅行のお土産をちょっと豪華にするとか、次の誕生日を豪華にするとかで良いと思うんですよね…。
これくらいしか現状はできないようです。自分が内祝いしたくないしされたくないからといって、止めてしまうと「非常識な人」と考える人もいます。
私の親世代はまだ内祝いが常識のようですが、私たち40歳前後くらいから変えていけないのでしょうか。発言小町など見ると、親から内祝いを教え込まれている20代くらいの女性が「送ったのに内祝いがない、非常識」と言っているので(10年以上前の投稿ですが)、年代は関係ないかもしれませんが。
内祝いがないと不満な人は、思いっきり贈るお金を下げて、内祝いがなくても悔しくない値段にしておけばいいのにな、と思います。もらう側としても、内祝い込みのものやお金をもらうの、プレッシャーですよ。
まとめ
私は内祝いをあげない選択肢もありました。しかし、相手が気分を悪くしたらいやなので送りました。こんなの変だなあと、自分自身出産祝いを贈ったときから思っています。
お返しが前提のものを受け取りたくない、というのが私の気持ちです。お返し不要なものしか私は受け取りたくないです。だってなくてもいいもん。そして、「おめでとう!」の一言で嬉しいのに、お返しを要求するものをもらうと、心と手間の負担が増えるんですよ。それって本当にお祝いになるんですか?
相手の気分を害するのが怖いので、私は万が一出産祝いをもらう機会があったとしたら、「お返し不要」を明言する以外の人には内祝いをするでしょう。でも、私は今後誰かに結婚祝い・出産祝いとお返し前提のものを贈るときは、「お返し不要」を毎回書き、本人にもきちんと伝えなければと思います。
…。自分から「お返し不要」というのも全然気持ち良くないです。そんなの当たり前であってほしい。お返し前提の贈り物ってなんだよ本当に。それが素晴らしい、心温かい人間同士の交流、って思っている人いるのかな?
こういう問題を扱うのは社会学・心理学ですか?今回は自分の思ったことを感情的に書き散らしてますが、内祝い文化については私はこのまま放置したくない。なぜ現状のようになったのか、どうしたらもっとお祝いを気持ち良く贈れ、受け取れるようになるのかを真剣に研究できたらと思います。