まいっか!なんとかなるよ
中学3年生の時母親が死んだ
私はお母さんっこで母親が大好きでした
母が死んだあとの家は暗くて静かで
つまらなくて、寂しくて
家で待っていても母親がもう二度と帰ってこないと言う事実は、絶望に近い寂しさ。
冬、学校から家に帰ると、家の中は冷えきって真っ暗だったから
ストーブをつけてその前で帰りに買った肉まんを妹と2人で食べた。
「大人なったら、肉まんひゃっこ買って食べよ」
そんなことを妹と言っていたのが懐かしい。
高校に受かって、教科書を買いに行く時、みんなは母親と一緒にきていて、私は1人。
お昼ご飯のお弁当は妹と交代で朝作って、夜
部活から帰ったら、家族4人の夕ご飯を作る毎日でした。
ご飯を作るのが辛いんじゃなくて
母親がいないのが辛い。
そのうち、姉は家にあまり帰ってこなくなり、父親も夜家にないことが多くなりました
父親は、新しい女の人ができたみたいで、
私や妹が病気になって2階から降りて来ない時でも気づかないふりをしました
そんな日々が続いて、
耐えられなくなったある日
今でも覚えています
自分の部屋に入る時
突然、
「まぁいっか。」
という言葉が出てきました
すると、気持ちがすーっと軽くなっていくのがわかりました
まぁ、いっか
は魔法の言葉なんです
「心細いよ」
そんな時はまいっか
「寂しいよ」
まいっか
「腹立つ!」
まいっか
でも忘れないようにしよう
自分の気持ちに素直であること
自分を大事にして
人にやさしくできなくてもせめて傷つけないようにしよう
自分や他人を傷つける事は、まいっかじゃないから