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インド新婚旅行記【デリー・ジャイプール・アグラを巡る4日間】

こんにちは。おむなつきです。
この度、4日間の新婚旅行へ行ってきました!
行き先は魅惑の国、インドです!

インドへの旅は準備物や帰国後の顛末を含め、普段の海外旅行とは一風変わったものになりました。長くなりますが、全てまとめて記載します!


なぜインドへ新婚旅行?

いろんな人から聞かれます。
国内やアジア、ヨーロッパも検討してみましたが、どれも王道に感じ、一生に一回の新婚旅行だし、どうせならコンセプトを設けてみようとなりました。
私たち二人は土日もカフェでそれぞれの勉強をしている真面目ぶりなので、旅行ぐらいはっちゃけてもいいのではないか、、というところからコンセプトは「新婚旅行でおバカになろう!」に決まりました。
人目を気にせずおバカになれる国ってどこだろうと考えた際、二人で半年ほど習っていたインドダンスが思い出され、「インドに行ったら人生観が変わるというし、はじけられるのでは!?」という考えに至りました。

ミッションはおバカな写真を一枚撮ることです。果たして達成できたのでしょうか😇

スケジュール

当初ツアーなしで行こうと思っていましたが、いろんな人からツアーにしたほうがいいとの助言を受け、Vetlraさんで企画されている3泊4日ツアーを選択しました。以下はおおまかな行程です。

1日目
羽田→ニューデリー空港(昼便)
デリー泊
2日目
デリー→ジャイプールへ移動
シティーパレス、ジャンタル・マンタルを観光
ジャイプール泊
3日目
アンベール城を観光
ジャイプール→アグラへ移動
タージマハルを観光
アグラ泊
4日目
アグラ城を観光
アグラ→デリーへ移動
インド門、フマユーン廟、クトゥプ・ミナールを観光
ニューデリー空港ー→成田(深夜便)
5日目
成田着(昼頃)→帰還

1日目

●羽田からANA便でニューデリーへ!
ANAの機内は本当に快適でビール2缶飲んでも全然平気でした。計8時間のフライトの中で「ショーシャンクの空に」と「ゴジラ対コング」を観てあっという間に着きました。

●入国審査

印象的なモニュメントがお出迎え

インドではe-visaを事前に申請しておきました。パスポートと出力された印刷物をそのまま渡すと、通知のメールも見せてくれと言われ、少しわたわたしました。

●ガイドさんとの出会い
入国審査と終えて外に出るとすぐにガイドさんと会えました。最初に一言で「大変お疲れ様でした」と言われ、なんて流ちょうな日本語なんだと驚きました('-'*)

●ホテル泊:ハイアット セントリック ジャナクプリ ニューデリー

窓の外には混沌としたデリーの風景が広がる

インドの五つ星ホテルはどんなもんだろうとわくわく。外観やロビーは大変立派でした。部屋の中はところどころ設備の古さは感じますが、ベッドはふかふかで気持ちいい。二人で泊まっているのにハブラシは一本しかないよう。

●夜ご飯

インドのナンはロティというらしい

ホテルで初インド飯!ほうれん草カレーとマトンカレー
ほうれん草カレーが日本で食べるものよりしっかりと草の感じがするし、色も濃い。そんなに辛くないので食べやすい。サービスでインドのデザートをいただきました。あったかくて不思議な食感。多くは食べられないけど、甘くてしっとりしていて美味しい。

2日目

●デリーからジャイプールへ移動
ムンバイまで繫がる高速道路が新しくできたらしく、広々とした車線でした。

●昼ご飯:The Curry Spoon

皿からアロマみたいな香りがした

内装が本当にきれいなカレー屋さん。カレーの種類も多くておいしい。ジャイプールの街中を移動中は本当にここにレストランがあるのかというくらいインドらしい(?)光景が続いていたので安心しました。

●ハワー・マハル(外観だけ)

小さな窓がたくさんあります

ピンク色のかわいらしい宮殿。宮廷の女性たちが小さな窓から街の様子をうかがっていたそうです。

●シティーパレス

ピンクに塗られた建物たち

現在は美術館になっている宮殿。織物や兵器、絵画を見ることができ、ジャイプールの歴史を感じることができます。マハーラージャ(領主)が住んでいる合図としてインド国旗が揚がっていました。

●ジャンタル・マンタル(世界遺産)

太陽の陰の位置から計れる時計

天文観測所。驚くほど正確な観測儀がたくさんあります。なんと2秒単位で時間を計測できる大きな観測儀も。ガイドさんが解説してくれないとなにかのオブジェと見過ごしてしまいそうになります。

●爆買い日本人

サラッサラなシルクの絨毯(自宅で撮影)

ガイドさんに連れられ、地元の絨毯、服、宝石を売っている店へ。ジャイプールは綿や宝石が有名らしいです。
絶対買わないと思いながらもインド人のデモンストレーションとトークが上手すぎて、なんと二人で総額14万5千円の購入!!
本当にシルクの生地がすべすべだし、日本で買うと何倍もしそうだし、新婚旅行だし、といろいろな理由を重ねましたが、後悔なし!普段あまり高価な買い物をしないので、高くてもいいものを買えた!といい気分になりました。

●夜ご飯

なすの炒め物がご飯とあう

インドの古典舞踊を観ながらの夜ご飯です。
踊り子さんたちが可愛くて熱視線を送っていると、急に私のほうへやってきて、「カモン」と手を招かれました。これは、行くしかない!と小心者ながらも見よう見まねで二人の踊り子さんたちと一緒に踊りました。恥ずかしい~となりましたが、「おや、これはおバカになるというミッション達成では」と気づき、気分がかなり高まりました。その後、夫も踊り子さんたちに誘われ踊ったので、二人でミッション達成です!

ちなみに、このレストランで会った欧米人の男性が昼ご飯でも私たちの後ろの席に座っていた方で盛り上がりました。こういう出会いが面白い。

●ホテル泊:ロイヤル オーキッド ジャイプール

湯船だーと歓喜

3日間で一番良かったホテルです。インドのホテルでは珍しく、セパレートタイプで湯船もありました。しかし、水からお湯に変わるのがすごく遅く、夫はポットで沸かした熱湯をかけていました笑 やっとお湯に変わったかなと思ってもかなりぬるくて冷えました。

3日目

●アンベール城(世界遺産)

象待ち✌

アンベール城塞はゾウタクシーで向かいました🐘 きれいな壁画がたくさんある華やかな宮殿でした。

●ジャイプールからアグラへ移動

●昼ご飯

●タージマハル(世界遺産)

なんと美しい建築物!

一番楽しみにしていたところです!大理石でできた真っ白な宮殿は本当に美しい。ムガール帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンがなき王妃のために一国が傾いてしまうほどのお金をかけて当時は建設しましたが、時代が巡ってこうやって世界からその姿を見るために人々が訪れる遺産となりました。
ここでは、インドの民族衣装サリーを着て歩きました。日本人が珍しいのか視線が熱かったですが、お姫様になった気分でるんるんでした。

●アーユルヴェーダ体験
ガイドさんがオプションで提案してくれました。日本円で8,000円ほど。贅沢に1時間ほどマッサージを受けました。温かいオイルを2リットルほど頭に垂らしてくれリラックスできます。気がついたらインド風ヘアに髪を結ってくれておりテンションが上がりました!

アグラ泊:サウラホテル アグラ

象さんの水浴び噴水

この日はホテルで夜ご飯を食べました。インドなまりの英語が聞き取りにくくて注文も一苦労ですが、伝わると嬉しい。

4日目

●アグラ城(世界遺産)

広大な敷地で散歩も楽しめました

ムガル帝国時代の要塞です。タージマハルを建てたシャー・ジャハーンが幽閉された場所でもあります。

●アグラからデリーへ移動

●昼ご飯

いろいろ食べれて本当に嬉しい

最後は中華かインド料理かを選べると聞き、迷わずインド料理を選択。ここのビリヤニは本当に美味しかったです。周りには日本人の姿もちらほら。

●インド門(車中から)

戦没者の慰霊碑

●クトゥブ・ミナール(世界遺産)

圧巻の大きさ

ヒンドゥー教とイスラム教が融合されているのでそれぞれの要素を探すことも楽しみのひとつ。

●フマユーン廟(世界遺産)

タージマハルの見本となったそう

赤砂岩と大理石でできた皇帝の霊廟。左右のコントラストが美しい。

●友人と夜ご飯

最後は少しインド料理から離れて..

インドに駐在している友人と空港近くのエアロシティで夜ご飯を食べました。このエリアに入るために荷物検査があるほど警備が厳重で日本人の姿も多く見受けられました。友人は多忙を極めていましたがインドで元気な姿を見ることができ良かったです。

●ラウンジ断念
深夜便だったのでラウンジでぬくぬくすることを楽しみにしていたのですが、受付の列が長く裁きも悪かったので、これは待たないほうがよいと英断。代わりにお土産を見ていましたが、どれも空港価格で目を伏せたくなるものでした。しかし、スーパーやコンビニに寄ることができなかったので、泣く泣くここでお土産をそろえました。

5日目

●成田へ帰還
返りの便はエアインディアだったのですが、本当につらかったです。。寝心地も悪く腰も痛いし、トイレは紙がなく(?)、座席の画面は一切反応しないので、暇つぶしもできませんでした。なんだかだんだんとお腹の調子が悪くなっていく予兆を感じました。

●成田に着いたが、、
成田に着いて二人でトイレへ駆け込み。日本のトイレだ~と感動するもつかのまお腹の痛みがひどくなりました。次いで、吐き気や熱っぽさも感じるように。税関を通る前のベンチで葛根湯と解熱剤を飲み、20分ほど休んで少し回復したかなと思って歩くと、やはり調子がなんだかおかしい。これはまずいかもしれないとドキドキ。早くお家に着いてほしいと必死に願いながら駅に向かいました。外に降り立つと感じる日本の暑さは本当に苦しいものでした。これだけで体調の悪化が進んだ気がします。

お家へ向かう快速に乗りながらうんうん唸っていましたが、3駅進んで吐き気が深刻になりもうダメだと思い、どこどもしらぬ田舎の駅で降りてベンチにパタリと倒れました。。その後は、夫が救急車を呼んでくれ病院に運ばれ、診断結果は「小腸炎」でした。この日から3日間ほどは発熱と下痢が続いて身動きが取れませんでした泣

インド旅行中やフライド中に倒れなくて本当に良かった。。調べてみると、インドは帰国後の下痢が多いらしく、4日間の行程が日本人の限界なのかもしれないと思いました。
ちなみに、病院でもらった処方箋は「ミヤBM錠」というもので、これは私がインド旅行中も毎食後欠かさず飲んでいたものでした。その他にも食前には漢方も飲んでいたので、薬をもってしてもインドの料理は身体にこたえたようです。

持参して正解だったもの

●ポスト プー ドロップス(携帯用トイレの消臭剤)
ユニットバス型はトイレ後の臭いが気になってしまうもの。ということでイソップの消臭剤がおすすめです。アロマのいい香りに一瞬で変えてしまうのでトイレの度にお互い使っていました。

●トイレットペーパー
観光地はないところが多かったです。ツアーで五つ星ホテルを選択したのですが、トイレットペーパーが最初から切れかけていたので、大人二人ですぐに使い果たしてしまいました(予備はない)。

●虫除けスプレー(強め)
インドは蚊が多い。。それも色がきつくてでっかい蚊。山で見るサイズがうようよ飛んでいます。私たちはイカリジン15%以上の虫除けスプレーを購入して持って行きました。日本でめちゃくちゃ刺されやすい私ですが、インドで刺された数は1つです(ショック)。ちなみにインド人からは推奨は20%と言われましたが日本で見かけないです。

●除菌シート
インドのレストランは紙ナプキンが用意されていないところも多くて、汚れた手を拭くことができません。なので自分たちで持ってきたシートでこまめにふきふきしていました。

持参したが不要だったもの

●サングラス
買って持ち歩いていたのですが、雨期のインドは曇りがちでそこまで太陽にさらされることはなかったです。

概算費用

飛行機:約11万
ツアー(入場料・ホテル・食事付き):約9.5万
お土産(自分たちへの記念品含む):約8.5万
食事(1日目と4日目の夜ご飯):約0.5万
チップ:約1万 ←あげすぎ笑
アーユルヴェーダ:0.8万
ワクチンと薬:約4.5万
e-visa:約0.3万
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★ざっくり概算36万(一人)

振り返り

初めてのインドはツアー一択です!

今回ガイドさんに導かれるがままの甘々ツアーだったので一切苦労しませんでした。ガイドさんから例えば象使いにあげるチップはこれくらいと相場も教えてくれるので助かりました。日本人を見つけると寄ってくる人も多いので、ガイドさんが追い払ってくれたりもしてくれました。
加えて、目に見える異世界は気になるものだらけ!そんな時、気になったらすぐ横にいるガイドさんに聞けば解説してくれるので、納得しながら歩いたり感じたりできます。
また、ガイドさんおすすめの写真スポットで写真を何枚も撮ってくれたので、二人の笑顔で楽しそうな写真がたくさん増えました。これは二人だけで行っていたらできなかったことです。

インドを乗り越えたことで夫婦の絆も強固になりました('-'*)
おバカになるミッションも果たせたので言うことなしです。
人生観については、、ツアーでぬくぬくな生活を送っていたので変化はないですね。大学時代に東南アジアにもよく行っていたので、少しは耐性があったのかもしれないです。
ただ、インド人の気の強さには驚きました!誰も道を譲らないしクラクションを鳴らしてもその方向を見ずにガン無視です(クラクションは近くにいるよという存在証明らしい)。

今度は南インドに行きたいなぁと思いつつも、味の濃いご飯は一週間ほど食べられそうになく、おじや生活をして胃を休めます。

おむなつき

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