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無痛分娩のお話と出産、産後のレポ

6月17日に第1子を出産した。

元々計画していた無痛分娩の入院予定日は6月20日だったので、予定より早く産気づいたことになる。

そんなドタバタ出産をした私が、無痛分娩を選んでやってみた実体験からお伝えしたいことをつらつら綴っていく。


まずは、計画無痛分娩の話

手順

 入院日に産院へ行き、朝から子宮口を柔らかくするお薬を飲む。バルーン(子宮口開くやつ)装着。夕方に腰に麻酔を注入する管を入れる処置。
その日は一旦これで終わり。

次の日から促進剤注入。陣痛が来たら一旦耐えれるまで耐えて、無理になってきた&医師のOK出たら麻酔を入れていく。

子宮口全開になったら自然分娩と同じように産む。

入院日の決まり方

まず、計画無痛の日程の決め方だが、初産の場合は39週、経産婦の場合は38週のどこかで予定される事が多い。

が、産院によってはギリギリまで予定日を決めない場合がある。37週以降いつ産まれてもいいよ、というタイミングになると、子宮口が出産に向けて準備し始める。その子宮の状態によって日付を決めたり。

特に初産の場合、なかなか産まれてこないパターンがある。予定日超過はよくある話で、仮に39週で入院し、処置後促進剤を使用しても陣痛がつかず数日分の入院費が加算され一旦返されるパターン。
これはママにとって心身ともにしんどいんですよね。早く産みたいのに…お金かかるのに…って。
これはよくある話で、私自身医師からしっかり説明を受けた。

なので、計画無痛をしたい人は、産院がどのように入院日を決める方針なのか確認しておくと良い。

初産でも無痛分娩可能か確認が必要

産院によっては初産の場合計画無痛出来ないところがある。これは入院日の決まり方にも書いた様に、促進剤を投与しても陣痛が付きにくくかえって母体と赤ちゃんの負担になるリスクを懸念している、ということみたい。
なので産みたい産院を見つけたら初産婦だけど計画無痛出来るかの確認を早めに行うと良い。


麻酔科の医師が常駐しているかどうか

これはしっかり確認を。
麻酔科の先生が常駐していない場合、麻酔無しの分娩になってしまう可能性もある。
絶対無痛がいいのなら、麻酔科常駐の病院へ。
ちなみに私の産んだ病院は常駐してなかったところです。通うのに近すぎて選びました。(近いの大事)

計画無痛のメリット

これはもう日程が決まっていることで予定が立てやすいってこと。ウチみたいに夫が前もって休みを取って里帰り先に来やすかったり。あとはママたちも心の準備がしやすいこと。
ただし、計画してもその前に産まれる可能性もあるし、逆にまだ産まれなくて一旦おうち帰るパターンもあるので、そこはしっかり了承すること。

痛みは完全に消さない

陣痛の痛みってリズミカルで、最終的にそれに合わせて力むからすごく大切。なので完全には消さないように処置されます。

計画じゃない無痛分娩もある

端的に言うと、産気づいてから産院に行き、無痛処理してもらって産むパターン。陣痛を経験してみたいけどピークの痛みは怖い人とか良いかもしれない。
こういう病院は麻酔科の先生常駐パターンが多いかも。我が子が産まれてきたいタイミングで出てきて欲しい人にはもってこいのサービス!
だけど、スピード出産だと麻酔いらないかもしれない(お金は確実に浮くよ)

帝王切開のリスクはどの分娩でも付きまとう

これは自然分娩でも無痛でも一緒で、なかなか産まれてこない場合お腹切ることはあるよってこと。
無痛は特に痛みが消える分、踏ん張るタイミングが分からない事があるから時間かかる人も中にはいる。

余談①¦産院のクチコミの調べ方

ママリというアプリで産院名検索して見るといいかも。結構出てくる。Googleとかも口コミあるだろうけど、一応。

余談②¦SNSとの付き合い方(たまひよアプリがオススメ)

妊娠出産関連ってなんで?ってくらい叩かれやすいので、ママ垢的なものをしたい場合、SNSは選んだ方が良い。Xだけはやめといた方がいいと思う。
個人的にはある程度閉じられた中で同じ状況の方とやり取りできる環境がいちばん良かった。

いちばん救われたのがたまひよのアプリ。
出産予定日を登録すると、同じ出産月の方が入れるルームという場所がある。簡易的なXみたいな感じで呟けるし、コメントやいいねの機能もある。みんなで励ましあって、同じくらいのタイミングで出産していく。産後もそのまま使用出来る。赤ちゃん育てていく上での情報交換も可能。もちろん、パパさんも登録OK。


ドタバタ出産レポ

つらつらと書いたが、私の場合計画無痛予定日より早く産気づいたパターンで出産した為、その流れを書いていく。

16日朝
おしるしと軽い生理痛。
おしるしはもうすぐだよーって合図なので、あれ?と思う。まってくれ。

17日深夜1時
お腹の痛みで起きる。激痛の生理痛。
1分くらいで痛みがひく。でもまた痛くなる。
陣痛カウントで間隔を見ると15分~20分。だんだん10分に近づく。
痛みが来るから全く眠れない。そのまま朝まで耐える。

朝7時頃、10分間隔だったので母親を起こし病院に電話。とりあえず来てくださいと言われ、母と産院へ。子宮口3cm開いてた。そのまま入院決定。
夫に連絡。夫、慌てて新幹線飛び乗る。

医師から、元々の入院予定が20日だった為、麻酔科の先生に来て貰えるか今から頼んでみると言われる。頼む、来てくれ。

昼頃夫到着。腰さすってもらう。そこじゃない。

麻酔科の先生来れるけど18時頃になると。
頑張る。頑張って耐える。

17時頃、お腹の痛みが増して変わる。
お尻から何かを猛烈に出したくなるような痛みが加わる。例えると、強烈な下痢になった時耐えられない便意が来ると思うんだけど、それ。赤ちゃんが降りてきて、尾てい骨を押してる?骨盤開いてる?痛みらしい。

子宮口見てもらったら6cm。完全に本陣痛入ってた。これがほんとに我慢できなくて、痛みが来る度に叫んでた。(5分間隔で痛みが来てた&実は破水もしてた)

18時、麻酔科の先生到着。
処置後、嘘みたいに痛みが消える。けどお腹の中から押される感覚は残っていたので、一応いきみ逃しはする。

麻酔しててもどんどん痛みが増す。麻酔追加。
子宮口全開、麻酔が効かない痛みが下腹部にあったけど、全然余裕。やっと産めるから頑張る。

最後の最後でなかなか頭が出てこれず、吸引する。娘誕生。私号泣。ほんとに人間が入ってた。

ちっちゃくて元気に泣く娘抱っこさせてもらって、世界一幸せな気持ちになる。

ちなみに産後暫くは会陰切開の出血多かったから歩けなかったです。座るのも無理。フラッフラゼェゼェでした。
そして無痛すると排泄できるようになるの時間かかるかもです。3日目にやっと自力でできた。

産後のリアル話


ちなみに、 無痛してても産後の身体の回復って時間かかります。何ヶ月もかかります。産んですぐは女性ホルモンの急激な変化で一旦おかしくなります。これが世に言うマタニティブルー。大なり小なり必ず来ると思っておいた方がいいです。
私は産後自律神経がぶっ壊れ、頭おかしくなりました。(今は良くなってきてるよ。)
昔体壊した時の症状が再発しました。体がボロボロの中の育児は本当に大変で、新生児~生後1ヶ月の記憶がごっそり抜けてます。

だから、写真と動画だけは沢山撮っておいてください。

それと、産む時に赤ちゃんが出てきやすいよう、筋肉を緩めるホルモンが出る関係で、産後の女性は筋力がリセットします。なのでホルモンがある程度整ってくる3ヶ月以降までは腱鞘炎が酷くなります。私は全身痛かった。整骨院OKになったらぜひ通ってください。体は資本です。

そしてパパさん達は赤ちゃんが出てきてやっと活躍できるようになります。奥さんがもし元気そうに見えていても、それは気力と産後ハイなだけです。身体は想像以上にズタボロです。産後に無理させると本当に大変なことになります。
直接奥さんを労って支えること、睡眠不足でしんどいけど赤ちゃんをいっぱいお世話して愛でること、やっとできます。
新生児微笑、可愛いよ。にこってしてくれるよ。

育休取れるだけとって、いっぱい支えてあげて欲しいです。

そうするとね、
奥さんはパパさんを大好きになりますよ。
支えないと、すごく大嫌いになります。笑

おむ




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